いえ、どこかに…ではなく、「穿くのを」…です。
よそ様のブログで「そういうことがあると、着物を着てからはくのがたいへん」と…。
とても上手なイラスト入りで、まさしく私の「そのときの図」…大笑いしました。
足袋は着物を着る前、が当然で、私は肌襦袢と裾よけをつけたあとに穿きます。
ところが…なぜか忘れることがあるんですよね。どういうわけか、まーったく気づかないのです。
以前、着物を着てさぁでかけよう…と、いそいそ玄関に行って、
草履に足を入れようとしたら、「ほかほかソックス」だった…という前科があります。
暖かいので忘れた?ジョーダン言ってる場合じゃありません。
あわてて部屋に戻ったら、足袋は小物を置いていたところにちまっとありました。
そこにあるのを見てても忘れるって…だいじょうぶかしらん。
さて、そんなとき…(まぁ皆様はそんなことはないでしょうが)の対処は、
当然そのまま、タダしゃがんでも穿きづらいので、トイレに入るかのごとく、
盛大に捲り上げるのが一番手っ取り早い方法です。ダレも見ている人がいなければ、これが最速。
ただ、母の時代には、外では着替えるということもありました。
昔はどこも「座敷」で、玄関からスリッパをどうぞ…というところは少なかったわけです。
だから、外歩きでそれまでに足袋が汚れていたら、玄関先で穿き替えることも…。
昔、何の映画だったか忘れたのですが、あの南田洋子さんが、訪問先の玄関で「あがれ」といわれて、
ささっと足袋を穿き替えるシーンがありました。そこがなんといいますか「女将さん」のいるようなところで、
「外を歩いてきたので、人様の家に上がるときは足袋を穿き替える」…というその心遣いとしぐさに、
彼女の人柄を見抜いた…というようなシーンだったと思います。
しゃがんだまま、ささっと穿き替える…やせているころでも、帯の幅があって体を二つに折ることが
けっこう苦しかったと思います。今?できるわけないです、おなかジャマで…。
要するに…「穿き忘れなきゃいい」のですけどね。
で、ふと思い出したのが、障害者のための靴下穿き補助具。こんなのです。
靴下に両方紐のついた用具を入れて足を入れ、紐を引いて用具を出す…。
いや、いくらなんでもこれを使うなんて…と笑いました。
第一足袋は伸縮性ないし、きっちり穿かなきゃなりませんから、これは足袋には使えないと思いますが、
説明を読んでいたら、実は腰痛もちの人にもいいいと。
足袋ではなく、普通のソックスを穿くにも、いずれこれのお世話になるのかもしれませんわ…。
結局「穿くの忘れちゃったら、トイレにはいるがごとく」…としか思いつきません。
だから、その前に「穿き忘れなさんな」って。
一度忘れて、着物というか帯を締めてからは
足袋がこんなに穿きにくいものと思い知りました。
それ以来一番に足袋を穿くようにしています。
割と寒い時期は足元冷えて「まず穿こう」と思うのですが、
ちょっと季節がよかったりすると、ボケます。
着物きたあとでは、ほんとに穿きにくいですものねぇ。
足袋を穿き忘れた事は無いのですが
穿き換える必要に迫られた時は
さささっなんて事は 当然出来ず
上半身 体を突っ張ったまま
腕を伸ばし 足を引き寄せ・・・
人様に見せられる状態ではありません
最近では 替え足袋として持ち歩くのは
ストレッチ性のある足袋にしています。
http://blog.goo.ne.jp/tombo624/e/4f30540faf7b0ecbb29d9ebb9b198f8f
というとんぼさんのお母様の教えを忠実に守り、
フラミンゴ状態で足袋を履ける鍛錬を重ねて、
外出時に立って履き替えられる脚力を鍛えました。
ビアダルのようなお腹の下の見え隠れする足先を片足立ちしながら
足袋をはくのは超絶技巧でしたが、「訪問先の玄関でそっと履き替える」というやまとなでしこを目指して
達成できた時の喜びは忘れられません。
今でも、最後に足袋をはく訓練で鍛えていますよ。
ですから 小物の用意をするときに 足袋は一番上に乗ってますので 履き忘れることは ほとんどありません!
このほとんどというのが くせものでして 足袋を洗ってあるから 乾いてから・・・おこう なんて思ってると 忘れます!
で・・・最近は 今の着物を脱いだ時に 次の小物まで 全部出してしまいます!
着物は 着る予定がほかの物に変わることはありますが
小物や 下着類はその季節は同じですから・・・
肌着や小物類も その都度洗います!おかげで
湯文字や 下着類 腰ひもや伊達締めも 最低3枚は必要!で 益々物が増えて行ってます!
なぜかいつでも足袋は最後に履きます。
もうクセになっているのだと思うのですが
着物を着る時、裸足でないと着物の裾のあんばいが
良く決まらないのです。
帯を締めてしまってから、体育座りのように座って
足を交差して足袋を履きます。もう慣れてしまいました。
義母も最後に履く人でしたが、何を見ても足袋は一番最初に履くと書いてあるので
私たちって変わり者なのかしら、なんて思ったりしていました。(^^)
以前、ごく薄い、ちゃんとコハゼのついた「足袋カバー」を
持っていまして、どこかで履き替えの必要がありそうなときは、
それを上に穿いて、それだけ脱いでました。
色がきたなくなって…あれ、もう一回さがそ。
あらまぁ、娘の私よりもずっと努力家で…。
母が聞いたら、喜びますわぁ。
それに比べてアンタは…って言われますね。
まぁ私の場合は、ちと腰痛もあります。
さいきんとみに前屈はきついです。
いずれにしても、忘れなきゃいい。のですよね。
わかっていてもポカをやるのが私です。
着物を着た後、始末しながらツギの準備をするのは、
着物を手早く着るための工夫ですね。
先日の「教室」で、それをみっちり教えさせていただきました。
きものを切る時間を少しでも短縮するためには、
必要なことですものね。
着物の着方は人それぞれ、覚えたとおりにやるのが一番ですね。
~でなければならない…は、そんなにはないわけですから。
いろいろ考えてみても、親のやっていたこと、おんなじように
やっています。
体育座りで、片ヒザ立てて、足を交差…これはいいですね。
ただ、私この春の捻挫のおかげで、腰痛の上に右足まで、
ふんばりきかなくなりました。
年には勝てない、なんて思いたくないんですけどねぇ。