この扇子は特別古いものではありません。
単なる私の持ち物・・。実は10年ほど前、つまり体質の変わり目??
そのころから「暑がり」になりました。やたらと汗もかきます。
最近は、真冬でも建物、乗り物の中は暖房完備、これが辛いときがあります。
それで、私のバッグには一年中「扇子」が入っています。
大きいほうが好きで男物も使います。真冬はさすがに大きいのでバタバタと
仰ぎまくるのも気恥ずかしいので、一番下の小さいのを使っています。
年中扇子を使うようになり、最初はどこかでもらったのとか、
母がくれたのとか使っていたのですが、やはり自分で選んだのが欲しい・・と
ネットショップ「扇子と印伝の店 コマキ」さんで、買うようになりました。
http://www.k-komaki.com/ です。今のお気に入りは「渋扇」。
かの「鬼平」様も使っていたとか・・。渋扇は柿渋を塗ったもので、
とにかく丈夫です。写真のものでいうと一番上、季節柄ではなく「縁起柄」、
宝尽くしという柄です。おめでたいときにも持っていて失礼にならないので
便利です。その下、白っぽい扇子の柄ははわかりますでしょうか「蟻」です。
蟻が10匹歩いてまして、右上に「今日も一日ありがとう」と書かれています。
まんま「シャレ」ですね。でもこれを広げると、なんていうのか、
毎日誰かに助けられたり、教えられたり、励まされたり・・
ありがとうという思いを改めて思い出します。
伝えられるとき、伝えられない時があるけれど、ゼッタイ忘れちゃいけない言葉
そう思う気持ちもあって、これを常用にしました。
コマキさんの扇子は、開くとほんのり「お香」の香りがして、
それがいつまでも消えません。「ありがとう」扇子は一番よく使うので
さすがにヨゴレが飛んだりしているうえ、旅行のときバッグの底にはまって
少しゆがめてしまいました。それでも買ったときと同じようにパッと開き
小気味よく「パチリ」と閉じます。普段使いはこれと、小ぶりの渋扇の
「唐辛子」柄にしていますが、できれば「季節」とか「着物」に合わせて
いろんな柄がほしいなぁと思っています。
扇子について・・もうちょっと書くつもりでしたが、
「古いハナシ」になりますので「昔の道具・暮らし」で
改めて書き直しましょう。
親父ギャグならぬおばんギャグ。
蟻が10匹 「蟻十!」って今でも時々「蟻」の字を10ヶ書いたりして手紙に使います。
でも、とんぼのすけさんは本当に心遣いが細やかなのですね。
爪の垢 爪の垢 ごっくん。
私も時々どっと暑さを感じる事がありますがすぐに収まります。
冬でも暑いとなると体力を消耗して大変ですね。
どうぞご自愛下さいます様に。
暑いんですよぉ・・。
最近は10月半ばでも着物着たら暑いかな・・と
ちょっと気になるんです。
しつかり扇子持って着なくちゃ!