穀菜食堂なばな

オーガニックを日常に
昭和の香り漂う路地の奥、尼崎の和風ヴィーガン食堂。

七草粥

2018年01月07日 | ┗イベントのご報告(終了分)

「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ、春の七草」
この季節になると、子どもの頃に祖母に教わった、春の七草の数え方を懐かしく思い出します。
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*七草粥の始まりとは・・・
日本には古くから、年の初めに雪の間から芽を出した若菜を摘む「若菜摘み」という風習があったそうです。
のちに平安時代になってから、中国の年中行事「人日」(人を殺さない日)に作られる七菜の吸い物が日本に伝わって、それが七種類の穀物で作る七種粥になって、さらに「若菜摘み」と結びついたと考えられているそうです。

現代では、年末年始の食べ過ぎなどで、疲れ気味の胃腸を休める意味もありそうです。
また、冬の終わりに先立って、土の中から初めて顔を出す若い芽には、力強い生命力が感じられます。
寒さで縮こまった身体に、力を与えてくれるような気もします。

以前は、七草を揃えて送って貰っていましたが、昨年からは、地元尼崎の自然農農家テルってる畑さんの畑で、自然に出てきた野草を使わせて頂くことにしました。
テルちゃんの畑には、ミミズがたくさん居て、ミミズによって分解された土の様子がそのまま見えるんですよ^^


畑の一角に、ゴギョウ(ハハコグサ)の群生を見つけました。
綺麗な新芽の部分を頂きます。


旧暦の1月7日を新暦に当てはめると、今年は2月22日になります。
その頃に比べると、今の時期はまだ野草が出揃わないのは、自然なことだと思われます。
セオリー通りの七草ではありませんが、生命力はピカイチなのです。


綺麗な紅白の南天も、分けて頂きました。


お米は、香ばしく炒ったミルキークイーンの玄米(兵庫県小野市産)を使いました。
少し弾けるくらいまで、香ばしく炒ったから炊き上げた玄米粥に、摘みたての野草を散らして、さっと蒸らして完成です。
味付けには、取って置きのお塩を使いました(お塩については、近日中にご案内したいことがあります😇)
海藻と割干大根の煮物、紅芯大根のお漬物などを添えました。
じんわりと、お腹の底から温まって、力が沸いてきます。


仕事始めの今日は、12歳の頃に作ってもらった着物を仕事着にしました。
身長があまり伸びなかったのです(笑)
看板犬サブローともども、今年一年の、皆さまの無病息災をお祈りします。



 


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