茂田井は間の宿とはいうものの、佐久地域の中山道街道筋では歴史ある建物が多く残されています。
この雰囲気のある町づくりには、地域住民の方々による日々の美化活動や建物の保全の努力など地域を大事にしたい思いが感じられます。
さて、もう1ヶ月も前にもなってしまいましたが、学習会の様子を紹介いたします。
<コース>
公民館(茂田井小学校跡)~小平道~武重本家酒造~大澤酒造~下組高札場~石割坂~一里塚~寺小路~無量寺~諏訪神社~公民館
(武重本家酒造~大澤酒造)街道筋に隣接して、2つの造り酒屋が並ぶ。
(大澤酒造内の商品展示販売場所)試飲もできます。
敷地内には、しなの山林美術館や民俗資料館があり、すべて無料で見学できます。
1689年(元禄2年)創業。
(下組高札場)大澤酒造敷地の塀の西に存在します。
(宿場中心部)この周辺の建物は、雰囲気を残しながら手入れがされています。
(無量寺)この時はまさに萩が最盛期でした。
1003年(長保5年)3月創建。開山は僧・恵心院源信(えしんいんげんしん)とされ、延暦寺の末寺で、来迎山無量寺。本尊は薬師如来。脇侍(きょうじ)に日光・月光両菩薩を持つ室町時代の作。・・・古いですね。
(諏訪神社)創建年代不詳。古い記録は1588(天正16年)の書状、当時の小諸藩主・松平康国(芦田藩主依田信蕃(のぶしげ))が蓼科神社神官今井曽五郎に宛てに「この神社を毛田井之宮(もたいのみや)に修理、祭事や祈念を怠らないよう。」と記されている。
(上2枚の写真)現在の社殿は、1818(文化15年)茂田井の宮大工・田中円蔵が建てたもので、上屋の中の本殿は一間社流造り(いっけんしゃながれづくり)で外周が彫刻で飾られている。円蔵は当時宮大工として名声のあった初代市川和四朗富棟の弟子。
ガイドさんありがとうございました。勉強になりました。