今日はピーカンに晴れていまして、
まぶしい中、眼をしぱしぱさせながら、午後になって鉢植えに水をやりました。
ついでに道路にも水撒き…、車の段差消しの鉄板もアツアツでしたが、
手で触れるくらいに冷えまして、少しは気分的に涼しいかなーなんて
独りよがりしていましたら、すぐあとに曇っちゃった、なんでぇ!
さて、そのおかしな空模様の下で「解き」をしようと思ったのですが…。
これはもー、衿をはずしたところでギブアップ…。それが上の写真です。
古着って、ほこりが出ますし糸くずもたくさん出るので、
できるだけ玄関先にピクニックシート広げてやりますが、
バサマがいつも言ってました
「解きもんは、からっと晴れた日に陽のあたるところでやるもんや」と。
つまり、湿気があると、古いほど糸がきしむのです。
昭和初期の着物なんて、からっからに晴れていてもきしみますからねぇ。
こんな湿気の多い日にやるなんて、バサマが見たら「アホか」でチョンですね。
でも片付かないのでしかたありません、それで始めたんですが、
まず…絹がなんだかベターッとして手にぬるつく感じ…なんかやだなー…。
とてもしなやかで、カラッとしているところではすごく手触りいいんですが、
湿気があるとなんかぬめぬめする感じなんです。
やだなぁと思いながら始めたんですが、裏は全部化繊。
ついでにもうひとつ、イヤな予感が当たりまして、
長く縫うところは「ミシン」、お~~まいがっ!
なんとか衿ははずしましたが、糸までもがなんだかべたつくんですよ。
おまけにミシン縫いの糸は、糸のカットもたいへんなんですよね。
べたつきは湿気のせいばかりとはいえない感じ。
あげくミシン縫いは、結局針穴がズラリときれいに並んで残る…、
すっかりやる気を失くしまして、たらたらと流れる汗も全部ムダやんか、
と思いながら、早々に切り上げました。
実はこの着物、色柄はすごく私好みなのですが(それもあって解きたかった!)
入手のとき、広げてみたらお尻の下に横一直線に「破れ目」があったんです。
お見事?!
ほかの部分の具合を見ると、どうも着倒して傷んだというのではなさそう。
なんか引っ掛けてぴーっと切れたみたいな裂け方なんです。もったいない。
それが裾から50センチくらいなので、なんとか繰り回しを考えて
解き始めたわけですが、触るのやんなっちゃったなぁ。
幸い、ポリ裏ではありましたが、表が絹のせいか裁ちは普通でした。
ポリの着物の場合は、洋服のように縫い代1センチくらいで、
すべてカットされちゃってる場合があります。
ほかに傷みはなさそうですし、この着物内揚げがなくて身丈165と大きいです。
切り刻まなくても、何か上に羽織るものくらいできそうですね。
和裁もどきで、うわっぱりみたいなものを作ったら、軽くてしなやかで
いいんじゃないかと思います。
そのためにも、なんとか解かないとねぇ…。
次回は湿度の低い日に、再チャレンジしましょう。
一緒に出してきたのがこちら、これは洗い張り後の糸綴状態で入手しました。
広げてみると「羽織」だったんですけどね…。
柄のアップです。濃いところはこげ茶っぽい感じ。
どうも繰り回しの、繰り回しの、そのまた…という感じでして、
まず衿の幅が反幅ありません。こちら反幅との比較です。右が衿。
そしてさらには、上の左「袖」なんです。半分に折ってこのサイズ。
これじゃ筒袖?普通の女性用袖丈の半分くらいですね。
そんなにダメージもありませんし、柄もクラシックでいいんですが、
これも上っ張り、あっ前がありませんわ、んじゃ袖なしでちゃんちゃんこ…。
いいかもしれません。
洗い張り済みで、糸綴のまま入手というのがけっこうあるのですが、
玉手箱じゃありませんが「あけてみなけりゃわからない」わけです。
もっとすさまじい、半分以上ツギアテってのもありましたからねぇ。
筒袖のはんてんでも、できたらまた使えます。
できるだけ「繰り回し」したいものですね。
さて、本日のおまけ…時間なくなってカンタンメニュー。
「とうふのピリリンコ」、なんじゃそりゃ…とうふと鰹節と「コショウ」です。
とうふは水を切っておきます。本日時間ナシで、そのままやったもんで、
すーぐ水が出てきちゃいまして、あわてて食べたというオソマツ。
油はお好み、うちはエコオイルですー。さっぱりしたオイルが合います。
とうふをざっと炒めて、しょうゆを掛けまわし、鰹節削りをドバッとかけて、
うまくからめて、仕上げにコショウ、そしてもう一回からめて出来上がり。
緑色のは「ブロッコリースプラウト」です。
ほんっとにカンタンなんですが、とうふと鰹節にコショウっていう
このミスマッチがいい味です。これ昔、京都のスナックで教えてもらった
「お酒の肴」です。おかずにもいいねぇ、とレシピをカキカキしてきました。
30年来の我が家の「なにもないときメニュー」です。
お試しください。あっ、おとうふは水切して作っても、水がでやすいですから、
作ったらさっさと食べてください。ほんとはお酒飲んでる間なんかないよ~。
まぶしい中、眼をしぱしぱさせながら、午後になって鉢植えに水をやりました。
ついでに道路にも水撒き…、車の段差消しの鉄板もアツアツでしたが、
手で触れるくらいに冷えまして、少しは気分的に涼しいかなーなんて
独りよがりしていましたら、すぐあとに曇っちゃった、なんでぇ!
さて、そのおかしな空模様の下で「解き」をしようと思ったのですが…。
これはもー、衿をはずしたところでギブアップ…。それが上の写真です。
古着って、ほこりが出ますし糸くずもたくさん出るので、
できるだけ玄関先にピクニックシート広げてやりますが、
バサマがいつも言ってました
「解きもんは、からっと晴れた日に陽のあたるところでやるもんや」と。
つまり、湿気があると、古いほど糸がきしむのです。
昭和初期の着物なんて、からっからに晴れていてもきしみますからねぇ。
こんな湿気の多い日にやるなんて、バサマが見たら「アホか」でチョンですね。
でも片付かないのでしかたありません、それで始めたんですが、
まず…絹がなんだかベターッとして手にぬるつく感じ…なんかやだなー…。
とてもしなやかで、カラッとしているところではすごく手触りいいんですが、
湿気があるとなんかぬめぬめする感じなんです。
やだなぁと思いながら始めたんですが、裏は全部化繊。
ついでにもうひとつ、イヤな予感が当たりまして、
長く縫うところは「ミシン」、お~~まいがっ!
なんとか衿ははずしましたが、糸までもがなんだかべたつくんですよ。
おまけにミシン縫いの糸は、糸のカットもたいへんなんですよね。
べたつきは湿気のせいばかりとはいえない感じ。
あげくミシン縫いは、結局針穴がズラリときれいに並んで残る…、
すっかりやる気を失くしまして、たらたらと流れる汗も全部ムダやんか、
と思いながら、早々に切り上げました。
実はこの着物、色柄はすごく私好みなのですが(それもあって解きたかった!)
入手のとき、広げてみたらお尻の下に横一直線に「破れ目」があったんです。
お見事?!
ほかの部分の具合を見ると、どうも着倒して傷んだというのではなさそう。
なんか引っ掛けてぴーっと切れたみたいな裂け方なんです。もったいない。
それが裾から50センチくらいなので、なんとか繰り回しを考えて
解き始めたわけですが、触るのやんなっちゃったなぁ。
幸い、ポリ裏ではありましたが、表が絹のせいか裁ちは普通でした。
ポリの着物の場合は、洋服のように縫い代1センチくらいで、
すべてカットされちゃってる場合があります。
ほかに傷みはなさそうですし、この着物内揚げがなくて身丈165と大きいです。
切り刻まなくても、何か上に羽織るものくらいできそうですね。
和裁もどきで、うわっぱりみたいなものを作ったら、軽くてしなやかで
いいんじゃないかと思います。
そのためにも、なんとか解かないとねぇ…。
次回は湿度の低い日に、再チャレンジしましょう。
一緒に出してきたのがこちら、これは洗い張り後の糸綴状態で入手しました。
広げてみると「羽織」だったんですけどね…。
柄のアップです。濃いところはこげ茶っぽい感じ。
どうも繰り回しの、繰り回しの、そのまた…という感じでして、
まず衿の幅が反幅ありません。こちら反幅との比較です。右が衿。
そしてさらには、上の左「袖」なんです。半分に折ってこのサイズ。
これじゃ筒袖?普通の女性用袖丈の半分くらいですね。
そんなにダメージもありませんし、柄もクラシックでいいんですが、
これも上っ張り、あっ前がありませんわ、んじゃ袖なしでちゃんちゃんこ…。
いいかもしれません。
洗い張り済みで、糸綴のまま入手というのがけっこうあるのですが、
玉手箱じゃありませんが「あけてみなけりゃわからない」わけです。
もっとすさまじい、半分以上ツギアテってのもありましたからねぇ。
筒袖のはんてんでも、できたらまた使えます。
できるだけ「繰り回し」したいものですね。
さて、本日のおまけ…時間なくなってカンタンメニュー。
「とうふのピリリンコ」、なんじゃそりゃ…とうふと鰹節と「コショウ」です。
とうふは水を切っておきます。本日時間ナシで、そのままやったもんで、
すーぐ水が出てきちゃいまして、あわてて食べたというオソマツ。
油はお好み、うちはエコオイルですー。さっぱりしたオイルが合います。
とうふをざっと炒めて、しょうゆを掛けまわし、鰹節削りをドバッとかけて、
うまくからめて、仕上げにコショウ、そしてもう一回からめて出来上がり。
緑色のは「ブロッコリースプラウト」です。
ほんっとにカンタンなんですが、とうふと鰹節にコショウっていう
このミスマッチがいい味です。これ昔、京都のスナックで教えてもらった
「お酒の肴」です。おかずにもいいねぇ、とレシピをカキカキしてきました。
30年来の我が家の「なにもないときメニュー」です。
お試しください。あっ、おとうふは水切して作っても、水がでやすいですから、
作ったらさっさと食べてください。ほんとはお酒飲んでる間なんかないよ~。
ほんとに見たとたんに、キモチが萎えます。
洋服の直しをするときは、もっと面倒だった
気がするんですけどねぇ。
最初から着物は手縫い、という先入観が
あるからでしょうね。
おまけにものすごい古い着物だと、
きらなくても、ちょっとひっぱっただけで、
糸がぱらぱらと切れてくれるんです。
ラクしちゃってますからねぇ。
いつになったら、やる気がおきることやら…。
おくみは少し太めにしたほうが、
いいかもしれませんね。
これはもうあとは紐分というハギレが少々、
それだけなんです。
元は着物だったと思いますが、
よく着たんですねぇ、薄いけどきれいです。
りら様
これは紬です。といっても先染めの糸を
使っているというだけで、
紡ぎ糸は使っていません。先染めの生糸、
だと思います。だからしなやかで、薄くて、
手触りのみ「大島風」です。
糸のよりが甘いらしく、切り口から糸が
ぼわーっと広がります。
絹紡糸かもしれません。
化繊裏は丈夫なかわりに、静電気で
薄汚れますし、まとわりつくし、
表が弱い絹だと、絹負かしちゃうし、
化繊はやっぱり化繊につけるものですね。
「こんなもん直してどうするんじゃ?」っての
我が家にはたくさんありましてねぇ。
私も悉皆やさん、泣かしてます。
「これー…ムリ」なんてのばっかしで。
繰り回しはよく頼みます。
今、ものすごいつぎはぎのじゅばんを
なんとか道中着風、「風」でいいから、と
無理やりねじこんで直してもらってます。
「これ使えんのかい」みたいなんです。
悩んでるみたいで、羽裏のほうが
丈夫そうだって…大丈夫でしょうか。
チーズとごはん、けっこう合いますよね。
それにしても、いいなぁ、オットは、
インスタントラーメン作るのも、
「ナベどこ?」から始まります。
ミシン縫いとは驚きました。
化繊の裏というのも結構あるのですねぇ。
看取り着物を標榜しております私も、悉皆屋さん泣かせです。
きっと悉皆屋さんは「こんなもん直してどうするんじゃ?」と思っているのでは?
でも、今物に無い風合いや色柄(特に縞!)など着られる物なら最後まで着たい!と思います。
今年直した一枚(透けない夏物)など、超絶技巧で直されていた物だったようで、かえって感激されたようでした。
お豆腐の炒め料理と言えば。
ピーマンとモッツァレラチーズを合わせて炒めてご飯にかけるというのが、夫が始めて作ってくれた料理なのですが、意外や意外、なかなか美味しいんです。
仕立てかえの事を考えるとやはり
手縫いでしないと生地が弱りますね。
よく、衿とオクミに裁つ時私は半分に
しますが、オクミを広くして衿幅を狭く
裁たれるところもありますね。
それにしてもちょっと狭いですね~。