[2019年12月8日 更新]
都立入試の過去問題から、正答率の低い難問をピックアップしていく。
前回に続き歴史だ。
知っていれば3秒で解ける問題だが、正答率は28.4%と低い。
この年度の社会では、2番目に正答率が低かったのがこの問題だ。
◆四大文明ではマイナー?
2018年度入試 社会 大問1(問2)
<出典:平成30年度都立高校入学者選抜 学力検査>
世界四大文明は、地図からすぐに答えられるようにしておくこと。
ア 黄河文明(黄河)
イ インダス文明(インダス川)
ウ メソポタミア文明(チグリス川・ユーフラテス川)
エ エジプト文明(ナイル川)
今回のポイントは「モヘンジョ・ダロ」と「ハラッパー」だ。
特に前者で気づくのではないだろうか。
解答は記事の最後に書いてある。
◆各文明のキーワードを覚えよ
2年前に出たばかりなので、さすがに2020年度入試では出ないだろうがおさらいしておこう。
黄河文明
甲骨文字、青銅器
インダス文明
インダス文字(解読されていない)、モヘンジョ・ダロ、上下水道
メソポタミア文明
くさび型文字、ハンムラビ法典、60進法、太陰暦
エジプト文明
象形文字、ピラミッド、スフィンクス、天文学・太陽暦
ピラミッドは知っているだろうが、スフィンクスはどうだろう。
資料集を見たり、ネットで調べるなどして「絵」で見ておくと忘れにくくなる。
スマホはそのようなものを調べるためにある。
モヘンジョ・ダロはぜひ調べてみて欲しい。
現地の言葉で「死の丘」を意味するモヘンジョ・ダロを。
【正解】イ(インダス文明)
誤答は「ウ」が多かったとの報告があった。
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