アメリカ大統領に再選したオバマ大統領
演説の上手さは有名です。(むしろ演説だけで当選したような・・・)
さて、オバマ大統領は、演説するときに決して手元に原稿を持っていたりしません。
自信にあふれた力強い演説はペーパーレスだからこそ生まれてきます。
弁護士が法廷に立つときも同じ。 ペーパーレスで弁論をします。
紙を見ながら読み上げていたなら、弁護人も原稿を見ないと言えないんようなことなんだと思われ、裁判員の信頼を獲得することは出来ません。
でも、原稿なしで話をするのってどうしたらいいのだろう?
多くの人は何日も前から、練り上げた原稿を一生懸命丸暗記して、繰り返し練習しようとします。
ところがこれが失敗の元!
読み上げ原稿(フルテキスト)を作って、覚えようとすると必ずうまくいきません。
① ちゃんと覚えたとおりに出来るか不安なので、本番でムチャクチャ緊張します。
② 話ながら上を向いたり、言葉がとぎれたり、細かな言い回しを言い直したり・・・
覚えたことを思い出して話そうとしていることが伝わり、聞いている人まで
不安になってしまいます。
③ そして、頭が真っ白になって飛んでしまうと、もうすべて終わってしまいます。
せっかく一生懸命に暗記したのに・・・・・
では、どうすればいいのか?
アウトラインだけを準備する(フルテキスト原稿は作らない)のです。
アウトラインを作るときは、出来るだけシンプルなものにする必要があります。
項目や見出し、キーワードだけを書きます。話すための文章は決して書きません。
構成はシンプルで、論理的なものにします。
話し手が本番で忘れてしまうような構成では、聞き手も理解できません。
A4一枚で完結させること。
それ以上の複雑なものは話すことは出来ないし、聞き手も消化しきれません。
このブログ記事の内容をプレゼンするためのアウトラインなら、こんな感じです。
導入 : オバマ大統領の演説のようにペーパーレスで話すにはどうすればいいか。
力強さ、自信
結論 : アウトラインで話すこと
理由 : ① フルテキスト原稿は緊張、自信のなさを伝える
② アウトラインは覚えやすい
③ 聞き手も理解しやすい
結論 : アウトラインで話すと、ペーパーレスで、力強く、自信に満ちた話ができる。
この程度のアウトラインなら、覚えることはさほど大変ではありません。
アウトラインに従って、本番同様に、何度も何度も声を出して練習をしてみてください。
言い回しなどは、練習のたびに変わってもかまいません。
出来る限り、シンプルな言葉で話すようにしてください。
アウトラインだけしかないので、プレゼンしながら時間調整をすることも出来ます。
時間がなければ1分で話すことも出来ますし、具体例やたとえ話を織り交ぜれば20分でも30分でも話すことができます。
人前でスピーチをする機会があれば、ぜひ、アウトラインを作って、ペーパーレスで話すことに挑戦をしてみてください。
自信に満ちたあなたのスピーチに拍手喝采!! 間違いなし。
きっと出来ます。
「Yes,We Can ! 」