今回の浜松授業研究の会も、内容が盛りだくさんだった。
どれも、素晴らしい実践だった。
平野さんの絵は、やっぱりすごいが、川村さんの実践もすごかった。
毎年毎年、彼女のレベルが上がっていて、どんどんすごい先生になっていくなと思う。
今回、「はなのみち」の授業のビデオは、衝撃的だった。
複式で国語を行うことを見越して、たった3人の子ども、それも1年生の子ども、それもまだ5月の段階で、子どもたちによる自由討論がかなりのレベルでできあがっていた。
このビデオは、ダビングさせていただき、このブログにもアップして、多くの方に見て参考にしてほしいと思っている。
もう1週間たつので、細部の記憶は怪しいが...
くまさんが ふくろを みつけました。
「おや、なにかな。 いっぱい はいっている。」
くまさんが、ともだちの りすさんに ききにいきました。
いっぱいって何のことだと思う?
あのね、コップに水が一杯ていうでしょ。だから一杯のことだと思うよ。
私はね、いっぱいってたくさんのことだと思うよ。
じゃあ、ここで問題を作ろうよ。1・2みたいに、選択問題を作ろうよ。
いいね。
1=一杯
2=たくさん
これでいいね。
せ~の はい
1=1人
2=2人
ねえ、どうして1だと思ったの?
あのね、コップにたくさん水が入っていると、いっぱい、にはいっていうでしょ。
私はね、いっぱいだから、たくさんだと思うよ。
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こんな話し合いがしばらく続き
あのね、私は最初1にしたけど、2にする。○○ちゃんのお話を聞いていたら、たくさんのほうが良いと思ったの。
それじゃあ、△△さん、今の話し合いで何が分かったのか、まとめて!!
うん、まとめるね。
いっぱいには、二つの意味があるけど、コップ一杯の一杯じゃなくて、たくさんあるの一杯だと分かりました。
こんな、流れだったと思う。
その間、先生は全く出てこない。
子どもたちが、司会をし、問題を作り、解決して、まとめていた。
脱帽
そこで、川村先生に、どうしてこの時期の1年生が、こんなに話し合いが出来るのかを伺った。
すると、一番最初の
「あかるい あさひだ あいうえお..................
の教材から、すでに問題作りを教え、育ててきたとのこと。
「あかるい あさひだ あいうえお..................で問題ができるの?????と疑問に思って、もっと詳しく教えていただいた。
たとえば、「明るい」って知っているようで、言葉で説明できないじゃないですか。
それを、問題を作って話し合うことで、イメージを言葉化させるんです。
「おかしい へんだを作ってと言うのです。」
何が明るいの
どうして明るいの
どのぐらい明るいの
いつ明るいの
どんな色なの....
他には、言葉から「短文づくり」をしたり、他の言葉に言い換えさせたりしています。
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このビデオを見て、川村さんのお話を聞くだけで
今回も、「来てよかった」
目から鱗が落ちる連続でした。
1年生だから、できっこないと思ったらできない。
1年生でも、やらせればできるはずと考えれば、けっこうすごいことが出来る力が、もともと子どもたちの中には備わっている。
浜松授業研究の会の御案内をいたします。 |
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なかなか時間が取れない場合は難しいと思いますが、一度お電話でお話させていただきたいのですが、可能でしょうか?
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