自民党が改正のいの一番に96条を持ってきています。改正を2/3よりも少ない半数の賛成で出来るように変えておいてから、24条、男女平等を更に引き下げる方向にあるようです。
個人主義より、家族に重点を置いた考え方になれば、家長主義、家族の役割がパーソナリティとなって、封建的な思考パターンに戻ってしまうと思います。
今の社会問題“家族の崩壊”を各家庭の責任と見なしているのです。離婚、単身赴任、家庭内暴力の増加、老々介護、子どもの不登校・・・。両性平等規定の見直しを行い、男性は企業戦士、女性は家庭に、という何て逆行した社会を目指しているものか。古い「男は男らしく、女は女らしく」の再構築。男女共同参画社会基本法が1999年にでき、ようやく育児、介護政策の充実、労働時間の短縮、性別役割意識の改善が図られて来たところだというのに。
男女平等の本質について、しっかり家族間でも話し合うべきですね。“平等”という意味が全く何もかも同じというものでは、ないはずです。決め込まないで個人の特性を活かした方法が本当の“ジェンダーフリー”だと思います。
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