南部吟遊詩人の写真館

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皆川城に行ってきました。

2022年02月13日 19時19分41秒 | わが故郷、栃木
栃木県栃木市に「皆川城」なる戦国時代の城跡があります。


つーわけで、行ってきました。



調査がかなり進んでいるようでございます。

皆川氏は栃木県南部の栃木市の付近を中心に収めた地方領主。
この辺は佐野氏や宇都宮氏、壬生氏、結城氏、そして関東最大の勢力北条氏がせめぎ合う関東の激戦地です。
そしてそこにあの上杉謙信も参入してくるのですから、実にカオスな状況だったわけです。
しかし、皆川氏はこの混迷の状況を見事に生き抜き、のちに徳川家康に仕え、栃木市の中心部を任されるほどに信任されます。

そんな皆川氏の江戸時時代までの本拠地はこちら「皆川城」。


平地の中の一山全体が城です。

(井戸跡が見えますね)

典型的な「平山城」と言えます。


この「皆川城」の特徴はなんといっても正面右手の高台。

えぐいくらいの傾斜で物見が置かれています。

あと、斜面にいくつも配備される廓。

これはかなりの規模の城と思われます。

竪堀や本丸が推定されているようです。


城の中腹からも麓の眺めがいいです。

これは城としては有能ですなあ。

一つの山を城にするとはいえ、平地部分はかなり確保されており、


かなり軍事施設を建設するには余裕があったものと推定されます。


おそらく、城としてはかなり高度なものだったのでしょう。


山頂近くなってくると、地元の霊峰「太平山」などの山並みが見えます。

この辺も戦国時代の激戦地になったらしいです。

南を望むと佐野の山並みが見えます。あっちは皆川氏にとって敵地であったり、味方であったり…。


東からは結城氏や北条氏、佐竹氏が押し寄せます。


常陸(茨木)の霊峰「筑波山」が見えます。


かくも戦略上重要な拠点。




ご興味ある方、こちらをどうぞ。

皆川広照Wikipedia
北関東のカオスっぷり、マジでパネエ…。
(´・ω・`)


【撮影日:2021/12/28】

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