このテの柄、あるようでないんです。
たとえば茶屋辻のように、ひとつの柄として確立しているけれど、
それが特定の場所ではないものの連続、とか、
あれこれ街道筋の風景なんだけれど「紅型」とか、
あるいはここに使われている「東海道五十三次」の絵を、
色紙にはめ込んだ感じで入れたりとか…そういうものはよく見ます。
でも、こんな風にすでにある絵をそのままちょいと拝借して、
ちゃっかり模様にしちゃったというのは、それほど見ません。
ちょっと部分アップしてみます。
こちらは左側の上のほう「日本橋」ですね、右は「箱根山」
こちらは左が「渡し舟」、右上は川の「渡し」、
実は、実際の「広重・東海道五十三次」と比べてみると、
いろいろ違うんですね。つまりあくまで「五十三次・風」なんです。
それでいきますと、左の渡し舟は「六郷の渡し」
右上は「興津川の渡し」、こちらは原版もそうですが、
四人でかついでいる駕籠にのっているのは「関取」です。
当時の「渡し賃」はたしか「肩車」でいくら「蓮台」でいくら…
と言う決め方で、体重別の料金はなかったように思うのですが…お気の毒に?!
さて、こんな柄の着物、好き嫌いがわかれるところですね。
実際着て見るとこんなです。
いかがですか?近くで見ると、なにかうるさい気がするのですが、
実際身にまとってみて、少し離れて見るとそうでもありませんね。
使われている「色」のマジックです。
ちゃんと絵が描かれているように見えて、実はブルー、グレー、薄茶、
この三色が主で、あとはアクセントにグリーンとわずかに赤と黒、
多色に見えるのは元の色の濃淡です。
この着物、地色はもう少し濃いめのベージュです。
大きな柄がポンポンあって、一見派手に見えるのですが、
実際には40,50,60代でも着られます。
とても不思議な着物ですね。
ただし「八掛」はきをつけなければいけません。
こういう着物は、特に八掛で着分けないと「借り物」のように見えてしまいます。
今ついているのはこんな色です。
ちょっと明るい目ですから若い人、と言っても40代くらいでしょうか。
ちょっと別の色をあわせてみましょう。
わかりにくいですが、上から「こげ茶・緑がかったグレー・黒」です。
ちょっとかわっただけで、ずいぶんイメージがかわります。
濃い色にするときっぱりとして、ちょっとシャキシャキした人のイメージ。
真ん中の「柄の色目に沿うような薄い色」は、やさしいイメージです。
八掛なんて、ほんのちょっとしか見えないんですが気は抜けないのです。
着物の柄は、呉服屋さんで「反物」を手にとって眺めても、
実際それが着物になったときは、ずいぶんイメージが変わる場合があります。
ただ持ってひろげるだけでなく、必ず鏡の前に立って見てください。
カオにあててまず近くで、そのあとはちょっと鏡から離れて、
これをしないと「反物」だとよかったのに着物にしたら地味、とか派手とか、
自分のイメージと違う結果になる場合がありますから。
そして着物だけでいうなら「八掛」の選び方、全体で言うならプラス「帯」、
最後に小物のあしらいです。こういう着物はどれひとついい加減に扱っても、
ただのうるさい着物になってしまいます。
ちなみにお福ちゃん「ピンクの半襟」ですが、
これはつけっぱなしになっているせいです、すみません。
この着物なら「白」もしくは「ごく薄い黄色系」か「薄いグリーン系」かな?
さて、この着物「着てみたい」と思う方、トライしてみませんか?
じゃじゃ馬柄ですが、着こなせたら人目をひきまっせ。
あっ、まだ全体チェックしてなかった!
たとえば茶屋辻のように、ひとつの柄として確立しているけれど、
それが特定の場所ではないものの連続、とか、
あれこれ街道筋の風景なんだけれど「紅型」とか、
あるいはここに使われている「東海道五十三次」の絵を、
色紙にはめ込んだ感じで入れたりとか…そういうものはよく見ます。
でも、こんな風にすでにある絵をそのままちょいと拝借して、
ちゃっかり模様にしちゃったというのは、それほど見ません。
ちょっと部分アップしてみます。
こちらは左側の上のほう「日本橋」ですね、右は「箱根山」
こちらは左が「渡し舟」、右上は川の「渡し」、
実は、実際の「広重・東海道五十三次」と比べてみると、
いろいろ違うんですね。つまりあくまで「五十三次・風」なんです。
それでいきますと、左の渡し舟は「六郷の渡し」
右上は「興津川の渡し」、こちらは原版もそうですが、
四人でかついでいる駕籠にのっているのは「関取」です。
当時の「渡し賃」はたしか「肩車」でいくら「蓮台」でいくら…
と言う決め方で、体重別の料金はなかったように思うのですが…お気の毒に?!
さて、こんな柄の着物、好き嫌いがわかれるところですね。
実際着て見るとこんなです。
いかがですか?近くで見ると、なにかうるさい気がするのですが、
実際身にまとってみて、少し離れて見るとそうでもありませんね。
使われている「色」のマジックです。
ちゃんと絵が描かれているように見えて、実はブルー、グレー、薄茶、
この三色が主で、あとはアクセントにグリーンとわずかに赤と黒、
多色に見えるのは元の色の濃淡です。
この着物、地色はもう少し濃いめのベージュです。
大きな柄がポンポンあって、一見派手に見えるのですが、
実際には40,50,60代でも着られます。
とても不思議な着物ですね。
ただし「八掛」はきをつけなければいけません。
こういう着物は、特に八掛で着分けないと「借り物」のように見えてしまいます。
今ついているのはこんな色です。
ちょっと明るい目ですから若い人、と言っても40代くらいでしょうか。
ちょっと別の色をあわせてみましょう。
わかりにくいですが、上から「こげ茶・緑がかったグレー・黒」です。
ちょっとかわっただけで、ずいぶんイメージがかわります。
濃い色にするときっぱりとして、ちょっとシャキシャキした人のイメージ。
真ん中の「柄の色目に沿うような薄い色」は、やさしいイメージです。
八掛なんて、ほんのちょっとしか見えないんですが気は抜けないのです。
着物の柄は、呉服屋さんで「反物」を手にとって眺めても、
実際それが着物になったときは、ずいぶんイメージが変わる場合があります。
ただ持ってひろげるだけでなく、必ず鏡の前に立って見てください。
カオにあててまず近くで、そのあとはちょっと鏡から離れて、
これをしないと「反物」だとよかったのに着物にしたら地味、とか派手とか、
自分のイメージと違う結果になる場合がありますから。
そして着物だけでいうなら「八掛」の選び方、全体で言うならプラス「帯」、
最後に小物のあしらいです。こういう着物はどれひとついい加減に扱っても、
ただのうるさい着物になってしまいます。
ちなみにお福ちゃん「ピンクの半襟」ですが、
これはつけっぱなしになっているせいです、すみません。
この着物なら「白」もしくは「ごく薄い黄色系」か「薄いグリーン系」かな?
さて、この着物「着てみたい」と思う方、トライしてみませんか?
じゃじゃ馬柄ですが、着こなせたら人目をひきまっせ。
あっ、まだ全体チェックしてなかった!
随分雰囲気が変わりますね~。
ちなみに私の好みの色は真ん中の
八掛ですが・・・
絵の繋げ方などは上手だと思いますし…
何よりも、この図柄を想いついちゃった人、染めた人、売った人、買った人、仕立てた人、着た人、皆
楽しかっただろうなぁ~
お値段によっては、お譲りいただきたいかもです。
メールでお知らせいただけませんでしょうか?
ゼッタイそうだと思ってました。
そうです、陽花様の好みと雰囲気なら
真ん中なんですよね。
ちなみに私ならとーぜん…黒です、ははは。
不思議ですね、ほんのわずかの部分なのに、
着物の雰囲気も着る人もかえてしまう。
すごいものだと思います。
MH様
おほめいただき、うれしいです。
ほんとにたのしかったでしょうねぇ。
実は少々お高いです。
のちほどサイズ等お知らせします。
かなり「L」タイプですよ。
これが着こなせるくらい 着物に精進したいのですが・・・
手軽なところで始めたいと思います。
まずは トンボ先生のところでお勉強です。
はい、ぜったいそうですね。
お写真しか存じ上げませんが、イメージです。
十分着こなしていただけると思いますよ!
おまけに「裄67」です。あっまだ小さい?
こういう着物は、背が高くて、
かといってひょろひょろではない、
というタイプでないと柄を生かすのが難しいですね。
私は最初に「ちび」で「落選」ですー。