[2020年5月20日 更新]
都立の中では日比谷、西、国立(くにたち)高校に次ぐ偏差値レベルの戸山高校。
東京都新宿区にあり、東京メトロ副都心線の駅出口から見える位置にある、交通の便のいい高校だ。山手線の高田馬場駅からも徒歩10分弱で着く。
23区内からならどこからでも通えるような立地である。
それもあってか、学区廃止後からは人気が高く安定している。青山高校や新宿高校
も同様である。
<参考>都立推薦入試の平均受験(受検)倍率
2010年度 3.02倍 → 2020年度 2.55倍
と下降している。
◆日比谷高校以上に人気あり
2017年度のみ男女とも落ちているが、それ以外の年は4倍前後で落ち着いている。
日比谷のように「通知表オール5でなけりゃダメ」という印象が薄いからではないかと見ている。「通知表4が1~2コあっても何とかなる」というイメージを受験生が持っているということだ。
また私が受け持った生徒を見ると、「日比谷か戸山か」と考える生徒は多い。
「日比谷か西か」はあまりいない。西と日比谷は校風が全く違うからだろう。場所も日比谷・戸山は山手線内、西は23区の端だから城北・城東地区からは通いにくい。
◆2021年度、男子アップは確実
日比谷高校と同じ結論だが、来年令和3年度は「男子は倍率が上がる」だろう。
過去11年間で今年が2番目に低かった。2年連続で下がっているから「入りやすいのでは?」と考える受験生や保護者も一定数いるはずだ。
女子は3年連続で上がっている。
新制度になった2013年度以降で、今春が最高倍率になった。
さすがに「やや落ち着く」だろう。
都立に入る! ツイッター 毎日の更新情報を受け取れます