写真は、京都で買った半衿です。
イトコと会った三日目、帰り間際に「おかし」関係のおみやげを買いました。
そのとき、いつも立ち寄るお店へ・・ここの斜め前が、
昨日書いた「限定グッズ」のお店です。
京都は半衿も多種多彩、毎回レーヨンの安いのを2枚くらい、
自分のために買うのですが、今回はちょっと奮発していいのを一枚!
なにしろ「かわったもん好き」ですから、変わった柄を見るとつい・・。
これは「ブレーメンの音楽隊」です。
かわってりゃいいってもんじゃありませんが、ははは。
これは、右左を変えたり、出す部分をかえたりで、表情がかわります。
たとえば、こんな具合に・・、上は、右に動物さん、下は反対向き。
(着物のかわりに風呂敷使ってます)
もう少し、おとなしいめにすると、
実際には、衿を抜く分があったりしますけれど、こんな風に、
ちょっとずらしてつけることで、いろいろ変わります。
こういう半衿は着物も選びますが、あまり柄のない着物で遊ばせると
おもしろいかなと・・・。また出す分量によっても感じはかわりますね。
半衿と言うのは、ほんのちょっとのところなのですが、ポイントです。
真っ白は真っ白の美しさ潔さ、色柄はそれぞれのかわいらしさや粋を
それぞれにきちんと自己主張して、それでいて目立ちすぎない・・。
着物の小物というのは、本当に大事な役目をしているものです。
着物の着方・・・と言うのは、それぞれ人によって決まっています。
その中でまた、そのときどきで変わることかえることがあります。
たとえば、正装は、大きく衿を抜く、紬はそんなに抜かない・・など。
実は私はほんとに首が短くて、臆病なカメみたいです。
どうやって伸ばしても「首が出ない??」ほんとに着物好きにとっては、
首のないのは苦労の種です。それで、私はかるぱんを履くとき以外、
普通に着るときは、衿を大きめに抜きます。そーしないと衿に首が埋まる・・・・。
私の知人には、逆に首が長くて・・と言う人がいましして、背も高いし
いつも「モデルさんみたい」・・・とうらやましかったんですが、
着物の話になったら「こんなに困ることはない、まるでろくろっ首みたい」と。
カオが小さく、しかもショートカットなので余計にヒョロッとした首の上に
ちまっとカオがついているみたいでみっともない・・・と言うのです。
一度も着物姿を見たことはありませんが、想像するだにわかります。
着物の時は、なんとか首を縮めようとして肩がこると・・・お互い苦労しますなぁ。
で、私の場合は、TPOはもちろん考えますが、自由でいいときは、
衿を大きく抜き、半衿を大きく見せて、胸元をゆったり着ます。
ちょっと昔の着方ですね。これで半衿に目を行かせて首から目をそらさせる???
いやいや、そんなこともないのですが、少しは短クビを隠せます。
ちょっとあらたまったところの場合は、仕方なく、普通に近い感じで、
それでも衿はかなり抜きます。
半衿の出し方、多目・少な目、こんなです。
着物ちゃんと着てないんで衿のとこだけ見てください。
あっ、ついでにうしろのゴチャゴチャも見逃してください。
粋なよろけ縞の着物などのときは、Vももう少し深くとります。
着物の形はひとつだけど、着方いろいろ、小物いろいろ。
こんなふうに着方をかえると、羽織の着方もかわってくる・・
それでは明日は「羽織」のお話・・ですかね。
なんだかとんぼさんのブログを拝見してると
着物のイメージが変わりますよね
う~ん着物囲まれて育った割りに着物のこと知らないなぁ・・・
襟元で本当に表情がかわりますね!
とんぼ様の襟元の2枚の写真、着ているのは全く違う人?と思わせるほど首の印象が違います。
それに、同じ着物でも、半襟の見せ方、衣紋の抜き方をかえるだけで、洋服でいえばまるでジーパンにT-シャツか、よそいき着か、くらいの違いを表現できるように思いました。
恐るべし着物!
すごくおしゃれなコーデネイトでしたね。
小物使いなど素敵で本当に勉強になります。
最初に半襟を見た時、とんぼ様が半襟に
絵を描いたんだと思いました。
そういう変わった半襟も売っているんだと
2度びっくりです。
KO2様
半衿は小さなキャンバスです。
着物って、ものすごい知恵と技の
凝縮されたものなんですよー。
麻の葉様
同じ形だからこその工夫・・
それが楽しくなってくればしめたものです。
楽しく着るのが一番ですよ!
陽花様
自家製もつくりたいですねぇ。
私はし刺繍より染めの方が好きなので・・・、
なーんちゃって、実は「刺繍」は不得意科目です。
そのうち作ってみます。何の絵にしよう!
これみたとき、真っ先に思い出しましたよ!
お元気かなーって。
これ、私も「飾りたい」って思ってるんです。
ちょっとしか見えないの、もったいないでしょう?