ブータンの人は自分たちを「天国に住む者たち」と言うそうですが、私はその気持ちがわかる気がします。大自然は時として苦しみをもたらしますが、その懐は深く、人の心を大きく抱擁してくれます。幸せの真髄がそこにあります。
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政教一致。ブータンはチベット仏教の一つドック派を国教とする仏教国です。国王とジェ・ケンポ(大僧正)の地位は同格。GNHという理念、価値観にはこの宗教的背景があるといわれます。
田中敏恵氏のことば・・・
「ブータンではかつて家族からひとり僧侶として出家させるのが不文律のようになっていたという。今ではそこまでの割合で割合ではないにせよ、親戚まで含めた一族には僧侶になった者が必ずいるそうだ。寺院以外でも僧侶の姿はあちこちで見かけるし、彼らと一般大衆の距離も非常に近い。僧侶たちの生活がブータンの人々の生活のお手本であり、価値観に大きく影響を与えているのだ。」 . . . 本文を読む
日本の江戸時代にスリップしたような面影をもっていたブータンも、最近首都ティンプーなどは急速に都市化が進んでいるという。民族衣裳ゴ・キラの布地もインドから機械折りの安価なものが流通。特にインターネットテレビの導入によって世界の情報が一瞬のうちに入ってくる。「陸の孤島」「秘境」「桃源郷」というイメージは徐々に変容していくに違いない。「近代化はするが西洋化はしない」とは四代国王の言葉であるが、若い世代は西洋の刺激に敏感に反応していくのでは、と予想される。
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「私が国民総幸福量という言葉で表現したかったのは人生の充足である」
「“幸福”というのは非常に主観的なもので個人差がある。だから本来は国の方針とはなりえない。私が意図したことはむしろ“充足”である。それはある目的に向かって努力する時、そしてそれが達成された時に誰もが感じることである。この充足感を持てることが人間にとって最も大切なことである。私が目指していることはブータン国民一人ひとりがブータン人として生きることを誇りと思い、自分の人生の充足に充足感を持つことである。」
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私はブータン王国に関心を寄せていました。それはいわゆる有名な「国民総幸福量」という言葉によってです。日本はじめ世界各国が“経済のさらなる発展”という錦旗をふりかざしながら疾走している中でGNP8国民総生産)よりGNH(国民総幸福量)こそ、大切と言う国とはどんな国なのだろう?・・・経済大国ではなく幸福大国を目指すという気骨あるアンチテーゼを提唱する国とは?・・・ずっと憧れのような思いを抱いてきました。
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ふくしまで暮らす、ということ。
わたしが、ふくしまで暮らすということ。
わたしにとって、ふくしまで暮らすということ。
たとえば、朝起きて窓を開けて深呼吸する習慣がなくなったこと。
たとえば、洗濯物を外に干せないということ。
たとえば、庭の畑で採れた野菜を捨てるということ。
たとえば、私が何も言わなくても線量計とマスクを身につけて外出する娘の姿に胸がチクっと痛むということ。
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>まさみさんへ
家では時間がなくて、そっけない返信ばかりになってしまっていたでしょう。ごめんなさいね。
ご主人、いつからこっちですか?もう来てる?4月からかしら?
瞑想の会のこと、教えて欲しいです。畑は今もまたやってる?ご主人と離れての生活、淋しいですね。
でも、かんちゃんのことを考えると、教育面でも健康面でも今の日本では、帰ってきて!というのは言いたくても言えません。
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昨年大阪でマクロビオティックレストランに行き損ねていた私は、東京に期待して数件ネットで事前にピックアップしていました。それと是非とも行きたかったのが三軒茶屋のカフェ・オハナ。
扉を開けると、そこにはまさに私がやりたいお店が!・・・フェアトレード商品、オーガニック化粧品類、月の暦カレンダー、うちにもある『月の癒し』という本や自然農や放射能関連の本など陳列されている棚・・・。ホメオパシーや、フラワーレメディのワークショップなどのイベントもやっています。
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2月に行った野呂美加さんのお話会、最初の彼女の言葉。
「3.11以降、大人の生きる意味は何か“子供たちを行きぬかす”これ以外にありません。--経済のために子供たちを犠牲にするなら、そんな経済の作り方が間違っている。」
昨年11月の秋田駅前脱原発デモの後“NAZEN”の方のお話を聞く機会があり今日本で起きている事の根本的原因が社会の体制にあると気づいたのでした。またその頃にリヒテルズ・直子さんの『祖国よ、安心と幸せの国となれ』を読み、オランダの成熟した民主主義国家のシステムを知れば知るほど、日本が全く戦時中の体質を変えていないとわかりました。
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春到来、花盛りですね。私はチューリップが特に大好きです。チューリップの花言葉は“天真爛漫”です。三人の騎士の思いを断りきれず悲話に終わった天真爛漫な少女の物語が由来です。
秋田県内でも大仙市、秋田市、本荘市が岩手県の瓦礫の受け入れをすることとなってています。秋田魁新報書面内でも賛否両論あり、政治家たちでさえ意見が別れています。原爆からフクシマがすぐあるのではなくて、その間に第五福竜丸やその他ビキニ沖での水爆実験での被爆は、これも隠されて被害や安全上問題がないとアメリカ政府から言われてきました。とっても放射能汚染されたマグロを今までも沢山日本人は食べてきているのです。
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