下のほうに「ひょうたん」が見えます。
つまりこの羽裏の題は「ひょうたんから駒」ですね。
馬はよく男性の和服の柄に使われます。暮らしの中で身近な存在でもありましたし、
早く走るし力も強いし「佳いもの」として位置づけられていたわけです。
筆に薄墨をたっぷり含ませて、さらさらっと描きあげた感じ。私は細密画のようなリアルなものがすきですが、
こんなふうにさらりと描いていて、いきいきとしている絵も好きです。
鞍はつけていませんが、よく見ると細い線描きで「面懸(おもがい)」と「轡(くつわ)」それと、
差し縄か手綱かわかりませんが、もう一本、ほんとにざざっとひいてあります。
なんか楽しそうな顔つき、いや目つき?笑ってるみたいですね。
馬具がついているということは、つまり「乗り手」がいるということですね。
ダレが乗っていたか…これは元々「ひょうたんから駒」の元となった話に出てくる「仙人・張果老」。
日本では「神道」から、奇数をよしとすることが多いので、たとえば「七福神」とか「三薬師」とか
「3、5、7」が多いのですが、中国は「八」で「八仙」と呼ばれる仙人衆がいます。
すみません、八人全部はわかりません。とにかくそのうちのひとりが、この「張果老」です。
自己申告で「数百歳」…だそうで、玄宗皇帝に招かれてさまざまな術を見せたのだそうです。
この「張果老」おじいさんが、移動に使った手段が「馬」、実際には「驢馬」なのですが、
実は、日本では驢馬の飼育はあまりおこなわれてこなかったんですね。
だから故事として伝わっても、驢馬より大きくて身近にいる「駒」、つまり馬を当てはめたのだと思います。
で、この張果老おじいさんは、真っ白な驢馬で移動したのですが、目的地に着くと、
この白い驢馬をパパッと折りたたんで…折りたたんで??「折りたたみ式紙ロバ」?どうやったんだろ…
とりあえず、その折りたたんだ驢馬を腰につるしたひょうたんの中にいれ、また旅立つときは、
この紙驢馬をとりだし、水をパッとかけると、またもとの驢馬になったのだそうです。
つまり「ありえないようなものが飛び出してくる」というわけで、思いもよらない結果が出たり、
軽口でいったことが本当になったり…ということの表現になったわけです。
そう思いながら見ると、このひょうたんのそばには「張果老」おじいさんが立っていて、
今まさに水をかけたところ…このあとあっというまにレギュラーサイズになるわけですね。
ほょょぉ~んと、登場っ!あ…狭いところから出られてうれしくて…だから笑っているような眼なのかもです。
古いものですからそこここに薄いシミもあるのですが、わっ汚い…というほどでもありませんし、
アンティークご承知で、いいといってくださる方がいたら羽裏として使っていただきたいですね。
表はお召しの紋付です。このままでもいけそうですが、イマドキ黒羽織着る男性がいませんからねぇ。
ちなみに紋が「九曜紋」…それで羽裏には「八仙」をもってきたのかな??
襦袢の背中は「七福神」柄だったかもですね。
今日はものすごい雨です。お昼ごろまで…といってましたがなんのなんの…です。
雨の中でも鉢植えは元気。そうそう、このゴーヤのツルみてください、ばねみたいでしょ。
どこかにつかまろうとするちから…ですね。こういうのを見ると、DNAってのはすごいと思います。
こちらは、伸びていったけれどつかまるところがない、あっ曲がり角あった…で、
まがってみたらそこは「手すりの外側、金属のつなぎ目」でした。
まっいっかで、中へ入り込んだんです。きっと中でくりくりになってる…。
引っ張っても抜けないんですよ。
ダレに言われたわけでもなく、今そこでできる精一杯でがんばる…。
このツル、しっかり茎を支えています。
今、たくさんツルが出て思い思いの方向へ伸びて、ぶつかってはそれがなんであれ、
ひたすらしっかり巻きついています。、少し誘導してあげたりしてますが、
生命力といいますか、自然の力といいますか、毎日良いもの見せてもらってます。
ですよね!私もほしいです。折りたたみうま…。
ついでに「折りたたみ犬」とか「折りたたみ羊」とか…?!
ひょうたん、たくさんつるして歩くようですねぇ。
ぽてーっとしておなかかわいいですね。
サラブレットの美しさも好きだけど、
こういう見たことがあるなぁと思えるおんまさんも好きです。
男物ばっかりなのがシャク!
ゴーヤはすごいです。今はツルがあっちこっちで、
毎日「アンタはこっちへいったほうがいいよ」と誘導してます。(きいてくれないんだけど)
ありましたねぇそんなアニメが。
夢があって楽しいですね。
ゴーヤはお天気のいい日は眼に見えて伸びます。
実のなる植物の力ってすごいものですね。
野菜作りの魅力、ちょっとわかります。
なんともほのぼのおうまでしょう。
家畜と人は共にいることで得られる幸せもあるんですよね。
人災による動物たちの被害は、自分で文句言えないだけに、
よけい哀しく思います。
ゴーヤは元気ですわ。頼もしいですね。
実がなるかどうかはまだ未知の世界ですが。
イエイエ、羽裏じゃありません、
その折りたたみ式ひょうたん入りの白驢馬
でも、驢馬入りのひょうたんって重いかなぁ
おまけにそれに掛ける水も必要となると・・・
何言ってんだか・・・・
そんなもんヤフオクに出てきはしませんよ・・・
それこそ瓢箪から駒・・・・失礼しました
ばん馬がよくこのような優しい顔をするんですよ。
たっぷりしたお腹と少し短めの足、そして顔を見た瞬間ばん馬だ!と笑。
この羽裏を見て癒される馬関係の方や馬好きの方は多いと思います。
ゴーヤちゃんファイト!
そうそう、ハクション大魔王も似ていた
ような・・・ここからきたのかしらね。
蔓ものってたくましいですね。
ゴーヤ順調に伸びていますね。
被災地ではたくさんのお馬さんが命を落としたと聞きました。
泥の中で何日もけがで閉じ込められて、ひとを噛むようになった
お馬さんもいるとか。
こうして見ると、ひとと馬や家畜は密接だったのだと思います。
ゴーヤのつるも「ぴよよよよ~ん」とか、そばに書きたくなるような元気さですね。
がんばって!