編み物好きの母だったのに、アフガン編みは作品としてもわずかなものだったと記憶しています。
山ほどある編み針の中にも、細い竹製のものが一本だけ。
ひょっとしてアフガン針だけ別にまだあるのかな?と思っていたのですが…。
イザ買ったもの(トップ写真)が届いて、編み始めて「あ~~~そうだった」と思い出しました。
ものすごく「編みにくい」んです。
そうなって初めてあの最近の「くるくる回るアフガン針」が便利なんだ…と気がつきました。
編み物をあまりなさらない方のために…アフガン編みは、まず目を作ったら、
戻りながら目を作ってそれを針にためていくわけです。
右から編み始めると左端に着いたとき、針には同じ目数だけ糸がかかります。
ちょっとフラッシュなくて色がへんですが、全部目がかかるとこんな感じ。
今度右に行くとき、これを鈎針の要領で、二目ずつ引き抜いていく…。
そうすると右端にたどり着いたときは、針から全て目がなくなります。
また左に目を作りながら行く…右に戻りながら目をなくしていく…これの繰り返し。
これがベースで、この糸のかけ方や間に長編みを入れるとかで柄編みになります。
編み方そのものはカンタンなのですが…。
なにしろセーターなどだと、当然のように幅があります。
この幅の分が一本の針にかかりますから、針が長いわけです。
左に行くときはまだいいのですが、右に戻ってくると、長い針がそのままですから、ジャマなのです。
もう編むたび長い針のお尻があっちこっち振れる。
いちいち右にかかる目の量によって針のもつ場所を変えなければならない…。
真ん中は特に目を拾いにくい…
しまいに針の持ち場所をかえるのが面倒になって、編み針のお尻もったままこんな編み方も…。
「なにごとか」と思うほど、大仰になってしまいます。
こうなってみてあぁそういえば…をいろいろ思い出しましたがな。
母は「織りものみたいに地厚でシッカリしてええねんけど、編みにくいわ」とブツブツ言ってました。
地厚になりますが、普通のメリヤス編みやガーター編みと比べて「伸び」が少ないので
シンプルな編地はセーターなどよりひざ掛けとかおくるみとか、
着るものだとジャケットなどのようにカッチリとしたものに向いています。
でも細い糸で、編み方を工夫すると、繊細なものも編めます。
一番シンプルな編み方、つまり上のやり方ですと、編み地はこんなです。
結局いくら思い出しても、母が編んだアフガンものは、ひざ掛けと
コタツ板の下に斜めにかけていたものしか思い出せません。
えらいこと始めてしまった…と、今更の後悔…うぇぇぇぇ~ん
しかたありまへん、途中で投げるのは得意だけど?せっかく編み針まで買ったのに、
このままアフガンでやってやろーじゃないの!と、ヘンなイジで編んでます。
しかし、うっかり「金属製」というのを見落として…長い上に重い…。
なんかねぇ…韓国料理のおはしで編んでる気分です。こりゃ仕上がりは3年先の冬ですかねぇ…。
バックで戻るんですか。
前進してバックして1段という感じなんで
しょうか。
それだけ手間が掛かる訳ですね。
肩を凝らさないようにして下さいね。
編み物は縫い物以上に苦手で
触りたくも無い私ですが
確かに母が膝掛けなどを編んでいたかも知れません。
それにしても 大変な物に手を出してしまった様で
そうなんです。バックするんですよ。
毛糸が太め(並太)なので、どんどん編める感じはするのですが、
それにしても針の長さは気になります。
肩こり、気をつけます。ついムキになりますからねぇ。
編地がほんとに布みたいにしっかり目です。
シナシナとひざの上に広がる…というイメージではなくて、ごついです。
ほんと、たいへんなことに…ううっ。