弁護士辻孝司オフィシャルブログ

京都の弁護士辻孝司のブログです
弁護士の活動、日々感じたことを弁護士目線でレポートします
弁護士をもっと身近に・・・

「死刑を考える日」京都弁護士会のご案内

2013-02-11 10:27:27 | インポート

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2月16日(土)午後1時~

キャンパスプラザ京都 (京都駅前、ビックカメラの向かい側)で、

京都弁護士会主催死刑を考える日」というイベントがあります。

  

オウム真理教事件、和歌山毒カレー事件、光市母子殺害事件などの弁護で有名な安田好弘弁護士をゲストにお招きしての講演会と、

安田弁護士の活動を追ったドキュメンタリー映画「死刑弁護人」の上映会です。

  

とても重たいテーマですが、社会から強く非難され、死刑しかないと思われている被告人を弁護することの意味を考えたいと思います。

  

「死刑を考える日」は、これまでは京都弁護士会館で開催していましたが、年々来場者が増え、弁護士開館では収容しきれなくなったことから、今年は、京都駅前のキャンパスプラザ京都で開催することになりました。

キャパシティは十分になりましたので、ぜひ、みなさまお越しください。

私は司会進行役です。

   

「死刑弁護人」HP   http://shikeibengonin.jp/

  


「ふんどし」のオランダ人!? 

2013-02-08 15:55:32 | インポート

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これは誰!?

ランニングシャツに、下駄、両手で支えているのは日本の伝統文化 フンドシ です!

事務所近くにある、京都の老舗高級デパート大丸の5階紳士肌着売り場に、

突如現れたふんどしを身に付けたマネキンです。

    

何とも微妙な髪型、顔つき、体型、妙にリアルで、インパクトがあります。

オランダ製マネキンだそうですが、オランダ人がモデル?

どう見ても日本人おやじ風なのですが、オランダ人から見た典型的な日本人像ですかね。

  

ふんどしを締めたことはありませんが、ちょっと興味が出てきました。

ふんどし締めて、気合いを入れて裁判員裁判。

ちょっといいかも。

   

【京都新聞 2013年02月07日 11時32分】

「商戦盛り上げにふんどし「おやじ」大丸京都店に登場」

「ふんどし姿の「おやじ」のマネキンが大丸京都店(京都市下京区)に置かれ、風貌の面白さから話題を集めている。14日の「ふんどしの日」に向け、ギフト商戦の盛り上げ役として存在感を示している。

身長155センチの外国人風のマネキンは、薄毛で貫禄のある太鼓腹が特徴。ふんどしにランニングシャツとげたを合わせた姿がひときわ目を引いている。日本に2体しかないオランダ製で、マネキン製造販売の彩ユニオン(東山区)が貸し出している。

同店では昨秋から、ひも部分がドットやチェック柄の「おしゃれふんどし」のラインアップを充実させ、2メーカー計約20種類を扱う。バレンタイン商戦に合わせ提案しており、「見た目にインパクトのあるマネキンで目立つように」と選んだ。

マネキンが立つ5階の紳士肌着売り場では買い物客が足を止め、思わず吹き出しながらカメラに収めている。」

  


貴方の瞳が眩しくて・・・・法廷の恋! ~弁護技術を生活に vol.20~

2013-02-07 21:50:47 | インポート

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もうすぐ、バレンタインデー  ですね。

私のようなおじさんにはもはや意味のない記念日ですが、事務所近くの大丸百貨店のデパ地下にお弁当を買いに行くと、高級そうなチョコレートが並んでいます。

   

さて、法廷で生まれる恋はあるのか?

残念ながら、これまで、私の周りにはそのような話はありません。

でも、これからは違うかも・・・・

  

裁判員裁判が始まって、弁護人は、裁判員とアイコンタクトをとりながら話さなければならないと言われ始めました。

いままでの裁判なら、弁護人は、書類を配って、その書類を見ながら読み上げるというのが普通のスタイルでした。

それが、書類を配らず、書類を見ずに、裁判員とアイコンタクトをとりながら話さなければならなくなったのです。

  

ところが、このアイコンタクト、とても難しい。

  

多くの弁護士は、恥ずかしがりながら「書類を見ずに、聞き手の方を見て話す」ことに挑戦し、ここまでは何となくできるようになり、満足しています。

しかし、これではアイコンタクトにはなりません!

聞き手を眺めているだけなのです!!

   

アイコンタクトをとるためには、6人の裁判員と3人の裁判官全員の方を見ていたのではダメ!

  

ターゲットは、常に「一人」です。

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その話を最も聞いてほしい「一人」をターゲットに決めて、その人の方を向き、その人の瞳の奥を覗き込むように見つめながら話すのです。

それで初めて、アイコンタクトをとったことになります。

そして、十分にアイコンタクトを取ったら、次のターゲットを見つけて、その人の瞳の奥を見つめるのです。

「一人」のことしか見ていなくても、周りの人も、ちゃんと目を見て話をしていると感じてくれます。

 

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さあ、さっそく実践!

こんな風に瞳の奥を見つめて、熱く弁論をしていれば、

裁判員には貴方の瞳がとても眩しくて、法廷で恋が生まれるかもしれませんね

   

   

   

 

 


感謝デス!20000アクセス!!

2013-02-04 18:07:52 | インポート

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2012年4月17日にブログを開設して以来、2013年2月1日まで291日間で

累計アクセス数が20000を越えました。

  

1日平均約70アクセスです!!

 

いつもご覧いただいている皆さま、本当にありがとうございます。

ブログとしてはまだまだなのでしょうが、地道に頑張っていきます!

これからもどうぞご期待下さい。


刑事弁護合宿 in おごと温泉

2013-02-02 20:15:47 | インポート

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京都弁護士会刑事委員会主催の刑事弁護合宿に参加してきました。

場所は、琵琶湖畔のおごと温泉「びわ湖グランドホテル」

昨夜から、何度も露天風呂で癒されてきました。

     

さて、研修は、

京都の遠山大輔弁護士による舞鶴女子高生殺人事件の報告。

一審の無期懲役判決(求刑死刑)が、控訴審で無罪となった事件です。

  

続いて、東京の神山啓史弁護士による東電OL殺人事件の再審無罪事件の報告。

手書き模造紙でのプレゼンが素敵です。

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証拠開示が大切!

すべての証拠を検察官と警察が握ってしまっている。

その中に無罪を明らかにする証拠も埋もれている。

どちらの事件でも、弁護人がそういう証拠を探し出したからこそ、無罪になった。

はじめからすべての証拠へのアクセスを弁護人に認めていれば、冤罪はぐっと減るはず。

もちろん、無罪の証拠に気付き、それを活かす弁護人の技量、センスも重要。 

    

両弁護士とも、無罪が出ればもっとうれしいだろうと思っていたが、実際には、

ホッとしたというのが感想で、そんなに大喜びということではなかったとのこと。

なるほど!

私も、昨日の判決でもっとハイテンションになるかと思っていたのに、

ホッとしてどっと疲れが出るばかりでしたが、誰もがそういうものなのですね。