[2020年10月3日 更新]
都立高校の二学期転学・編入学募集の結果が発表された。
編入試験には定員があるが、定員までが合格するとは限らない。倍率などあってないようなもの。
では編入学試験で合格を出さない都立高校はあるのか。
過去のデータを洗ってみた。
転学・編入学には2種類あり、都外から引っ越してきた場合の区分1と、それ以外の区分2。
区分1は人数が少ないが合格率は高め。「やむなき事情」と判断されるからだろうね。
普通科の場合、2020年度二学期では11名中8名が合格している。2019年度二学期も9名中7名が合格。
一方、区分2は厳しい。2020年度二学期では116名中52名が合格。2019年度二学期は210名中82名が合格。約4割程度しか受かっていない。
転学・編入学には2種類あり、都外から引っ越してきた場合の区分1と、それ以外の区分2。
区分1は人数が少ないが合格率は高め。「やむなき事情」と判断されるからだろうね。
普通科の場合、2020年度二学期では11名中8名が合格している。2019年度二学期も9名中7名が合格。
一方、区分2は厳しい。2020年度二学期では116名中52名が合格。2019年度二学期は210名中82名が合格。約4割程度しか受かっていない。
都立高校は、編入で無理に募集して定員を確保する必要はない。
「入学させても学年下位で手がかかるような子ぶは来てほしくない」がホンネだろう。
なお区分2でも定時制ならもっとラクに合格できる。
2020年度二学期は17名中16名が合格。2019年度二学期は39名中38名が合格。受かりやすい。
◆2020年度二学期の結果
相変わらず区部のみ。多摩地域は入れていない。
普通科の1学年、区分2のみ並べている。単位制は含まない。
色のついているのは、受験生はいたが全員不合格にした高校を示す。
進学指導重点校は全滅。
戸山、青山、西は受験者全員が不合格である。
表にはないが立川、国立(くにたち)、八王子東も受験者はいたが合格者はゼロ。
日比谷高校は受験者がいなかった。
では全員不合格にした高校は、過去にも同じようにしているのではないか。
そういう学校がないか調査するため、色のついている高校の2019年度二学期の編入試験結果をまとめた。
8校が合格者ゼロ。ただし戸山と大崎は受験者自体いない。
続けて2018年度、上記の8校はどうか。
戸山、日本橋、淵江、小岩が全員不合格にしている。
足立東は受験者ゼロ。
◆三学期も見てみよう
2017年度のデータがないので三学期の結果を2年分、見てみよう。
◆三学期も見てみよう
2017年度のデータがないので三学期の結果を2年分、見てみよう。
驚いた。
5校いずれも合格者ゼロ(受験者ゼロの回もあるけど)
たかだか5回分のデータではあるが、戸山、日本橋、淵江、足立東、小岩の5校は編入試験で合格者が出ていない。
これが何を意味するか。
それは各自で判断してほしい。
なお私の教え子がこれらの学校を受けるといったら、「やめておきなさい」と言うだろう。
一度しかないチャンスをここに賭すのが恐ろしいから。
都立に入る! ツイッター 毎日役立つ情報。ミンナニナイショダヨ