
トップ写真はまたまた無関係写真ですみません。
このところ連日、バケツの水に氷が張るのですが…
今日は持ち上げたら、下がこんなに結晶しかかってまして…きれいでしたけど…さぶいっ!
これだけではなんですので、ただいま順調に開花中の桜の方も…。
ちょっと表に出して、お日さまにあてました。寒いところにおいてあるのによく咲きます。

さて、成人式の写真をあちこちで見たのですが、お一人「しごきもしめました」、
というかたがいらっしゃいました。着物が紺地のしかも昨日と同じ「小紋の総柄」で、
とてもかわいい着物でしたので、赤いしごきもいいアクセントになっていたのですが…。
残念ながら結び位置がちょっと違っていました。
しごきは左後ろに結び目がくるようにまきつけて結びます。
大人になっての「しごき」は、花嫁さんぐらいしかしめませんが、
オシャレに締めるのもかわいいものでした。色あわせがむずかしいところですね。
それと、イマドキの振袖柄には似合わないと思いますが…。
しごき、というのは今では七五三くらいしか使われません。
こんな感じ…、古い写真ですー。

それと花嫁さん、今は「抱え帯」と呼ばれています。
しごきは、紋綸子や錦紗などの地模様があったりする幅の広い長い布です。
抱え帯になると、堅さのある、そうですね、帯地みたいなしっかりした織りの布を
包帯みたいな感じの細さにしたもの。こちらです。帯の下の朱色のもの。
白無垢のときは。もちろん抱え帯も白です。
花嫁さんも昔は黒振袖にやわらかいしごきっていうところもありました。
いずれにしても「しごき・抱え帯」どちらも今は「飾り」です。
元々この「しごき」は、おはしょりをあとから作った時代のもの。
つまり、お引きの着物を着ていて、外出時にそれが地面にスレないように、
腰の下で着物をたくしあげて、しごきを縛ってもちあげたものです。
下の写真を見るとよくわかると思いますが、一番左の人、帯の下がふくらんでますね。
これが当時の「おはしょり」です。
帯も丸帯でいまの倍の幅ですから、その下に縛って下にめり込ませてる感じですね。
(この写真は、資料として当時の着方をして写したものです)

このほかにも、明治時代の写真など見ると、実に不細工にこんもりともりあげてあっても
ぜんぜん気にしていません。
たとえば、時々覗いては楽しんでますこちらの「幕末・明治期日本古写真…」の
「女性」で検索したページ、こちらの
こんな写真
もう一枚こちらも
全体に「おおらか」なんですよね。今は少しきちんと着るのが当たり前になりすぎて、
「自分に似合う着方」まで、考えなくなっているような気がします。
さて、本をめくっていてみつけた子供の羽織、こんな長いのがありました。
子供の羽織といえば小さい短い、という感覚がありましたが、こんなのもいいですね。

このところ連日、バケツの水に氷が張るのですが…
今日は持ち上げたら、下がこんなに結晶しかかってまして…きれいでしたけど…さぶいっ!
これだけではなんですので、ただいま順調に開花中の桜の方も…。
ちょっと表に出して、お日さまにあてました。寒いところにおいてあるのによく咲きます。

さて、成人式の写真をあちこちで見たのですが、お一人「しごきもしめました」、
というかたがいらっしゃいました。着物が紺地のしかも昨日と同じ「小紋の総柄」で、
とてもかわいい着物でしたので、赤いしごきもいいアクセントになっていたのですが…。
残念ながら結び位置がちょっと違っていました。
しごきは左後ろに結び目がくるようにまきつけて結びます。
大人になっての「しごき」は、花嫁さんぐらいしかしめませんが、
オシャレに締めるのもかわいいものでした。色あわせがむずかしいところですね。
それと、イマドキの振袖柄には似合わないと思いますが…。
しごき、というのは今では七五三くらいしか使われません。
こんな感じ…、古い写真ですー。

それと花嫁さん、今は「抱え帯」と呼ばれています。
しごきは、紋綸子や錦紗などの地模様があったりする幅の広い長い布です。
抱え帯になると、堅さのある、そうですね、帯地みたいなしっかりした織りの布を
包帯みたいな感じの細さにしたもの。こちらです。帯の下の朱色のもの。
白無垢のときは。もちろん抱え帯も白です。

花嫁さんも昔は黒振袖にやわらかいしごきっていうところもありました。
いずれにしても「しごき・抱え帯」どちらも今は「飾り」です。
元々この「しごき」は、おはしょりをあとから作った時代のもの。
つまり、お引きの着物を着ていて、外出時にそれが地面にスレないように、
腰の下で着物をたくしあげて、しごきを縛ってもちあげたものです。
下の写真を見るとよくわかると思いますが、一番左の人、帯の下がふくらんでますね。
これが当時の「おはしょり」です。
帯も丸帯でいまの倍の幅ですから、その下に縛って下にめり込ませてる感じですね。
(この写真は、資料として当時の着方をして写したものです)

このほかにも、明治時代の写真など見ると、実に不細工にこんもりともりあげてあっても
ぜんぜん気にしていません。
たとえば、時々覗いては楽しんでますこちらの「幕末・明治期日本古写真…」の
「女性」で検索したページ、こちらの
こんな写真
もう一枚こちらも
全体に「おおらか」なんですよね。今は少しきちんと着るのが当たり前になりすぎて、
「自分に似合う着方」まで、考えなくなっているような気がします。
さて、本をめくっていてみつけた子供の羽織、こんな長いのがありました。
子供の羽織といえば小さい短い、という感覚がありましたが、こんなのもいいですね。

最近は七五三までで、成人式のふりそでには
ほとんど使われませんよね。
かなりおおきいものですし、
いい紋錦紗などだと、けっこうしますよー。
それ以外に使い道がないってのが…です。
あとあとショールにもならんしー。
娘の成人式の時母になんで締めなかったのかと言われたのですが、私はなんだか判りませんでした。
帯の下に付けるけど帯と同じ位高かったと母が言ってました。
はい、しごき染めですね。
いろいろな技術がなくなってしまうのは、
本当に残念です。
なんとかならないものでしょうか。
職人を目指す若者もいると思いますが、
食べていかれなきゃ、ですよね。
技術は、伝わらなきゃそれっきりなんですから。
ああそうですね、グッドアイデアです。
伊達衿ならおかしくありませんものね。
でも177となると…ごめんなさいですねぇ!
子供のものは小さいとばかり思っていたのですが、
これならムダがないし、あったかいし…。
それにかわいいですよね。
和裁の知恵ってすごいです。
もう一つは型染めで写し糊をへらで生地にこすりつける事を言います。
帯のしごきはもう死語になった様なものですが、型染めのしごきも近いものがあります。
型染めで柄を写し糊で仕上げた後に最後に地色をその上から写し糊でしごく事を特に「しごき」と称しています。
ダイナミックなしごきはちょっと前まで蒸し屋さんでもやっていたのです。
最後の仕事ですからそのまま蒸しへ行くと色の定着が良かったからです。
それも最早やる所は無くなりました。
それはそれで豪華なんですが、「しごき」と言っていました
ありがとうございました。トンボさんのブログは本当に参考になります
来年は177センチの人がいます。その人はもう諦めてもらおうかと…(苦笑)
あったのですね~
一反で無駄の無いように考えて
長着と羽織にするなんて昔の人は
本当によく考えていますね。