2020年度の都立高校入試では全日制普通科の18校で、それぞれ1クラスの募集定員が(前年度より)減少した。
募集定員減少と、応募倍率には関係があるのか。
調べてみた。
◆1クラス減ると、応募倍率は上がる
これが結論。
2019年度→2020年度を見ると、1クラス減になった18校のうち倍率が下がったのは男子4校、女子2校のみ。
大多数の都立高校は、学級数が減ると倍率が上がるのだ。
応募倍率の下がった学校は色を変えている。
男子
八潮 0.93→1.19
大森 0.89→0.70
蒲田 0.88→1.69
広尾 1.56→1.88
光丘 1.09→1.15
竹早 1.35→1.65
大山 1.06→1.08
竹台 1.00→1.26
足立東 1.05→1.62
葛西南 1.04→1.07
小川 1.33→1.27
片倉 1.34→1.24
片倉 1.34→1.24
山﨑 1.18→1.40
東大和 1.41→1.50
武蔵村山 1.16→1.16
羽村 0.99→0.95
拝島 1.13→1.13
永山 1.06→1.26
女子
八潮 0.89→0.89
大森 0.92→0.86
蒲田 0.63→0.90
広尾 1.78→2.26
光丘 0.91→0.91
竹早 1.43→2.09
大山 1.09→1.17
竹台 1.08→1.81
足立東 1.09→1.48
葛西南 1.04→0.99
小川 1.30→1.36
片倉 1.04→1.29
山﨑 0.78→0.94
東大和 1.25→1.36
武蔵村山 1.26→1.30
羽村 1.07→1.01
拝島 0.97→1.25
永山 1.17→1.47
応募倍率が下がったのは、
大森高校
葛西南高校
小川高校
片倉高校
羽村高校
この5校。
どんなたぐいの高校なのかは、すぐ分かると思う。
◆2018年度→2019年度も見てみる
もう1年前の最終応募倍率も見てみよう。
以下3校が1クラス増えている。各校とも約40名ずつ募集定員が増加した。
広尾高校 男子2.15→1.56 女子2.43→1.78
竹早高校 男子1.83→1.35 女子1.89→1.43
東大和高校 男子1.51→1.41 女子1.55→1.25
いずれの高校も倍率は下がっている。
その一方、1クラス減ったのは9校。
うち1つは八丈高校だが、八丈は全入(受験者全員が合格する)なので除いた8校を並べてみる。
男子
向丘 1.80→1.72
日本橋 0.95→1.56
東 1.71→1.89
青山 2.04→2.18
江戸川 1.92→1.69
東村山西 0.99→1.19
狛江 1.72→1.89
久留米西 1..22→1.29
女子
向丘 2.02→1.97
日本橋 1.41→1.76
東 1.79→2.07
青山 1.83→2.10
江戸川 1.50→1.64
東村山西 1.38→1.25
狛江 1.50→1.82
久留米西 1.06→1.23
もともと倍率の高い高校では下がっているが、ほとんどの高校は「1クラス減→応募倍率アップ」と言える。
◆学級数の増減の発表はいつか
例年、10月第2木曜日に「東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等について」公表されている。
驚くくらい、毎年きっちり並んでいる。
2015年度入試 2014年10月9日発表
2016年度入試 2015年10月8日発表
2017年度入試 2016年10月13日発表
2018年度入試 2017年10月12日発表
2019年度入試 2018年10月11日発表
2020年度入試 2019年10月10日発表
2021年度入試 2020年10月9日予定?
来年度の受験生は、今からスマホのスケジュールに入力しておくといい。
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