_ 不思議な境界線
こんばんは。
いつもランニングしている荒川土手ですが、Google Mapで確認すると、東京都と埼玉県の境目がいくつかの場所で不思議な形をしています。
以前から気になっていたので、今回は、その内の一つの場所、浮間公園近くの境界部分について簡単にレポートして来ました。
浮間公園自体も板橋区と北区の境界線に在り、この辺りの境界線は複雑です。
下のMapの赤線がそれです。
_ 現地へ行ってみる
ここは既に数え切れない位走っている場所ですが、いつもは夜。
真っ暗でよく分からなかったので、明るい時間帯に行ってみることにしました。
境界線は、埼玉県側から見るとこんな感じでしょうか。
右手の橋脚は、東北新幹線荒川橋梁です。
戸田橋を渡り、実際の境界線付近へ移動します。
スマホで境界線付近を確認し、辺りを見回すと、土手の上にこのような印があります。
ただ、これは境界線を示すものではなさそうですね。
船渡公園側の道路に降りてみます。
船渡公園と赤羽GCクラブハウスの間に赤羽警察署の看板が立っています。
恐らくここが境界線なのでしょう。
いま、自分がこの写真撮影で立っている場所が埼玉県で看板の向こう側が東京都でしょうか。
ただ、Google Mapで確認すると、この看板はぎりぎり埼玉県に立っているようにも見えますね。
結局のところ、境界線に因んだ構造物等を確認することは出来ませんでした。
_ こうなったのは?
自分は、東京下町の小中学校に通っていたので、荒川の歴史は記憶にあります。
このような境界線になったのは、荒川放水路(現在の荒川)が出来る前の荒川の流れがこうだったんだろうと思われます。
これは、古地図を確認すると旧荒川の流れが推測できます。
下は、Goo地図での昭和22年当時の航空写真(地図をクリックで拡大)
龍のように曲がりくねった流れが昔の荒川と推測。
旧荒川の流れに沿って引いた境界線が現在もそのまま残っているということなのでしょうね。
機会があれば、別の不思議な境界線もレポートしたいと思います。
それでは、今日はこの辺で。
外で飲むコーヒーいいですね。