新しいパソコンには新しいフォトショップ(エレメンツのほうです)が入りました。
フォトショの操作そのものは、そんなかわっていませんから、
あ、これは前の時のここ、これはかわってない…とわかるのですが、
パソコンそのものがかわっていますから、保存となると「あれっ?」と何度も止まってしまいます。
以前の失敗(主にファイルの整理とか)が、ほんとに後々までめんどくさいことなりましたから、
せっかく新しく始めるなら、最初にきちんと…と。そりゃいいんですが、だからどうする?です。
まだまだ悩みはつきません。
とりあえず、試験的に何枚か撮っておいた写真を加工してみました。
できましたよ、最初の1枚。テレビの画面なのでフォーカスきてませんが。
「あ、あれ」とお分かりの方もいらっしゃるでしょう。NHKの朝ドラの一場面です。
番組は真面目に見ていないのですが、たまたま黒振袖が映ったので慌ててシャッター切ったわけで…。
ブレブレなのはそのせいです。
フォトショだと、元のピクセルでみられるので、こまかいところまでよく見えます。
ま、ピント合ってないのにいうのもなんですが…。
こういう場面を見ると、やっぱり日本人なら「和装の花嫁さんだよねぇ」と思います。
白無垢もいいですが、昔ながらの黒振袖は凛として華やか!
大きく出したオーソドックスな結びの赤い帯揚げ、抱え帯。
いまさらながらに、あたしも黒でやればよかった…(白髪頭になって何を言うとるか)
大きくておめでたい柄は金の縁取りや刺繍で、地の黒とお互いに引き立ってあってますね。
すわっている太ももあたりを見ると、赤い色が見えます。袖口からも少し赤いものが見えています。
大きな画像だとよくわかるのですが、赤い着物との2枚がさね、つまり「襲の着物」です。
明治から昭和に至るまでの間、着物の歴史の中ではほんとに短い間ですが、
いろんなこと(社会の状況も生活習慣も)が大きく変化しましたから、
同じ時代でもお引きずりだったり、戦争中は留袖代用だったり、
花嫁衣装にもいろいろあります。ドラマの時代考証は大変でしょうね。
今、仕事のための片づけで、我が家のわずかばかりある黒振袖は、
すでにあちらに運び込んで「箱の中」…早く広げて風に当ててあげたいものです。
さて、もうひとつ気が付いたこと、花嫁さんの後ろの飾り物。
猫足の台に松や梅、鶴もとんでますね。どこかに亀もいるはず。
つまり「おめでたい飾り物」です。これが「島台」、どかで聞いた…
ずーっと以前に「お雛様」のお話を書いたときに出ました。
京風のお雛様の「三人官女」、真ん中の人が持つのが「島台」です。
関東は「三方」を持ちます。
上の婚礼の舞台は、確か東北だったと思うのですが、なぜ京都じゃないのに…ではなくて、
もともと島台というものが、今のようなお雛様より歴史が古いわけですね。
島台についてはあまり詳しくないのですが、もともと婚礼や結納といった
おめでたいことに飾られる「作り物」、今でいうなら「ジオラマ」のように、
松の木や鶴亀、道具類などをしつらえて飾ったもの。
もっと辿っていくと、最初は風景を切り取ったような箱庭的な飾りもの(吉祥の要素はあり)で、
更にそれが「蓬莱伝説」、つまり不老長寿などの伝説の要素が入ってきて、
今のような形になって残ってきた…ということのようです。
だから結納や婚礼などに使われるようになったのですね。
今や結婚のカタチも様々です。結納はまだなさる方もいらっしゃるのでしょうね。
結婚は親が決めた時代は、その話を持ってきてくれた人が「仲人」、
恋愛結婚が主流になってくると、これ、私の時代ですが、仲人さんは話が決まってから、
職場の上司とか先輩などにお願いする…これが「頼まれ仲人」。
今は仲人さんをたてない結婚式もあるようですね。
仲人さんがいると、ちゃんと結納しなきゃ…で、りっぱなしつらえでお迎えするわけです。
私も結納やってますが、まぁこれでもかと三方の上に縁起物をあれこれ並べましたね。
かつては実際に包みの中には「品物」が入りましたが、私のころはすでに形だけ。
紅白、金銀、きらびやかで厳か、でも中身は全部紙、とっておいてもそれ以上何にも使えない…。
今の時代、いくら縁起物、しきたりと言っても「なんか…なくてもいいような」なんてね。
私の時にはせまい部屋で、ひざつきあわせるような結納でしたから、
それこそ「島台」なんて飾りませんでしたけれど、ムダ、なくてもいい、と思っても、
実際にそういうことをやってみると、なんといいますか気持ちが引き締まって、
さぁこれでお嫁に行くんだ…と、そんな区切りとでもいうような思いがしました。
そういう意味では、今の時代であっても、いいものなんだけどね、という気にもなります。
さて、写真もなんとかなりそうです。
年賀状にもまにあいそう…と思っていたのに、突然プリンターが壊れました。
もぉぉぉぉ…。いろいろ調べましたが、取説をみても、メーカーのHPをみても、
「こういう時は故障です。メーカーに修理依頼を」なんです。
父が「今年で年賀状を最後にしたいので、そのことを書いていれておいて」と言いましたので、
「高齢のため、年頭のご挨拶は本年をもちまして云々」と、入れたのです。
ここまできてぇなんでこうなるぅ…と、へたっています。なんとかせねば。
今年は年末までトラブル続出、来年はお願いだから何もこわれないでほしい…。
ご家族様も、お元気で何よりです!
島台、初めて知りました。
初釜で嶋台のお茶碗でお濃茶をいただき10年。
何故嶋台と言う名前の茶碗なのか考えもせずに、美味しく喫しておりました(^^;;。
ジオラマの島台から来たおめでたい言葉だったのですね。 ありがとうございます。
これからも、いろいろな日本のこと、書いてください。楽しみにしております。
(うちのプリンターも年賀状印刷直前に壊れました(T ^ T)
ご無沙汰いたしました。
なんとか無事で暮らしております。
何かと季節感が薄れ、かつての行事やしつらえが
姿を消している日本ですが、残ってほしいものもたくさんあります。
いろいろ書いていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
プリンター、とにかく急がないとなので、今のインクが
使える同機種のものを急ぎ、購入しました。
さきほどようやく設定したところです。
高いインクが何個も無駄になるかと思うとシャクで??
家電品だとロクに取説も読まないのに、今日はすみずみまで読んで、
パソコンに誘導してもらっての設定でした。
くたびれ果てて、自分の年賀状はまた明日…です。
お久しぶりでした。
お元気そうで何よりです。とんぼさんのお話がまた読めるかと思うと嬉しいです。
今年はせっかくの新しいことのスタートの年でしたのにとんだことでした~
私も入院やら何やらといろいろなことがあって気が付けば年末という年でした。
また楽しみに伺いますので頑張って下さい~
お久しぶりです。
忘れずにいてくださって感謝です。
入院なさったのですか。こんな年にさぞ大変でしたでしょう。
くれぐれも予後を大事になさってください。
ほんとにたいへんな年になりました。
ガマンと辛抱、コロナをねじ伏せるまでがんばりましょう。