土曜日は、このところ恒例の栃木方面へドライブ。今回は夏タイヤに替えたばかりのワゴンRです。
夕方、東北道 佐野SA下りのスマートICから入って、最近ハマっている佐野ラーメンを、いつも何故かSA食堂で頂きます。
下り側に入ったのは、夕方はこちらが空いてそうだと思ったから。また、ココから東北道で帰宅するつもりもないし、その後は次の田沼ICで降りてしまいます。
まあ、いつもこうやって、行き当たりばったりのドライブを楽しんでいます。
今回は、久々の夏タイヤ走行。乗り心地などスタッドレスとはだいぶ印象が改善されて驚きました。
ワゴンR(MT/4WD)が納車されて半年が過ぎます。なおグレードは最下級のFA。現在の走行距離は約7,000キロ。
この現行ワゴンR、もうモデル的には末期なので、誰が読むの?なのですが、ここで感想などを。
新車納車直後との感想と結構違う点もあります。
①動力性能△
・恐らく国産車最低レベルのパワーウェイトレシオとなるはずの車重780キロに対してNAハイブリッドなし49PSのエンジンですが、普段は必要充分だと思います。
・トルクは当初思ったより細め、ビートと違って気が緩むと発進時よくエンストします。超ローギアードなビートより坂道発進で気を遣う。
時速20キロから3rdでの加速は苦しいので、左折時に2-3どっちにシフトダウンするか迷う。
・ビートよりかなり浅い位置でクラッチがミートされる。エンストの原因はこれに慣れていないのも理由の一つ。
・ファイナルが10%程度落とされた4WDでは、1stと2ndのギヤ比が低過ぎな気がします。
・家族3人でスキー板荷物3人分積むと、結構ツライですね。この場合、料金所〜高速本線への合流は、2ndでは頭打ち、3rdでは加速せず。ただそれもまた楽し、です。
②操縦安定性、乗り心地など△
・小さいクルマらしくキビキビしていい感じ。ただ細い155サイズのタイヤはすぐに限界を迎えます。
・軽自動車っぽくなく、しっかりしたボディの下できっちりサスが役目を果たし、ステアフィールも安心感あり。100キロくらいまでは意外とドッシリしています。
・乗り心地は、普通かな。ただ、夏タイヤ(純正のBSエコピア)より重いスタッドレスタイヤでの乗り心地は良くないです。これは、ヨコハマiG60の特性かも知れませんので参考程度にして下さい。
また、ウチのワゴンRは、リヤアクスルがリジッドとなる4WD版、スタッドレスでは荒れた路面の場合リジッドの重たいバネ下が常に暴れ、能力をオーバーしてる感が伝わって来ます。
但し、FFでは印象がだいぶ変わるのでは?
③居住空間○
・ここ3台ミニバンばかり乗り継いで来ました。2BOXカーはゴルフⅡ以来28年ぶりですが3人家族には充分な広さを持っています。絶対的にはゴルフⅡより狭いけど、使い勝手はさほど変わらない感じ。
・ゴルフⅡにはないリヤ分割可倒シートがあり、左右独立して17センチも前後スライドするリヤシートは、一番前にセットしても充分な足元空間があります。
・あちこちに収納があり、特に助手席下の収納は便利。
またハイブリッドでないFAグレードでは、さらにその助手席収納下、電池が入るスペースにタイヤチェーンを仕舞えます。
・3人3泊程度のスキー荷物と板などを積んでもまだまだ荷室は余裕あり。
もちろん板はキャリアへ。でも4人では厳しいでしょうね。
・内装は、高級感とは無縁ですが、各スイッチ等の操作感はしっかりしていますし、シートの座り心地は悪くありません。
・静粛性はかなりいい。
エンジン音がかなり押さえ込まれていて、エンジン音を頼りにシフトするのが、やり辛いくらい静か。
④装備○
・最下級グレードですが、パワステ、パワーウィンドウ、電動ロック、マニュアルですがエアコンなど、今では当たり前の装備は備わり、自分はコレで充分。
但し、自動ブレーキや車線逸脱防止機能、オートクルーズなど今どきの安全装備はMT仕様ではオプションでも付きません。まあ要りませんけどね(チョット強がり気味、、、)。それよりタコメーターが欲しかった。
・流行りの忌まわしきアイドリングストップ機能が付かなかったのは幸いでした。
・オートではないマニュアルエアコンは、各吹出し口および内外気切替の選択が中間位置でも止められるレバー式で、例えば暖気を足元と手元両方出す場合、より足元への風量を多く配分する選択も可能なのが気に入ってます。
・法規制なので仕方ないですが、ヘッドライトがオートモードしかないのは嫌ですね。
夜に道を他車に譲ってあげる際に消灯合図が出来なくなってしまいました。まだ停車中に消灯できるだけマシか。
⑤燃費○
・15キロくらい走ればいいや、な自分ですが、一応書いときます。
常に、もう一台あるビート並みにエンジンをブン回して2nd/3rdでの加速を楽しんでいる割には、だいたい20〜23キロはマークしてます。おとなしくしていれば、もっといいんでしょうね。
⑥その他
✕恐らくフライ・バイ・ワイヤ式だと思いますが、フルスロットルでのアクセル制御に違和感あり。
加速時の変速中、アクセルを戻したのにエンジン回転がそのまま上昇することが多い。多分保護装置があるはずですが、こういう場面でオーバーレブの不安が付きまといます。これは、もう一台あるビートのダイレクトなアクセル制御が素晴らしいので、かなり幻滅ポイントですね。
△4WD仕様ですが、車庫入れ、左折等でフルにハンドルを切ると、ビスカスセンターデフのブレーキング現象が停まりそうになるほど強力で、よくエンストしました。
□深めの雪道では、これまで乗っていた小型車や普通車よりタイヤが小さいせいか、ハンドルを取られ気味。でも、軽量車体は低μ路面では有利なはずで、見えない場面で安全に寄与していたと考えます。
○皮が剥ける前は酷評していたスタッドレスタイヤのヨコハマIG60は、ドライと雪道両方とも充分な性能を発揮しています。
○前のノアはスライドドアでしたが、意外とヒンジ式の普通のリヤドアで不便しないな、と思います。
以上です。