写真は我が家の「シラン」です。およっそ手入れもしないのに、
毎年律儀に咲いてくれます。今年はちょっと植え替えてあげよーね…。
5月はこんなふうに暑い日もあるのは、以前からですが、
今年は冬からのことを考えると、梅雨はどーなる、夏はどーなる…と、
それを思います。また野菜のできがどうの、米のできがどうのということに、
かかわってきますし、お魚だって鰯が高いの秋刀魚が高いのと…。
天気ひとつかえられない人間には、こういうお仕置きも必要なのかもしれません。
さて、まじめなことを考えつつ、今日は和服関係の本を整理していました。
ドジが…同じ本を二冊ずつ買っとる…、そんなのがいくつかでてきました。
以前は表紙とか著者をみれば「あっこれ持ってる」とわかったのに、
あ~脳みそのシワがプレスされつつある…。(シワよ消えるなっ)
ため息つきつきやっている背中で、テレビは「サスペンスもの」をやってました。
風の強い海岸で、例によって「素人探偵の推理」と「犯人の告白」場面、らしい、
(あっ犯人「水野久美さん」探偵さんは「高島政伸さん」のよーだ…)
その中に事件関係者役で「中原ひとみさん」がいました。
あの方も昔はバンビといわれて、ほんとにかわいらしい方でしたねぇ。
で、その中原さんは黒っぽい、あれは紬かなと(なんせよく見ていない)
思うんですが、パッと引きの画面になったとき、着物の前裾が翻りました。
なんと鮮やかな山吹色…。ハッと手をとめて思わず見入っちゃいました。
場面全体が重苦しく、場所もほかの出演者全員も、色的にジミ一辺倒なんですが、
その中で風に翻る着物の八掛の色だけが、見事に鮮やかに黄色い…。
役的、年齢的には「ふつー茶色とか抹茶だろうなぁ」と思うところでしたが、
鮮やかなあの八掛の色は彩のない場面で、事件解決して残るのは
悲しみだけじゃない…という暗示のように思えました。
ところで、事件そのものは?…見てないからわかんなぁい、誰が殺されたのよ!
というわけで、本日は「手持ちの着物の八掛」、
見るとけっこういろんな色が…。でもそろそろハデってのもねぇ…。
左はこの前の「なすと見まがう干し柿」の紬、柄に合わせて紺です。
薄紫も紬で、こちらは「黒」、この紬が着易くよく着ています。
この「薄紫」、近くで見るとけっこういろんな色が入ってます。
別色がでるように調整してみましたが、わかりますでしょうか、
赤とか黄色とか…この細いわずかな色糸で、表情がつくのだと思うのですが…。
こちらは二枚とも20代の終わりごろに作った、あっ「作ってもらった」もの、
左の更紗は、まだ若かったので明るい目のからし色、右の縞は
縞の一色をとりました。どちらもすでにハデですねぇ。替えなきゃなりません。
たとえば左の更紗の八掛を紺にしたら…、ちっと落ち着きますね、
これでまだまだ着られます。右は縞の「青い色のほう」にすると、
パッと見たときの全体の色調と合わないと思うので今ついているものの渋め、
海老茶系の赤味ができるだけないもの、でどうかな?
右の縞はちょっとハデかと思うのですが、
実はこれ、着ると縞というよりボケたピンクっぽい着物に見えます。
とんぼ30ちょっとのときの画像。さすがに帯揚げなんぞも赤いやねぇ。
縞をなんとか出そうと調整したら、回りまっくらになっちゃいました。
着物の色柄というのは「反物」「着物に仕立てたもの」「それを着たとき」
と、実は微妙に、あるときはものすごく感じが変わるものです。
この縞なんかはその典型で、「粋」なつもりだったのが、
柔らかくてやさしい印象の着物です。(とんぼ向きじないって?)
それをまた予想して楽しむのも、着物の醍醐味でしょうかねぇ。
八掛はチラッとしかみえないものですが、そこだけに印象に残すか、
めだたなくしっとりと添うようにするか、
着物人の気合のいれどころでもある、と私は思っています。
毎年律儀に咲いてくれます。今年はちょっと植え替えてあげよーね…。
5月はこんなふうに暑い日もあるのは、以前からですが、
今年は冬からのことを考えると、梅雨はどーなる、夏はどーなる…と、
それを思います。また野菜のできがどうの、米のできがどうのということに、
かかわってきますし、お魚だって鰯が高いの秋刀魚が高いのと…。
天気ひとつかえられない人間には、こういうお仕置きも必要なのかもしれません。
さて、まじめなことを考えつつ、今日は和服関係の本を整理していました。
ドジが…同じ本を二冊ずつ買っとる…、そんなのがいくつかでてきました。
以前は表紙とか著者をみれば「あっこれ持ってる」とわかったのに、
あ~脳みそのシワがプレスされつつある…。(シワよ消えるなっ)
ため息つきつきやっている背中で、テレビは「サスペンスもの」をやってました。
風の強い海岸で、例によって「素人探偵の推理」と「犯人の告白」場面、らしい、
(あっ犯人「水野久美さん」探偵さんは「高島政伸さん」のよーだ…)
その中に事件関係者役で「中原ひとみさん」がいました。
あの方も昔はバンビといわれて、ほんとにかわいらしい方でしたねぇ。
で、その中原さんは黒っぽい、あれは紬かなと(なんせよく見ていない)
思うんですが、パッと引きの画面になったとき、着物の前裾が翻りました。
なんと鮮やかな山吹色…。ハッと手をとめて思わず見入っちゃいました。
場面全体が重苦しく、場所もほかの出演者全員も、色的にジミ一辺倒なんですが、
その中で風に翻る着物の八掛の色だけが、見事に鮮やかに黄色い…。
役的、年齢的には「ふつー茶色とか抹茶だろうなぁ」と思うところでしたが、
鮮やかなあの八掛の色は彩のない場面で、事件解決して残るのは
悲しみだけじゃない…という暗示のように思えました。
ところで、事件そのものは?…見てないからわかんなぁい、誰が殺されたのよ!
というわけで、本日は「手持ちの着物の八掛」、
見るとけっこういろんな色が…。でもそろそろハデってのもねぇ…。
左はこの前の「なすと見まがう干し柿」の紬、柄に合わせて紺です。
薄紫も紬で、こちらは「黒」、この紬が着易くよく着ています。
この「薄紫」、近くで見るとけっこういろんな色が入ってます。
別色がでるように調整してみましたが、わかりますでしょうか、
赤とか黄色とか…この細いわずかな色糸で、表情がつくのだと思うのですが…。
こちらは二枚とも20代の終わりごろに作った、あっ「作ってもらった」もの、
左の更紗は、まだ若かったので明るい目のからし色、右の縞は
縞の一色をとりました。どちらもすでにハデですねぇ。替えなきゃなりません。
たとえば左の更紗の八掛を紺にしたら…、ちっと落ち着きますね、
これでまだまだ着られます。右は縞の「青い色のほう」にすると、
パッと見たときの全体の色調と合わないと思うので今ついているものの渋め、
海老茶系の赤味ができるだけないもの、でどうかな?
右の縞はちょっとハデかと思うのですが、
実はこれ、着ると縞というよりボケたピンクっぽい着物に見えます。
とんぼ30ちょっとのときの画像。さすがに帯揚げなんぞも赤いやねぇ。
縞をなんとか出そうと調整したら、回りまっくらになっちゃいました。
着物の色柄というのは「反物」「着物に仕立てたもの」「それを着たとき」
と、実は微妙に、あるときはものすごく感じが変わるものです。
この縞なんかはその典型で、「粋」なつもりだったのが、
柔らかくてやさしい印象の着物です。(とんぼ向きじないって?)
それをまた予想して楽しむのも、着物の醍醐味でしょうかねぇ。
八掛はチラッとしかみえないものですが、そこだけに印象に残すか、
めだたなくしっとりと添うようにするか、
着物人の気合のいれどころでもある、と私は思っています。
やはり八掛の色で随分変わっていいですね~。
薄紫の紬、とてもいい色ですね。
着易い着物は出番が多いですが、逆に着にくい
着物はつい、敬遠してしまいますね。
八掛替えても無理だし・・・
最近作った着物は最初から地味目の八掛にしているので
私は次が無い・・・
八掛を替えるだけでも大変ですけれど、
その手間だけで何度も楽しめますものね。
うーーーん 失敗したな~
はっきりしてしまいますよね。
すてきな取り合わせと思っても
らしくないと思えば、自分に引き寄せるようにします。
八掛の色って、これだけ?と思いますが
ありすぎても決められないから、こんなもんなのかもしれませんね。
急いでやったので、きれいじゃないんですが、
加工です。もう少し濃い紺がよかったかなー。
好きな着物はやっぱり着倒しますね。
色もですが、身に添うとか動きやすいとか、
軽いとか…同じ形なのに違うんですよね。
恵様
派手な着物…染め替えってテがあります。
地色だけかえるというワザもありますよ。
着物でハデなら羽織にするとか。
もったいないですから、きてくださいねっ!
Suzuka様
私の場合、反物を決めた時点で、
パッと八掛も決まるんですが、呉服屋さんに
反対されることが多いのです。
「これ、つけるんですか?」って。
でも八掛は着物にあうものをつけると同時に、
自分にあうのをつけるものだと考えます。
八掛も帯も小物も、全部まとめて
「私」になるように…。実は難しいですけど。
上のコメントで染め替えなども。
着物はお宝なんだと、すごく感じました。
着物で生活をしていた時代でも、一枚の着物をず~っと着ていたんだろうなぁ~と。。。
私は5年前のパンツやスカートはウエストがはいりませんが20年前の着物がきれるという所もすごいよなぁ~と改めて感じました。
着物は昔は、ですが、着物として3回洗い張り、つまり解いて洗って仕立て直しですね、それをやったら
次は「繰り回し」といわれていました。
毎日着物ですごせば、今より傷みも早いですから、
いたんだところをとって子供の着物にするとか
帯にするとか…。一枚の着物がはぎれになるまで、
いとおしんだんですね。
今は回数も着ないし、メンテ技術が進んでいますから
長く着物のままで楽しめます。
コーディネートのワザを磨いて、長く楽しんで
大切に着てください。