もうすぐ、バレンタインデー ですね。
私のようなおじさんにはもはや意味のない記念日ですが、事務所近くの大丸百貨店のデパ地下にお弁当を買いに行くと、高級そうなチョコレートが並んでいます。
さて、法廷で生まれる恋はあるのか?
残念ながら、これまで、私の周りにはそのような話はありません。
でも、これからは違うかも・・・・
裁判員裁判が始まって、弁護人は、裁判員とアイコンタクトをとりながら話さなければならないと言われ始めました。
いままでの裁判なら、弁護人は、書類を配って、その書類を見ながら読み上げるというのが普通のスタイルでした。
それが、書類を配らず、書類を見ずに、裁判員とアイコンタクトをとりながら話さなければならなくなったのです。
ところが、このアイコンタクト、とても難しい。
多くの弁護士は、恥ずかしがりながら「書類を見ずに、聞き手の方を見て話す」ことに挑戦し、ここまでは何となくできるようになり、満足しています。
しかし、これではアイコンタクトにはなりません!
聞き手を眺めているだけなのです!!
アイコンタクトをとるためには、6人の裁判員と3人の裁判官全員の方を見ていたのではダメ!
ターゲットは、常に「一人」です。
その話を最も聞いてほしい「一人」をターゲットに決めて、その人の方を向き、その人の瞳の奥を覗き込むように見つめながら話すのです。
それで初めて、アイコンタクトをとったことになります。
そして、十分にアイコンタクトを取ったら、次のターゲットを見つけて、その人の瞳の奥を見つめるのです。
「一人」のことしか見ていなくても、周りの人も、ちゃんと目を見て話をしていると感じてくれます。
さあ、さっそく実践!
こんな風に瞳の奥を見つめて、熱く弁論をしていれば、
裁判員には貴方の瞳がとても眩しくて、法廷で恋が生まれるかもしれませんね!