[2020年10月16日 更新]
今回の記事はぜひ、中学生・高校生に読んでもらいたい。
あまりに時間を浪費している者が多く、「もったいない」と思っているおっさんの思っていることを聞いてほしい。
そしてできれば「そうかもしれない」と思って、やってみてほしい。
やってみて気に食わなければ、止めてもらって構わない。
◆10代の58%は1日3時間以上も使っている
前提として、キミたちが持っている時間は1日24時間。大人も子供も同じである。
そして同学年なら、入試日までの残り時間も同じ。
その時間の使い方は、学校など決まっている者を除けば自分でコントロールすることができる。
キミはその時間を本当に有効に使っているだろうか。
当たり前だが、人はやがて死ぬ。
死ぬまでの残り時間は、毎日少しずつ減り続けているのだ。
それを知っていて、本当にスマホに使う時間を有効と考えているのだろうか。
一度振り返ってほしい。
◆不要なアプリは削除する
これがいちばん効果がある。
特にゲームは本当に必要なのかを考えてほしい。
「今まで費やしてきた時間がもったいないから消さない」という考えもあるが、これは間違いだ。
”サンク コスト バイアス”という言葉がある。
「一度課金したり使った時間がもったいない。だからゲームを続ける」といった考え方をする子は多い。大人でもいるがね。
しかし、今後もムダな時間になるということが分かっているのなら、スッパリと切るべきなのだ。
投資の世界では「損切り」というが、うまく儲けることよりうまく損失を抑える方が大切だし難しい。
お恥ずかしい話、私も以前にパズドラをやっていた。
1日数分ではあるが、ほぼ毎日遊んでいた。
別に遊びたいわけでもなく、ログインボーナス等が目当て。
毎月数時間をムダにしていたわけだ。
ある日、息子が私のスマホからパズドラを消してしまった。
偶然なのか故意なのかは分からない。息子はもちろん謝ったのだが、その時の私の気持ちは「もう毎日パズドラやらなくてもいいんだ」だった。
いっさい後悔などしなかったよ。むしろ「消してよかった」と思っている。
アタマのいい大人が、どうすればゲームにハマるのかを考え抜いて作っているのがスマホゲーム。
分別のある大人だってハマる者がいるのだから、中高生なんてイチコロだ。
ハマって当然。
ゲームを消しても絶対に後悔などしない。
若いころから相当な時間をゲームに費やしてきた私の経験談である。
ファミコン、セガマスターシステム、スーパーファミコンから3DO、ネオジオ
、ドリームキャストまでゲームにドはまりしてきたから、ゲームの中毒性は塾業界の誰よりも知っているはず。
受験生がこれをスマホで読んでいるのなら、今すぐゲームアプリを消すことを薦める。
それによって週数時間、年間で100時間以上は確保できるようになる。
それを自分のための時間に使ってほしい。
ゲームは受験が終わってからまた始めればいい。
もう一度だけ繰り返す。
死ぬまでの残り時間、今も少しずつ減り続けている。
受験生のキミが今やるべきことは受験勉強。それ以外ない。来年では遅すぎるのだ。
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