あの銘仙と同時に入手したもの。どちらも「こんなにお安くていいんですか」…な価格でした。
こちらは、男物じゅばんにはよくある「書籍やパンフレット」の類の柄です。
一般庶民に「旅行」という娯楽が広まったのは、江戸時代といわれていますが、
いわゆる「物見遊山」、物見、はそのままいろんな名所旧跡、名物などを見ること、
遊山は山歩き…ではなく、この「山」は、お寺のこと。つまり「山号寺号」の「山」ですね。
江戸庶民は、「講」を作ってお金をため、伊勢参りや京見物、富士登山などしていたわけですが、
いずれも「神仏参り」を含むもの、でした。
さて、この柄ですが、アップしてみますと…
こちちらは屏風だたみになったもの
更に部分アップすると「象頭山金比羅大権現」、つまりこんぴらさんですね。
それの何かというと、どうも「宿の紹介」みたいです。
こちらの絵は場所の絵が入っていますが、やはり「宿情報」のようです。
今のネットでいうなら「じゃらん」みたいなもの?
中に異色のもの「唐土名勝図」、唐土は「もろこし」と読みます。
つまりこれは「中国の観光ガイドブック」ですね。これは、実際にある本です。
これには「浪華心斎橋 龍章堂書房」とあります。この本屋さんもほんとにあったみたいです。
今、本屋さんの「旅コーナー」に行くと、それはそれはカラフルなガイドブックがたくさんあります。
あれを何冊か選んで並べて、こんな風にしたら…アロハシャツにいい柄になる気がします。
さてこのじゅばん、帯には生地が薄いんですけどねぇ…いい帯になりそうでしょう。
ふふふ、自分で悩みを増やしては、ニマニマしながら「困ったねぇ」と言ってます。
旅関係の柄は一つのジャンルとしてあるんですね。
絵葉書であちこちの名所を紹介している柄なんていうのがありました。
しかしとんぼさんのコレクションはすごい!
ぜひまとめてください。
柄についての説明があるのでとても参考になります。
「旅」関係の柄は多いですね。
絵はがきとか地図とか…。
誰しもあこがれるものは、同じなんですねぇ。
いいかげん整理がつかなくなってきています。
困ったもんだといいつつ、ヤメルキハ ナイ…。