街の看板屋さんのブログです

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小学生の指導方法と子供達

2009年09月11日 | 少年サッカーに一言
最近良くわかってきたことで、小学生にサッカーを教えていて日本人的な考え方が良くわかってきました。子供も親もコーチのいわれることをやっているのが心地よく、安心できるようです。

最近のサッカーの指導理論に「自分で判断できるように指導しよう」とあります。

ところがコーチが子供達に自分で考え判断をさせるべく練習を工夫するのですが、どうも自由にやらせる部分が多いせいか、外から見ている親には、サボっているように見られ、理解してもらえません。

ゲーム形式の練習方法が一番良いのですが、グランドの外で黙ってみているコーチングがサボっているように映るらしいです。ほんとにサボっているコーチも沢山見受けられますが・・・ゲームを沢山するコーチは相対的に良いコーチだと思います。

また、子供達と一緒になって練習中に汗を掻いているコーチが良いコーチだと思われているようですが、子供と一緒になってやることはモチベーションを上げるには良いことかもしれませんが、良い手本を見せられなければマイナス効果ですし、人数が多ければちゃんとやっているか、きちんと出来ているか確認できなくなってしまいます。

選手が練習しているときに一歩はなれて全体を良く見ていないと、良い練習もただの惰性の練習になってしまいます。細かい部分や徹底してやることなど、集中させることが大切ですので、あまり一緒にプレーすることは良くないと思います。

ちょっとさわりだけ参加して、加減を知ることで、ルールを変えることは必要ですが、ずーとプレーしてはいけないと思います。フィールドのサイズ、人数の制限などやってみないとわからないことが多々ありますが、見ただけで練習の意図が現在間違っていないかを判断することが、コーチの資質だと思います。

子供達に細かく指示し、コーチの言われたことをやらされているだけの練習が、きびきびとしているように映るかもしれませんが、実際の試合で一番必要なのは、そのときに必要な判断とプレーが同時に行えることなので、自分で判断してチャレンジできる技術を身に付けさせることが最高の指導者です。