11月29日(日)大阪はシアターBRAVA!にて『奇跡の人』観劇。千秋楽です。
キャストは以下。
鈴木杏(アニー・サリヴァン)
高畑充希(ヘレン・ケラー)
七瀬なつみ(ママ)
佐藤B作(パパ)
しばらく会ってないな~~とちょっと思い出してた、しゅんしゅんダーリンと駅でばったり!
『奇跡の人』を初日に観たそうで
「話も終わりも何もかも全部分かってんのに・・・泣けるで!!」
・・・との感想を聞く。(※1カテコ)
『ガラスの仮面』(※2)も読んでるし・・・そんなに感動するのかね?
・・・と、半ば疑いつつ会場に着き席に着く。
ヘレン(高畑充希ちゃん)登場で、何故だか涙・・・・。
目が見えず聞こえずしゃべれないヘレンの、あちこちにぶつかりながらの演技。
暗闇の中での手さぐり・・・。
そして、サリバン先生(鈴木杏ちゃん)登場で再び涙・・・。
若く、初めての職場で
これまたぶつかりながら傷つきながら手探り状態の彼女の体当たり演技。
この二人の演技力・迫力・・・素晴らしかった!
ぶつかりぶつかり・・・その先に結ばれた絆・・・。
あの鐘の音・・・・。鐘の音って不思議だよな~~・・・。
涙の出所はここでしょう・・・。
脚本も素晴らしいのでしょうね・・・。
セリフもどれも良かった!
言葉って心の『光』なんですね・・・。
吉野弘さんの詩『動詞「ぶつかる」』を思い出す。
動詞「ぶつかる」
ある朝
テレビの画面に
映し出された一人の娘さん
日本で最初の盲人電話交換手
その目は
外界を吸収できず
光を 明るく反映していた
何年か前に失明したという その目は
司会者が 通勤ぶりを紹介した
「出勤第一日目だけ お母さんに付き添ってもらい
そのあとは
ずっと一人で通勤してらっしゃるそうです」
「お勤めを始められて 今日で一ヶ月
すしづめ電車で片道小一時間・・・・・・」
そして聞いた
「朝夕の通勤は大変でしょう」
彼女が答えた
「ええ 大変は大変ですけれど
あっちこっちに ぶつかりながら歩きますから、
なんとか・・・・・・」
「ぶつかりながら・・・・・ですか?」と司会者
彼女は ほほえんだ
「ぶつかるものがあると
かえって安心なのです」
目の見える私は
ぶつからずに歩く
人や物を
避けるべき障害として
盲人の彼女は
ぶつかりながら歩く
ぶつかってくる人や物を
世界から差しのべられる荒っぽい好意として
路上のゴミ箱や
ボルトの突き出ているガードレールや
身体を乱暴にこすって過ぎるバッグや
坐りの悪い敷石やいらいらした車の警笛
それは むしろ
彼女を生き生きと緊張させるもの
したしい障害
存在の肌ざわり
ぶつかってくるものすべてに
自分を打ち当て
火打ち石のように爽やかに発火しながら
歩いてゆく彼女
人と物との間を
しめったマッチ棒みたいに
一度も発火せず
ただ 通り抜けてきた私
世界を避けることしか知らなかった私の
鼻先に
不意にあらわれて
したたかにぶつかってきた彼女
避けようもなく
もんどり打って尻もちついた私に
彼女は ささやいてくれたのだ
ぶつかりかた 世界の所有術を
動詞「ぶつかる」が
そこに いた
娘さんの姿をして
ほほえんで
彼女のまわりには
物たちが ひしめいていた
彼女の目配せ一つですぐにも唱い出しそうな
したしい聖歌隊のように
運命の「ぶつかる」者が、引退してなくて本当によかったですよね・・。
亀田選手・・・。内藤選手は本当に凄い!!
昨日は素敵な「ぶつかる」を二つも観てしまった。
※1・・・それにしても、TVドラマ『青い鳥』でトヨエツに
抱っこされてたかわいい少女が、あんな迫力のあるサリバン先生を
演じられるようになるなんて・・・(涙)!!
カーテンコールの杏ちゃんに涙!!です・・・。
杏ちゃんも涙・・・・だった!
※2・・・それにしても『ガラカメ』はやっぱり凄い漫画だ!
そのまんまやん!!舞台・・・・に、驚いた!
キャストは以下。
鈴木杏(アニー・サリヴァン)
高畑充希(ヘレン・ケラー)
七瀬なつみ(ママ)
佐藤B作(パパ)
しばらく会ってないな~~とちょっと思い出してた、しゅんしゅんダーリンと駅でばったり!
『奇跡の人』を初日に観たそうで
「話も終わりも何もかも全部分かってんのに・・・泣けるで!!」
・・・との感想を聞く。(※1カテコ)
『ガラスの仮面』(※2)も読んでるし・・・そんなに感動するのかね?
・・・と、半ば疑いつつ会場に着き席に着く。
ヘレン(高畑充希ちゃん)登場で、何故だか涙・・・・。
目が見えず聞こえずしゃべれないヘレンの、あちこちにぶつかりながらの演技。
暗闇の中での手さぐり・・・。
そして、サリバン先生(鈴木杏ちゃん)登場で再び涙・・・。
若く、初めての職場で
これまたぶつかりながら傷つきながら手探り状態の彼女の体当たり演技。
この二人の演技力・迫力・・・素晴らしかった!
ぶつかりぶつかり・・・その先に結ばれた絆・・・。
あの鐘の音・・・・。鐘の音って不思議だよな~~・・・。
涙の出所はここでしょう・・・。
脚本も素晴らしいのでしょうね・・・。
セリフもどれも良かった!
言葉って心の『光』なんですね・・・。
吉野弘さんの詩『動詞「ぶつかる」』を思い出す。
動詞「ぶつかる」
ある朝
テレビの画面に
映し出された一人の娘さん
日本で最初の盲人電話交換手
その目は
外界を吸収できず
光を 明るく反映していた
何年か前に失明したという その目は
司会者が 通勤ぶりを紹介した
「出勤第一日目だけ お母さんに付き添ってもらい
そのあとは
ずっと一人で通勤してらっしゃるそうです」
「お勤めを始められて 今日で一ヶ月
すしづめ電車で片道小一時間・・・・・・」
そして聞いた
「朝夕の通勤は大変でしょう」
彼女が答えた
「ええ 大変は大変ですけれど
あっちこっちに ぶつかりながら歩きますから、
なんとか・・・・・・」
「ぶつかりながら・・・・・ですか?」と司会者
彼女は ほほえんだ
「ぶつかるものがあると
かえって安心なのです」
目の見える私は
ぶつからずに歩く
人や物を
避けるべき障害として
盲人の彼女は
ぶつかりながら歩く
ぶつかってくる人や物を
世界から差しのべられる荒っぽい好意として
路上のゴミ箱や
ボルトの突き出ているガードレールや
身体を乱暴にこすって過ぎるバッグや
坐りの悪い敷石やいらいらした車の警笛
それは むしろ
彼女を生き生きと緊張させるもの
したしい障害
存在の肌ざわり
ぶつかってくるものすべてに
自分を打ち当て
火打ち石のように爽やかに発火しながら
歩いてゆく彼女
人と物との間を
しめったマッチ棒みたいに
一度も発火せず
ただ 通り抜けてきた私
世界を避けることしか知らなかった私の
鼻先に
不意にあらわれて
したたかにぶつかってきた彼女
避けようもなく
もんどり打って尻もちついた私に
彼女は ささやいてくれたのだ
ぶつかりかた 世界の所有術を
動詞「ぶつかる」が
そこに いた
娘さんの姿をして
ほほえんで
彼女のまわりには
物たちが ひしめいていた
彼女の目配せ一つですぐにも唱い出しそうな
したしい聖歌隊のように
運命の「ぶつかる」者が、引退してなくて本当によかったですよね・・。
亀田選手・・・。内藤選手は本当に凄い!!
昨日は素敵な「ぶつかる」を二つも観てしまった。
※1・・・それにしても、TVドラマ『青い鳥』でトヨエツに
抱っこされてたかわいい少女が、あんな迫力のあるサリバン先生を
演じられるようになるなんて・・・(涙)!!
カーテンコールの杏ちゃんに涙!!です・・・。
杏ちゃんも涙・・・・だった!
※2・・・それにしても『ガラカメ』はやっぱり凄い漫画だ!
そのまんまやん!!舞台・・・・に、驚いた!