
先日は箱から出して、ちょっと見ただけでしたが、今日は裏のチェックなどもしました。
でもどったといっても、元々あちらのモノだったのもいろいろ入っています。
晩年の母は、着物を着る回数が減っていましたから、私が結婚して家を離れてからは、
着物を着ているのを見ることは、お正月とか冬の寒い時期とかだけになっていました。
なので私の知らない紬、小紋なんてのもいろいろ増えていたわけです。着道楽さんでしたからねぇ。
そしてトップの写真は、こちら横浜から行ったったものではなく、あちらのいとこの娘さんの昔着物、
昔と言っても、20年くらい前でしょうかねぇ。附下です。
やはりどことなく「京風」だなぁと感じるのは、身びいきかしらん。地色の紺がまたいい紺で…。
花は近くで見ると、いろんな色が薄く入って立体感を出してます。
こういう色にありがちな、肩線や折れたところのヤケはありませんでした。
わーい…と喜んだんですが、何回か着ているようで、衿の折れ線だけが「あぁぁぁ」の色変わり。
まぁ衿なら仕立て直しで何とでもなりますからいいんですが…異やその前に…ワタシにゃ着られんだろって。
そしてこれは母の羽織…というより、たしか私にと思って、反物で買っておいたものだと思います。
私が「いらない」と言ったかすかな記憶が…。なんとゼータクを言ったことか…ごめんなしゃいです。
で、京都に行ったらしいです。 今ならいいなぁですが、ちと丈が短いですわ。
丈は出せますのでこれも仕立て直し。
そして、これも向こうからのもので、その「娘さん」の十三参りの時の着物だそうです。
なんというか…ちと私の好みから外れます…って、着るわけじゃないですが。
ぼんやりしていますが、地は薄いグリーン、それに柄が「朱色」です。
寄ってみると、実はこんな柄。こうしてみるとかわいいですけどね、なんで緑に朱かなぁ…。
こんな感じの方が…なんてちとお絵かき。
まぁ十三歳…ですから、子供っぽいほうがよかったのかもですが、
本裁ちですから、成人してからも小紋で着られますからねぇ。
結局この着物は、大人サイズに仕立て直されることもなく、そのまま保管されていたようです。
人様から頂いたものにケチつけちゃいけませんが、好みはやっぱりありますよね。
それでも、何やかや言ってもちゃんと「附下小紋」の染付で、肩先で柄が向かいあってます。
これはお嫁入り先を探さねばなりませんね。
そしてガッカリの一枚。これもあちらからきたものですが、
見ての通りの「シミもよう」…よりにもよって真ん前のど真ん中…。
ほかに衿のまわり、袖にもおなじようなシミがあります。
今回いただいたものは、ほとんどがダメージがないか、ごく少ないのでありがたいのですが、
これともう一枚だけは、着物としてもうちとムリ…でした。
この薄紫は一越に染…なんですが、なんとも不思議な染で、色無地ではありません。
ぐっとよって写してみると…いろんな色がエアブラシで重ねたようになってぼかしてあるのです。
光の当たり具合によって陰影ができると、いろんな色がでるので、
色無地とは言えませんし、おもしろい染です。
状態がよければ、羽織にしたかったとおもうのですが…。
解いて置いてみて、なんとか上着にならないか、調べてみようと思います。
たまたま立ち寄ってくれた友人が、私が着物を触っているのを見て、
「あーほっとした」と言ってくれました。
風邪がまだ完治せず、あいかわらずのダミ声なのですが、着物触る気になってりゃOKよね、と。
ほんとそうです。
仕立て直しと言ったって、順番待ちがたくさんあって…お財布と厳しい相談をしながらですが、
今回のものの中の紬は母のもの、すぐにでも着たいので最優先で…と思います。
先日から呉服屋さんが、風邪のお見舞いがてらお茶しに行くよー、と言ってくれているですが、
とにかくまだ咳がとまりきらないので、風邪をうつしたら申し訳ないと思って、延ばしてます。
が…こういうものを並べてしまうと「おいでぇ」といいたくなる…んですよねぇ。
うつってもよければおいでぇぇって、なんてムセキニンな…。
着物に触って元気もらってます。ぼちぼちいきますね。
私は 気管支が弱く 喘息も有るので 咳対策と 春からは花粉症対策で マスクは一年中必需品です。
あの紺色 良いですねぇ~
とんぼさん 私の成人式の振袖と高校生の頃の振袖 従姉妹に貸し出して 染みをつけたとかなんとかと聞かされ 35年ほど もう所在がわからなかったのに 従兄の孫が 来年の成人式に着ると写メが送られてきました。
咳って疲れますよね。
私も気管支は弱いほうなので、風邪だといつも
咳が残ります。回数も出方もかわってきたので、
もう少しと思います。
まぁ振袖さん「ご無事でなにより」でしたね。
大切にすれば親子三代きられるものですから、
見つかって何より。
そしてお若い方が「着る」といってくださることは
うれしいことですね。
それにしても「放浪の旅」してたんですねぇ。
風邪は万病のもと、のんびりお過ごしくださいね。
70に手が届くのですが…まだ 縫い物は大丈夫!でも あの娘用に してしまうと もう 他の娘達には着せることができなくなる…と 私に 悪い…と言ってきたので…私としては所在がわからなかった振袖さん達ですし どうしても 着たいとの話で 仕立て直しを喜んで許可?しました。 古いものなので 何か 髪飾りでも作って贈ってやろう。そう思っています。
ようやく「ひろげたりしようか」という気持ちに
なってきました。
まぁ疲れる風邪で…気管支炎手前までいきましたわ。
もう少し…と日々思っています。
私も障碍者の方の浴衣を、二部式で
仕立てて差し上げたことがあります。
車イスだと、座った状態ですから、
お尻でどーんと取られます。
おなかのあたりがもたつかないように、
座った状態で、おなかの帯の下になるアタリを
上手に「つまんで」縫うと、着易いですよ。
車いすとなると、帯びも前とか横…でしょうか。
できれば晴れ着ですから、
後見結びのようなペタンコの作り帯にしてあげると、
背中から帯が見えてステキなんですが。
あ、状況も知らないのに、
ついついよけいなことを・・・すみません。