ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

伸子張りから始まって…

2012-09-27 22:10:43 | 着物・古布

 

お天気が怪しくなってきました。

台風18号は、陸地をそれたので一安心(伊豆諸島の皆様、ごめんなさい)したのですが、

前線だの、戻り?台風17号が今度は列島直撃だのと、まぁ落ち着きません。

お日様のあるうちに、と思ったり、急に涼しくなったのであわてて長袖を出したり、肌がけを出したり…

なんだかんだであっという間に一日過ぎてしまいました。

伸子張りは、身頃一枚だけ、ずっとやれてなかつたものを済ませました。

縦のシワみたいに見えるのは、スダレの影です。あぁもう少し立ったら、スダレも洗って片付けねば…。

 

これで着分全部きれいになったのですが…麻のつもりだったんですけどねぇ…。

柄はこんな感じ。白っぽいのは色がさめているのではなく、ちょっと透けてるのです。

 

       

 

麻…と思ったんですけどねぇ。なんかちょっとなぁ、なんです。

なんというか、シャリ感が弱いのと、水にぬれたときにへんなまとわりつきがあって。

混じりかもしれません。自分の夏着物にいいかなと思って解いたのですが、これは保留。

じっくり燃焼テストなどで調べてからにしましょ。もう夏も終わりですから。

 

そして、夕食後にやるつもりで出しておいたのですが、お天気悪くてもできるオシゴトは明日にのばそう!

そうそう、あわてることはない…で、写真だけパチリ。木綿のハギレです。

 

       

 

この前少しやったのが左。右がこれから…これでまだ一部です…。

以前にイロイロ小物を作ったりしましたので、こんなハギレがたくさんあるのです。

上の写真の茶色いのでハガキくらいの大きさ。

小さいのはこんな…でも捨てられないのです。

 

          

 

昔から、手芸やカンタン洋裁はやっていましたので、小さな切り落とし(お肉みたいですが)が出ました。

ある程度の大きさがあると、またつなぎ合わせて何かに…と、とっておきましたが、

あんまり小さいのは処分していました。

ところが、ある日「森南海子さん」の本を読みまして…。確か「手縫いの旅」ではなかったかと思うのですが、

東北のある場所で、上の写真のようなたとえばマッチ箱くらいとか、そんなハギレをただひたすら

真ん中に糸を通して、モールのように長くつなぎ、それをまたザクザクと合わせたものがあった…

それが「ふとん」だと言うのです。貧しくて新しい生地も綿も買えなかったために、

指先ほどのハギレもムダにはしなかったと…。それを読んでから、なんだか捨てられなくなりまして…。

確かに、もうどうにも使えない大きさのものは出ます。それは「詰め物」にして使うことにして、

なべ掴みにしてみたり、薄く綿のように収めて花瓶敷きにしてみたり、和紙のハガキに貼ってみたり…。

それでも残っているのが、このヤマ…というわけです。

少しでも大きいものは、アイロンかけて色や柄別に分けて…のつもりが、いつもごっちゃになるし。

ケースを買おうと思っています。そして、おかしな形のものは端っこを切って詰め物に、

平らなところは貼り絵でも何でも使える…と、そう思いまして。

広げてみたら、母がパッチワークに使った残りもありました。

飛騨高山で見つけたハギレ、母が自分の「ひっぱり」を縫った残り、私が見つけた蚊がすりのハギレ…。

ほらほら、また「あぁこれはねぇ」なんて思い出にひたっておぼれて…ムダに時間をすごすんだから。

とりあえず、やることはいっぱいあるのですが、お天気と相談しながら、ひとつずつ片付けたいと思っています。

そうそう、文化人形ですが、大きさなど相談しようと思っていた「依頼主サマ」が、

お姑さんが転んで骨折…私くらいになると、そういう話が次々耳に入ります。

「切らない作り帯」「前結び」「文化人形」ついでにまたお手玉のお話しもあります。

順番に片付けられなくてすみませんが、ゆっくりぼちぼちいきますので、気長にお付き合いください。

とりあえず、今日はこれにて…。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2012-09-28 22:29:14
まあや様

まったくなんていう陽気でしょう。
疲れもたまりますよね。
私は気持ちは元気…でも体がついていかない…で、
まぁガス欠の早いこと…「ハイ、これまでぇ」と、
すぐにゴロたらしています。
くれぐれもご自愛くださいまし。ムリはいけませんよ。
返信する
Unknown (とんぼ)
2012-09-28 22:25:48
石田まゆ様

解くだけでも面倒…なんていわれますけれど、
手仕事は、着物を着る以上着いて回りますものね。
袱紗、今は使い道も広がっています。
いろいろお作りになられて、楽しんでください。

遡ってお読みいただいているようですが、やたらいっぱいあって、
つまんない話も多くて、ほんとにすみません。
なにかしらお役に立つことがあればうれしいです。
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Unknown (とんぼ)
2012-09-28 22:23:03
陽花様

なんとかそれてくれたと思ったら、いやいや前のがね…
なんてことになってびっくりです。
こちらも、横浜の一角で、土砂崩れに弱いところが
この前の雨でやられましたから、
まだ「手当て」もできてないのに、大丈夫かしらと思っています。

ハギレがヤマのようにあって、どうもこりゃ一日がかりだなぁと…。
楽しみながら、ゆっくりやることにします。
返信する
Unknown (とんぼ)
2012-09-28 22:20:41
惠様

着物は洋服と違って、たんすの肥やしにしておいても、
もう着られないからオシマイ…ではありませんから、
たくさん悩んで順番に片付けてはいかがですか?
お金はかかりますが、染め直したり繰り回したり…
いろんな方法がありますから。
返信する
ゆっくりぼちぼち、しかできません (まあや)
2012-09-28 21:24:03
体調がおかしくなり、可笑しくなって笑っちゃいます。
親の食事届をサボり、沈みきった気分を何が何でも引き上げようと焦っております。
とんぼさんの活力に、あやかってだいぶ元気が戻ってきました。
ありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。
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Unknown (石田まゆ)
2012-09-28 00:34:24
ここのところ遡って拝見させていただいているおかげで(前からちらりちらりと拝見しておりました。)着物を解く決意がつきました。
えいやっと解いて知人たちと袱紗を作りました。まだたくさん布が残っているので何かに使いたいと思います。
また参考にさせていただきます!
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Unknown (陽花)
2012-09-28 00:07:20
どちらの台風もそれるから大丈夫と思って
いたのに急に向きが変わりましたね。
今年はなにかにつけて落ち着かない気候
ですね。

小さな布でも繋ぎ合わせば布団になるなんて
知ると尚更むだにできないですね。

あれこれしたい事があっても、のんびり少しずつ
しましょうね。
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Unknown ()
2012-09-28 00:02:04
箪笥の肥やし 
抽斗から出され 積まれている着物を目にし
それでも 好きで買ったものなので
捨てるに捨てられず あげるにあげられず
着る事も 切る事も出来ず・・・
さて どうしてくれよう と考えているだけ

作り帯 前結び  お待ちしております。
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