![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/56/38bea6d05bfcf8696eec0147f847e695.jpg)
ずっと気になっていた白地のかすり木綿、なかなか洗えず、
洗ったら解けず…いや、単にサボってただけですが…。
やっと今日、全部解いてアイロンかけが終わりました。
こうして畳んであるときれいに見えるんですけれど、実はダメージアリ。
たとえばこんなです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/77/f027007411cafbdfd081c19d95efe694.jpg)
右は大きなシミ、それとちょっと分かりづらいですが、
左側の絣部分の真ん中へん、ちょっと絣が間延びしているところがあります。
織りムラなんですが、この絣、ところどころにこれがあります。
きっと昔、町場の呉服屋さんで「お買い得品」で出ていたんじゃないでしょうか。
今でも反物には、B反と呼ばれるものがあります。
わずかな色むらや染のズレ、ちょっとした汚れキズなどで、
正規の価格では売れない、というものです。
ウチでもときどき出しますが、本当にお買い得なものも、
ちゃんとありますけれど、実は最初からB反販売用なんてのも…。
こりゃ裏事情ですけどね。洋服でも「バーゲン品」の中には、
ほんとにシーズン終わりとか、サイズハズレとか、正当な理由で、
本来お高いものが安く売られますが、そのほかに最初から「バーゲン用」に
製作されたものがありますね。それと同じです。
もちろん、なんであれ、自分がよければそれでいいのです。
つまり、それがどういうものかが分かっていて買うなら、
安くてもダメージあっても、うまく使えばいいのです。
でも、本来B反ならもっと安いはず、というものを、
「ほんとなら50万するものなんですよー」なんていわれて、
半額で買ってしまう、なんて、損をしないように「眼」を養うことと、
自分の基準をきちんと決めておくことです。
さて、昨日の「訃報」につきまして、お悔やみいただきありがとうございました。
叔父といいましても、私からしますと正確にはもーちっとややこしい続き柄。
便宜上いつもおじさんと呼んでおりましたので…。
私はそれほど深い付き合いはありませんでしたが、
「おじさん」は京都の人で、ジサマバサマは京都に行くと会っておりました。
それでも実家は今ああいう状況ですので、告別式にはいけませんし、
まぁ電話の時点で、知らせてくれたほうもバサマの状況を知ってますので、
「とりあえずお知らせだけと思って」と言ってくれました。
それでも、行かれなければ行かれないなりに、することはありますので、
ジサマとあれこれやっておりました。
ところで…、最初に電話を受けたのは私だったのですが、
それが実家に行っているときで、バサマがそばにおりますし、
電話の相手は「今のおばちゃんには聞かさないほうがいいだろうから」と、
気を遣ってくださいまして、手早く「亡くなった」ということと、
自分たちが行ってこちらのことを言っておくからと、
それだけで切りました。私も「亡くなった」とか「お葬式の日時」とか、
バサマにはあまり聞かせたくありませんでしたので
「あらま、それじゃよろしくお願いします」とだけ。
外出から帰ったジサマには、台所でササッと話しましてジサマもびっくり。
バサマの前では電話もできず、そのままになっておりまして、
私は私で自宅にもどってから急いでイトコに電話くださいとメールを送りました。
夜になって「お通夜に出ているのでメール気がつかなかった。
今夜は遅くなるから明日」と、返信、次の夜また「ゴメン、お葬式で遅くなる」。
イトコは私より更に、亡くなったヒトとはつながりが薄いのです。
それでもお通夜も告別式も行ったんだ…と思っていましたら、
ようやく連絡があって、聞けばまーったく違うお葬式、それも二件別々。
「えぇーっあのおじさん、亡くならはったんか、いやぁ知らへんかったぁ」
これじゃおじさんの亡くなった状況もわかりません。
そして今日、バサマの甥っこが、近くお見舞いに行くからと、
バサマに電話してきたそうで、そのときの話しで、バサマはその甥っこから、
「おじさん」の訃報を聞いたわけです。
「いつやったん…そりゃかわいそなことしたなぁ…そうかぁ…
行かれへんかったけど、こっちも年やしなぁ…」と、ひとしきり話していまして、
そのあといつの何時ごろに行くからとかなんとか、お見舞いの話しをして、
それで切ったそうです。訃報を聞いてもあまりショックではなかったようなので、
ジサマはホッとして「ところでやっちゃん(亡くなったヒト)、
病気してたわけでもなかったのに、急だったねぇ」と言ったら、
バサマ「何の話や?」…。バサマは、一番かわいい甥っこが見舞いに来るという、
そっちのほうが大事で「訃報」のほうはぜーんぶ忘れてましたそーで。
「そんな話ししてへんでぇ」…。
というわけで、私もジサマも、とっくにお骨になっているはずの
おじさんの最後の様子がいまだになーーんにもわかりまへん。
先年奥さんを失くして、一人娘も結婚して外に出ていて、
昔ながらの広ーい屋敷に一人で住んでいました。
さみしかったろうなぁと思ったり、
今のジサマバサマの様子を思い浮かべたりして、
自分の行く道をふと考えたりしたとんぼでした。
とりあえず、ウチはひろーい屋敷でなくてよかった…!?
洗ったら解けず…いや、単にサボってただけですが…。
やっと今日、全部解いてアイロンかけが終わりました。
こうして畳んであるときれいに見えるんですけれど、実はダメージアリ。
たとえばこんなです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/77/f027007411cafbdfd081c19d95efe694.jpg)
右は大きなシミ、それとちょっと分かりづらいですが、
左側の絣部分の真ん中へん、ちょっと絣が間延びしているところがあります。
織りムラなんですが、この絣、ところどころにこれがあります。
きっと昔、町場の呉服屋さんで「お買い得品」で出ていたんじゃないでしょうか。
今でも反物には、B反と呼ばれるものがあります。
わずかな色むらや染のズレ、ちょっとした汚れキズなどで、
正規の価格では売れない、というものです。
ウチでもときどき出しますが、本当にお買い得なものも、
ちゃんとありますけれど、実は最初からB反販売用なんてのも…。
こりゃ裏事情ですけどね。洋服でも「バーゲン品」の中には、
ほんとにシーズン終わりとか、サイズハズレとか、正当な理由で、
本来お高いものが安く売られますが、そのほかに最初から「バーゲン用」に
製作されたものがありますね。それと同じです。
もちろん、なんであれ、自分がよければそれでいいのです。
つまり、それがどういうものかが分かっていて買うなら、
安くてもダメージあっても、うまく使えばいいのです。
でも、本来B反ならもっと安いはず、というものを、
「ほんとなら50万するものなんですよー」なんていわれて、
半額で買ってしまう、なんて、損をしないように「眼」を養うことと、
自分の基準をきちんと決めておくことです。
さて、昨日の「訃報」につきまして、お悔やみいただきありがとうございました。
叔父といいましても、私からしますと正確にはもーちっとややこしい続き柄。
便宜上いつもおじさんと呼んでおりましたので…。
私はそれほど深い付き合いはありませんでしたが、
「おじさん」は京都の人で、ジサマバサマは京都に行くと会っておりました。
それでも実家は今ああいう状況ですので、告別式にはいけませんし、
まぁ電話の時点で、知らせてくれたほうもバサマの状況を知ってますので、
「とりあえずお知らせだけと思って」と言ってくれました。
それでも、行かれなければ行かれないなりに、することはありますので、
ジサマとあれこれやっておりました。
ところで…、最初に電話を受けたのは私だったのですが、
それが実家に行っているときで、バサマがそばにおりますし、
電話の相手は「今のおばちゃんには聞かさないほうがいいだろうから」と、
気を遣ってくださいまして、手早く「亡くなった」ということと、
自分たちが行ってこちらのことを言っておくからと、
それだけで切りました。私も「亡くなった」とか「お葬式の日時」とか、
バサマにはあまり聞かせたくありませんでしたので
「あらま、それじゃよろしくお願いします」とだけ。
外出から帰ったジサマには、台所でササッと話しましてジサマもびっくり。
バサマの前では電話もできず、そのままになっておりまして、
私は私で自宅にもどってから急いでイトコに電話くださいとメールを送りました。
夜になって「お通夜に出ているのでメール気がつかなかった。
今夜は遅くなるから明日」と、返信、次の夜また「ゴメン、お葬式で遅くなる」。
イトコは私より更に、亡くなったヒトとはつながりが薄いのです。
それでもお通夜も告別式も行ったんだ…と思っていましたら、
ようやく連絡があって、聞けばまーったく違うお葬式、それも二件別々。
「えぇーっあのおじさん、亡くならはったんか、いやぁ知らへんかったぁ」
これじゃおじさんの亡くなった状況もわかりません。
そして今日、バサマの甥っこが、近くお見舞いに行くからと、
バサマに電話してきたそうで、そのときの話しで、バサマはその甥っこから、
「おじさん」の訃報を聞いたわけです。
「いつやったん…そりゃかわいそなことしたなぁ…そうかぁ…
行かれへんかったけど、こっちも年やしなぁ…」と、ひとしきり話していまして、
そのあといつの何時ごろに行くからとかなんとか、お見舞いの話しをして、
それで切ったそうです。訃報を聞いてもあまりショックではなかったようなので、
ジサマはホッとして「ところでやっちゃん(亡くなったヒト)、
病気してたわけでもなかったのに、急だったねぇ」と言ったら、
バサマ「何の話や?」…。バサマは、一番かわいい甥っこが見舞いに来るという、
そっちのほうが大事で「訃報」のほうはぜーんぶ忘れてましたそーで。
「そんな話ししてへんでぇ」…。
というわけで、私もジサマも、とっくにお骨になっているはずの
おじさんの最後の様子がいまだになーーんにもわかりまへん。
先年奥さんを失くして、一人娘も結婚して外に出ていて、
昔ながらの広ーい屋敷に一人で住んでいました。
さみしかったろうなぁと思ったり、
今のジサマバサマの様子を思い浮かべたりして、
自分の行く道をふと考えたりしたとんぼでした。
とりあえず、ウチはひろーい屋敷でなくてよかった…!?
ほんとに大変ですね。
歳はとりたくないけれどいやおうなしに
とりますから、だんだんと行く末を
案じるようになります。
うちも、娘を二人とも嫁がしてしまった
ものですから、どちらか片方になったら
永代供養にしてもらおうと主人と話していた
ところです。早いもん勝ち!なんて言って
いますが、こんな事を考える歳になるなんて
あぁ~イヤだなと思います。
嗚呼・二度と帰らぬ青春時代・・
瞼の裏に残るあの娘(こ)は、今も変わらず昔のままだ・・
遠い目になります。
…ふと絣の木綿に目がサラになる(笑)
親がまだ若い頃は、考えたくないことは
先送りしていたんですけどねぇ。
今の時代、子供のそばで、とか自宅で、とか
なかなかむずかしいですからねぇ。
ジサマがよく「コロッと…がいいなぁ」というのを
ちょっと辛い気持ちで聞いています。
伊藤様
白がすりはほんとに少ないです。
現代の着物では男の人が着物着なくなりましたから
なおさらありません。
いいもんなんですけどねぇ。
またお召しくださいましな。
思い出の「あの娘」さを心に抱いて…。
えみこ様
まぐろ体質といわれているワタシ、
まぐろってじっとしてると死ぬんだそうで。
あっちへ行ってもウロウロするんでしょうねぇ。
木綿の絣、よろしかったらどーぞー、と、
「まねきまねき」してますー。
あ・・・夏が待ち遠しいです。
でも 今年になってまだ一度も着物を着ていないのに
夏に着物を着るかな~
それに 判っていた事とはいえ ちょっと書生さんぽい感じで
太目の私には似合わない気がしてきています。
帯もどうすりゃいいのか???判りません・・・