ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

昭和、平成。次はなんだろな…

2018-09-02 15:22:35 | つれづれ

 

写真は、以前出したもの「昭和の家庭風呂のおもちゃ」です。

 

年号のお話しではないのですが…平成も30年、なんですよねぇ。

平成に変わった時、息子はまだ就学前でしたっけ。

あれよあれよと30年。私も息子も昭和生まれですから、年号がかわってからというもの、

何か年数を数えるのに「えーと昭和プラス平成…」と面倒になり、

以来、なにかというと西暦で考えるようになりましたねぇ。

平成の30年は、私にとってはあっというま、といいますか、実を言えばその間に子も育ち、

親は老い、あげく何を急いだか、夫は「じゃねぇ」とばかりにアチラに行き…で、

思えば人生のまんなかあたり、ずっと平成だったわけです。

ここへきて、来年から年号が変わる、平成は30年で終わる…ということになって、

ふと思い返してみたわけです。あまり30年という長さを考えていませんでしたから、

何かというと「昭和は遠くなりにけり…」だよねぇ、などと言ってましたが、

来年からは「平成も遠くなりにけり」が始まるわけで。

 

着物のことなども、昭和30年代40年代というと、私にとっては、自分の若いころ…の感覚だけで、

ついこの前みたいな感覚なのですが、数字で考えれば昭和30年はもう60年ほど前、ということになり、

戦前のものだわ、と言ったら70年以上前。母の大正期の着物はなんと100年ものですよ。

当たり前のことなのに、今更ながら「時の流れ」を感じます。

 

ニュースサイトの話題で「昭和の言い方」のことが載っていました。

たとえば「タートルネック」が「とっくり」、なんて感じの言葉です。

いろいろ出ていて、自分もそうだというのに笑っちゃうものもあって…。

私の年代って、子供だったころ親や近所のおじちゃんおばちゃん、お年寄りが言っていたことが、

耳に残っているからおぼえているんですよね。

例えば「カメラ」は「写真機」で当たり前だったし、ハンガーは「衣紋(えもん)掛け」、

シッカロールは「天花粉」、ベビーカーは「乳母車」…、美容院は「パーマ屋」もっとおばぁちゃんは「髪結いさん」、

ベストは「チョッキ」、パンツは「ズボン、もしくはスラックス」。 

メリケン粉、えりまき、ちりがみ、首飾り耳飾り…今、私自身が使っている言葉はありませんが、

ごくたまにパーマ屋とかえりまき、なんて言ったりもします。

家の中を見回しても、ちゃぶ台もないし、茶の間もいまやリビングだし、お勝手は台所、いやいやキッチン、

お手洗いは祖母などは御不浄といい、祖父は厠、母はお手洗い、今やトイレですね。

鴨居、長押と言っても今の人には通じず、それよりなにより我が家にはふすまもない!

何もかもがなくなっていくのはさみしい気持ちです。

さて皆様の「昭和語・平成語」はいかがでしょう。

 

平成の後半15年は、私にとって「パソコン」と出会い、世界を広げられた15年です。

まだ平成はしばらくあるのに、こんなハンパな時期にズレた話題ですみませんが、

ニュースを読んで、ふといろいろ思った次第です。


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6 コメント

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Unknown (陽花)
2018-09-02 22:14:15
子供の頃から考えると目まぐるしく変わりましたね。
子供の頃は五右衛門風呂でした。今のように温度
設定湯量もスイッチひとつでちょうどの湯加減に
なるなんてあの頃は想像も出来ませんでした。
日々進化していっているのに思うようについて行けない
です。
次の元号気になりますね。
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こんばんは。 (あけ)
2018-09-02 22:57:35
旦那の実家は、いまだに、黒電話、夏になると、はえ取りがみが、ゆらゆら…たまに、服に、貼り付くから、義母に、殺虫剤あるのにと言っても、体に悪いと拒否。とっくり懐かしい…ちょうちん袖も言ってたなあ…娘が、平成元年2月に生まれ、長男も、私も、昭和、平成、年とったなあって笑ってます。次の、元号何でしょうね。時代に、ついて行けるかしら?
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Unknown (とんぼ)
2018-09-03 00:40:09
陽花様

私たちの時代が、一番いろんなことが
変わった時代だと思います。
お隣のお風呂は薪でした。
伯母の家は、私が20代でまだ五右衛門風呂でしたよ。
今はほんとに便利になりましたけれど、
そのかわり、リモコンないと何も動かないとか、
ボタン壊れたらダメとか、電気止まったらダメとか。
便利の裏側も思うと、少し不便でもいいんじゃないかと
思ったりします。

元号、予想もつかないのですが、楽しみでもありますね。
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Unknown (とんぼ)
2018-09-03 00:49:34
あけ様

実家も数年前まで黒電話でした。
ハエ取り紙は、確かにこっちが捕まるのが難点ですが、
実際には、ヘタな殺虫剤よりよくとれます。
我が家はコバエは「ハエトリ棒」専門です。
たまに指先や袖が捕まってます。ははは。

ファッション用語もどんどん変わって、
ブーツカットとラッパズボンのどこが違うんだ、とか、
最近はガウチョパンツだのスカーチョだの
ワイドパンツだのというけれど、写真みれば
どれもキュロットスカートではないか…と、
ひとりで文句言ってます。

元号、少し古風なのがいいなあ…なんて思っています。
頭文字M、T、S、Hはないわけですよね。
と言っても何も思い浮かびませんが…。
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Unknown (サザエ)
2018-09-06 09:28:19
30年なんてほんとあっという間(笑)
それでも私の人生の中心が平成にあった感じで。。
20代はそれこそ、好き勝手に仕事も旅行もしながら過ごし、なんとか20代最後に結婚して30で長女を生んで34で次女を。。
そして、10年位前に両親が他界して。。
そして、平成最後の年に孫が産まれ(;^_^A
次の年号の時代は、老後の大半?を占めることになりそうです(笑)
今や、手のぬくもりの感じられるレトロな?ものに憧れを抱き。。(笑)

チョッキもズボンも。。平気で使ってます(笑)
時々平成用語?が出てこないことがあるのです(;^_^A
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Unknown (とんぼ)
2018-09-06 23:45:17
サザエ様

ほんと、私にとっても、よほどのことがない限り、
次の年号で人生の終末です。
余りにもすべての変化スピードが速くなりすぎて、
追いついていきません。
これは年のせいだけではないです。
もっとゆっくりでもいいと思うんですけどね。
覚えるそばから変わりますから、
記憶に残るものが減っていくようで…。
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