ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

憧れるはシンプルな生き方2

2011-12-20 | 季刊誌なな色メールより
人のホントの食べ物とは?正食協会の大森一彗さんの本『からだの自然治癒力を引き出す食事と手当て』にもあります。

人の歯は穀物をすりつぶす為の臼歯が多く次に野菜や果物、海藻をかむための門歯、犬歯は少ないから肉や魚はたまの摂取が本来の生理にあった食事だと。現代日本の食事は穀物の割合が当時の6割に減り、肉食の量が急増している。さらに食材自体が自然の形を離れ、化学物質を添加したり化学処理をした加工品が増え、病気になりやすい体質が作られている。現代病は自然から離れたことが原因とあります。食は大事なんですね。“医食同源” “身土不二” です。

「人間はやはり人間でなくてはいけません。精神的な本当の人間に戻らなくてはいけない。今は動物になっています。ただ食べるだけ。そんなことばかりしていると、宇宙の法則から外れていくような気がします。本来、精神世界の生き物ですから、人間は人間に戻れるはずです。
玄米菜食にすると、精神的に落ち着いて言動も慎重になり、動作も注意深くなります。今の日本は世界的に見れば裕福な経済環境にあるので、なおさらお金に執着しているように見えます。誰もがお金のために時間を奪われています。玄米菜食で食費も医療費も保険金もかからなければ、その分働かなくても良くなり時間ができます。その時間を人間らしく生きるために使えます。人間は自由を得て人間らしく生きられるのです。それが一番大事なことだと思います。人間こそ精神世界に生きられる動物であり、それが人間の特徴です。それを謳歌したいと思います。今までのような消費中心の生活から離れてみると、そこから何か見えてくるものが必ずあります。本当の意味での自由が実現してくるのではないでしょうか。」

玄米菜食でお子さんたちを立派に育てた『天才とキンピラごぼうの作り方』小倉充倭子(みわこ)さんの著書より抜粋。息子さんたちは、ピアニスト、料理家としての道を自ら歩まれています。
 
またこんな理想的な話ばかりを書いてしまいましたが、私の正体はというと、以前紹介した「即席道場」の全く逆です。家族に対して毒づいてばっかりです。だから、何年ぶりかの高熱を出してしまいました。マイコプラズマ肺炎、長男からしっかり潜伏期間を置いた3週間後に発熱。
長男の看病、治療にホメオパシーのレメディを私の本とにらめっこ状態での判断で投与。そして、肝、腎を回復させるという自然療法のこんにゃく温湿布、熱を取るという豆腐湿布を。でも、うまく治らず、私も長男も5日くらいの後に病院で薬をもらいました。気管支炎症状がとれず自然療法だけでは、対処できなかったのです。
 
10月半ば何だか理想と自分とがかけ離れていて、家族との関係も私のこだわりのせいでうまく行っておらず、とっても落ち込んでいました。カウンセリングに行こうかとも思ったのですが、スケジュールが合わず、そうこうしているうちにヘルプメッセージを出した友人たちからの返答に癒されて、ホメオパシージャパンにかかった時に処方されたイグネシア、ネイチュミアのレメディを摂ってみることにしました。

○イグネシア(イグナチア豆):自分の欲しいものは必ず手に入らない、理想と現実のギャップ、失恋、悲しみ、ロマンチック

○ネイチュミア(岩塩):人生は苦悩するためのもの、もう絶対傷つかない、失恋、人生はしょっぱい、悲観

この歳で思春期のレメディの代表がマッチするということは、精神年齢が中学生?(長女と一緒)と複雑な心境ですが落ち着いてきました。

今、由井寅子先生の本『「とらこ先生通信」完全復刻版・ホメオパシー的哲学、真に生きるための奥義書』~あなたはあなたを生きていますか?~この4月大坂の癒しフェアで買ったものを今読んでいます。その中からこれから来る冬の季節についての章の内容を紹介します。

「―秋から冬にかけて、生き物は徐々に活動を停止し眠りに入ります。人もこの時期、自分の内面と向き合い少しうつっぽくなったりします。のら猫も・・・・たぶん。―
寒さは動きを停止させ、時間の進みを遅らせ、心を落ち着かせてくれます。動きの停止は固定されたパターン(型)をほどき、新しいパターンを生み出す可能性へと還元します。黒化の過程(死)で古い自己は解体され、おおもとの生命力に還元され、新しい自己の誕生とともに自己の属性である目的に向かって進む力を蓄えます。(中略)
自分自身を知ってはじめて、次の目指すべき位置を設定することが可能となるのです。自分がどこへ行きたいのかを選択することのできる季節、運命を変えることのできる季節です。
冬を象徴するタロットカードは、無番号(0番)の「愚者」可能性の塊のような存在です。そして圧倒的な意志を象徴する「剣の1番」でしょうか。人は死んで生まれ変わるあいだ、冥界にて自分の人生を振り返り、新しい人生を設計し新しい目的を持ち、方向を決定し、自分が乗り越えるべき課題も盛り込んで再誕生します。平穏無事な人生などありません。だから人生は生きるに値するのです。
日々走り続けるのを立ち止まってみてください。時には会社をずる休みしてみるのもいいものです。好きだったことが好きでなくなってしまっていることに気づいたら立ち止まり、しばし何もせずボーッとしてみることをおすすめします。もし本当に好きなら、以前とは違うかたちで再出発させることができるでしょう。あるいは、一日の中で10分でもいいから静かな時間をつくり、目を閉じて自分自身の内側に問いかけてみることが必要です。どう落ち着けばいいか知るには冬の季節をしっかりと受け入れ、感じ、その寒さの中で心も体も活動を減らし、動物たちが冬眠するように冬ごもりをし、外との接触をなるべくしないことです。そして月を見ることです。月がクリアに見える寒い静かな冬は、寒さの体感とともに、時が止まったような感覚、心が静まる感覚を与えてくれます。同時に、生きていること、人の温かさ、太陽の暖かさなどへの感謝の心も養われます。
(月を見ることの注意:自己憐憫や悲しみを秘めている人は、月を見ると心がかき乱されてしまうので注意)」
 
私も、以前は月が怖いと思ったときがありました。レメディをとって、素直に夫に不満を言えた後は、心の奥の性根の悪いところを見透かされて怖い、というような感じが消え、澄みきった星空、月光が素直に綺麗だと思えるようになりました。
(注)夫に対する不満と言うより、自分の人生を考えて今の状況に対する不満です。育児と経済目的の仕事と、本当にしたいことの狭間で焦燥感が募っているので。

冬篭りの時期も必要なんですね。有頂天になったあとは、自己嫌悪の心境になる・・・、は又違います?


喜んだり落ち込んだりのマクロビオティック料理から数点を紹介します。

                         ―食いしん坊のマクロビレシピ紹介―

                             <豆腐ステーキ>

豆腐は水切りをしっかりしておきます。(朝から容器上の部分に切れ目を入れ、タッパーに逆さにして傾けておくと夕方すぐ使えます)適当な大きさにカットし塩コショウをふりしばらく置きます。米粉や片栗粉などをまぶしてオリーブオイルで焼きます。それにステーキ特製たれをかけて食べます。
ステーキ特製たれの材料(玉ネギ、りんご、にんにく)をすりおろして鍋に入れ、みりん、醤油、料理酒を入れ熱し、冷まします。作り置きOK。
 
                             <豆腐の味噌づけ>

水切りした豆腐を適当な大きさにカットし、砂糖少々を混ぜ、みりんでのばした味噌を塗ります。タッパーにキッチンペーパーを敷き、豆腐を入れ、三日ほど寝かせます。三日して開けると、いい感じで発酵しかけ、焼いてもよし、天ぷらにしてもよし、フライにしてもよしのとっても美味しいものが出来ます。
                
                            <たかきびのハンバーグ>

たかきび(穀類)は濁らなくなるまで洗って前日の晩から塩一つまみを入れた1,2倍の水につけるか、4時間ほどお湯(塩入)につけておきます。そして中火にかけ、蒸気が上がったら弱火にして15分炊き、火をとめて10分蒸らします。後はれんこん、大根、にんじん、玉ネギなど刻んだものと混ぜ、小麦粉、パン粉でつなぎ塩コショウ、ケチャップで味をつけます。丸めて焼きます。ひき肉そっくりの見た目。食感は歯ごたえ良くお奨めです。私はこれをいっぱい作ったら水加減を失敗し、ベチャベチャのができたので、ミートソーズ代わりにして、パスタや、ラザニアにしていただきました。
             
                          <テンペの煮付け、または、照り焼き>

テンペ(アジアの大豆の発酵食品)を適当に切り、砂糖、醤油、みりんで大根か、茄子などと煮ます。だしはこんぶで。たれに漬け込んでおいたものを焼いても。
                 
                              <凍り豆腐の唐揚げ>

豆腐をパックのまま凍らせておく。凍らせた豆腐は、半日冷蔵庫に移動させ解凍するか、ぬるま湯に浸け解凍させる。解凍したら、ぎゅっと絞って水分を出す。(すっごく出ます!)スポンジになったものを、みりん、しょうゆに5分だけ漬ける。米粉をまぶして揚げる。見た目は鶏肉の唐揚げみたいです。
  
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