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2023年度 スピーキングテストのしくみ<2>

[2022年6月1日 更新]
前回の続き。

都立高校一般入試で使われるスピーキングテスト(ESAT-J)。
もし受験しなかったら、得点はどうなるのか。
結論から言うと、2月21日に行われる筆記試験(学力検査点)の結果を見て、他の受験者の平均を取る。

◆同得点の平均を見る
例えば、ある不受験者(甲さん)の学力検査点が62点だとする。

・学力検査点62点のESAT-J受験者が他に10名以上いる場合
学力検査62点で、ESAT-JがA(=20点) →5人
学力検査62点で、ESAT-JがB(=16点) →2人
学力検査62点で、ESAT-JがC(=12点) →6人
学力検査62点で、ESAT-JがD(=8点) →6人
学力検査62点で、ESAT-JがE(=4点) →1人
学力検査62点で、ESAT-JがF(=0点) →0人

この場合、甲さん以外の20人の平均を取る。
( 20×5 + 16×2 + 12×6 + 8×6 + 4×1 )÷ 20
=12.8

平均が
18以上 →A
14以上18未満 →B
10以上14未満 →C
6以上10未満 →D
2以上6未満 →E
2未満 →F 
というルールなので、平均12.8だと甲さんはESAT-Jが「C」となる。

・学力検査点62点のESAT-J受験者が他に10名いない場合
上下1点差が5名以上いれば、その点数も含めた受験者のESAT-J平均を取る。
学力検査62点で、ESAT-JがA(=20点) →5人
学力検査62点で、ESAT-JがB(=16点) →4人
学力検査62点で、ESAT-JがC(=12点) →0人
学力検査62点で、ESAT-JがD(=8点) →0人
学力検査62点で、ESAT-JがE(=4点) →0人
学力検査62点で、ESAT-JがF(=0点) →0人

学力検査63点で、ESAT-JがA(=20点) →2人
学力検査63点で、ESAT-JがB(=16点) →4人
学力検査63点で、ESAT-JがC(=12点) →0人
学力検査63点で、ESAT-JがD(=8点) →0人
学力検査63点で、ESAT-JがE(=4点) →0人
学力検査63点で、ESAT-JがF(=0点) →0人

学力検査61点で、ESAT-JがA(=20点) →3人
学力検査61点で、ESAT-JがB(=16点) →7人
学力検査61点で、ESAT-JがC(=12点) →0人
学力検査61点で、ESAT-JがD(=8点) →0人
学力検査61点で、ESAT-JがE(=4点) →0人
学力検査61点で、ESAT-JがF(=0点) →0人

この場合、甲さん以外の25人の平均を取る。
( 20×10 + 16×15 )÷ 25
=17.6

平均が14以上18未満だから「B」という判定になる。


◆男女別?
男女別定員制である普通科高校では、この平均の取り方が男女別なのか男女混合なのかの明記はない。
詳細が判明次第、お知らせする。


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