日本自動販売機工業会の2010年度の調査によると、
アメリカの自動販売機設置数は人口約3億1千万人に対して約691万台。
一方の日本は人口約1億2千万人に対して約508万台。人口数だけでなく国土の
大きさから考えても、「日本めっちゃ自動販売機あるじゃん!」
ということがお分かりいただけるでしょう。
人口100人あたりの自動販売機数を計算してみると、以下のようになりました。
さて、そんな日本にめちゃめちゃある自動販売機。
実は、いろいろな秘密が潜んでいるのをご存知ですか?
今回は、自動販売機の3つの秘密をご紹介したいと思います!
①迷子になったら自動販売機を探せ!
もし、自分がどこにいるのかすら分からない程の極度の迷子になったら、
みなさんはどうしますか?
人に聞く、警察に助けを求める、諦める、など選択肢はさまざま。
そこにぜひ付け加えて頂きたいのが、自動販売機を見つけること。
これさえできれば、自分がどこにいるのかすぐにわかります。
と、いうのも自動販売機には必ず設置場所の住所が書いてあるのです。
通る人もなく、交番もない、スマホも電池切れ…
そんなとき、もしかしたら自動販売機が救世主になってくれるかも。
②売り切れ表示は実はウソ?
欲しい飲み物が売り切れ表示になっていてガッカリ、なんて経験はありませんか?
その売り切れ表示、実はウソ。
売り切れ表示がでていても、本当は一つだけ必ず残っているのです。
ウソ、というと人聞きが悪いですが、これは買ってくれる皆さんへの思いやり。
自動販売機に飲み物を補充する時点では、飲み物はまだ常温。
自動販売機の中で飲み物がちょうどいい温度になるには時間が必要で、
すぐには本来の美味しさを楽しむことができないのです。
そこで1つだけ、きちんと冷えていたり温まっていたりするものを残しておく
のだそうです。
③飲む瞬間にも自動販売機の思いやり
右利きのみなさん(左利きの方ごめんなさい)、
自動販売機で飲み物を買って取り出したところを想像して下さい。
その右手にある飲み物、飲み口は上ですか、下ですか?
正解は、上。右手で飲み物を取り出すと、必ず飲み口が上になるのです。
きっと自動販売機の巧妙な仕組みなのだろうと思いきや、違います。
これは、補充する人が一つ一つ向きを揃えて入れてくれているおかげ。
どんなに技術が進んでも、最後には人間の素朴な一手間が必要なのですね。
いつも何気なく利用している自動販売機には、
困った時に使える技や利用する人のことを考えた仕組みが潜んでいたのです。
さっそく人に言ってみたくなったみなさん、誰かを誘って、
ちょっとそこの自動販売機まで飲み物を買いに行ってみてはいかかでしょうか?
だそうです。