日本弁護士連合会刑事弁護センターの熱海合宿(6/7~6/8)に参加しています。
日本全国から刑事弁護に熱心に取り組む弁護士の代表が集まり、2日間にわたっての会議です。
逮捕・勾留された人が国選弁護人の選任を請求することのできる範囲の拡大や国選弁護報酬の問題、
法制審議会「新時代の刑事司法制度特別部会」についての検討、
法廷通訳、接見室内での写真撮影、弁護技術為の研修等々、
刑事弁護を取り巻く様々な問題について、熱心な議論が続いています。
日弁連刑弁センターが発足して、刑事弁護に取り組むようになったのは1989年からのことだそうです。
戦後44年間、弁護士会が組織的に刑事弁護に取り組むことがなく、
「刑事弁護は死んだ」とまで言われていたようです。
それから25年、当番弁護士をはじめとする弁護士会の取り組みの成果として、
被疑者国選弁護が始まり、公判前整理手続き、裁判員制度という大きな改革が行われました。
刑事弁護の研修も各地で熱心に行われるようになり、刑事弁護に係わる弁護士も増大しました。
これからの5年、10年、さらに刑事弁護・刑事司法の改革をすすめて、被疑者・被告人の人権を守り、公正な刑事司法を実現していかなければなりません。
私も微力を尽くします。