群馬県にある老神温泉「伍楼閣」、結婚48周年の記念旅行に選んだ温泉宿である。
新型コロナウイルスは次々と変異して、いまだに収束していない。
4月が結婚記念月であるが落ち着くのを少し待って、1か月遅れの結婚記念旅行である。
2022年5月29日(日) 日曜に遠出することはまず無いので、途中の混雑を避けるため午前6時過ぎに横浜の自宅を出発。
首都高湾岸線から葛西JCTで中央環状に乗り、東北道へ入る。
乗り始めて15年の愛車シビックは、相変わらず元気に走ってくれる。
東北道の蓮田SA、大谷PAでトイレ休憩して宇都宮JCTから日光道へ。
横浜から3時間少しで最初の目的地「田母沢(たもざわ)御用邸記念公園」に到着。
今回は日光を観光して金精峠を東から西へ越え、老神温泉へ行くルートを計画。
その日光だが既に何度か訪れており、今さら東照宮もないので、少しマイナーな場所へ行くつもりだ。
で、最初に来たのが「田母沢(たもざわ)御用邸記念公園」。
道路を隔てた反対側に専用駐車場(2時間 300円)がある。
あまり知られていない場所なので、案の定、先に駐車している車がない。
以下、田母沢御用邸記念公園のHPから抜粋
────────────────────────────────────────────
本公園は、世界遺産に登録された日光東照宮をはじめとする二社一寺「日光の社寺」に近接し、北には男体山、女峰山等の日光連山を仰ぎ、南は大谷川の清流を隔てて鳴蟲山を借景とし、西は寂光の滝を源とする田母沢川を境とし、周辺を杉木立に囲まれた閑静で風光明媚な場所にあります。
日光田母沢御用邸は、日光出身で明治時代の銀行家・小林年保の別邸に、当時、赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部(現在の三階建て部分)を移築し、その他の建物は新築される形で、明治32年(1899)に大正天皇(当時 皇太子)のご静養地として造営されました。
その後、小規模な増改築を経て、大正天皇のご即位後、大正7年(1918)から大規模な増改築が行われ、大正10年(1921)に現在の姿となりました。
昭和22年(1947)に廃止されるまでの間、大正天皇をはじめ、三代にわたる天皇・皇太子がご利用になりました。
戦後、博物館や宿泊施設、研修施設として使用された後、栃木県により3年の歳月をかけ、修復・整備され、平成12年(2000)に記念公園として蘇りました。
建物は、江戸時代後期、明治、大正と三時代の建築様式をもつ集合建築群で、現存する明治・大正期の御用邸の中では最大規模のものです。
これらの建物や庭園から、当時の建築技術や皇室文化を垣間見ることができます。
平成15年(2003)に貴重な建造物として「国の重要文化財」に指定され、平成19年(2007)には「日本の歴史公園100選」に選定されました。
四季折々の風情ある庭園と日光田母沢御用邸の100年に及ぶ荘厳な趣きを是非ご堪能ください。
────────────────────────────────────────────
お車寄せ(正面玄関?)から入り、券売機で入園券(600円)を購入。
順路に沿って建屋内を見て回る。
建屋内の各部屋は掃除が行き届いていて気持ちが良い。
歴代の天皇、皇族が実際にこの空間で過ごしていたと考えると何か変な気がするね。
それにしても「広い!」。
次に「裏見の滝」を見に行った。
かつては滝の裏側に設けた道からも滝を裏側から見られたので、この名が付けられたそうだが、1902年(明治35年)に滝上部の岩が崩壊し裏から見ることができなくなったとのこと。
華厳の滝、霧降の滝とともに日光三名瀑の1つとされる。
無料駐車場から500mほど山道を登る。
道は整備されているので迷いようがない。
これで日光三名瀑を制覇した。
朝が早かったのでお腹がすいてきた。
昼食は中禅寺湖畔の「枡屋」さんに決めてある。
第二いろは坂をウネウネと登り、立木観音入口の信号を左折して中禅寺湖を右に見て少し進む。
湖畔の無料駐車場(立木第二駐車場)は満杯だったが、かろうじて止められた。
やはり日曜日の観光地は混雑している。
「枡屋」さんはこの駐車場の目の前だ。専用駐車場と呼んでも良いくらい。
ワイフは「湯波そば」1,650円 税込
こちらは「湯波そば定食」1,800円 税込 をオーダーした。
車を駐車場に残し、少し離れた中禅寺へ向かう。(徒歩3分)
中禅寺は正式名を日光山中禅寺と呼び、目の前の湖を「中禅寺湖」と呼ぶ由来となったお寺だそうだ。
784年、日光開山「勝道上人」(しょうどうしょうにん)によって建立されたお寺で、世界遺産「日光山輪王寺」の別院とのこと。
御朱印を頂いて諸堂を参拝した。
御本尊「立木観音」 日光山中禅寺の御本尊様です。「十一面千手観世音菩薩」(国重要文化財)。
中禅寺HPから借用
「五大堂」 不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王が安置された御祈祷の道場です。
天井には、日本芸術院会員の堅山南風画伯が描いた大雲龍が堂々たる威容を誇ります。
中禅寺HPから借用
五大堂は本堂の裏手、小高い場所に立てられているため絶景が拝める。
湖畔を散策
湖畔を散策後駐車場まで戻り、次の目的地「吹割の滝」を目指す。今回のツアーで唯一のメジャーな観光地だ。
日光から「吹割の滝」へは金精峠を越えて金精道路を東から西へ走るルート。
中禅寺湖畔の新緑のトンネルを抜け、戦場ヶ原を過ぎ、金精峠のトンネルを抜けて、1時間少しで道の駅「尾瀬かたしな」に到着。
トイレ休憩をして「吹割の滝」へ。
「吹割の滝」
前回ここへ来たのは何年前だったろうか?
あの時は川の水量が少なくて滝の割れ目の縁(ふち)まで入れたが、今回は轟音を響かせていてとても近くまでは行かれない。
でも今年の冬は雪が多かったせいか豪快な滝を見ることができた。
今夜の宿は老神温泉「伍楼閣」を予約してある。
吹割の滝から10分とかからない。
老神温泉「伍楼閣」
宿についてチェックインの際に「愛郷ぐんまプロジェクト」を利用する旨を告げる。
「愛郷ぐんまプロジェクト」とは、コロナ禍で経済振興のため群馬県が行っているプロジェクトだ。
3回目のワクチン接種の証明書と免許証などで住所確認ができれば、近隣の神奈川県からの宿泊でも適用される。宿泊料金が1人五千円割引になる。
さらに「tengoo」と呼ばれる沼田市の地域電子マネーが1人三千円ついた。(宿泊料金にも使える)
「伍楼閣」さんは昭和レトロな宿だ。
畳敷きの廊下を部屋へと案内され、荷物をほどくと露天風呂へ。
老神温泉は山の中の温泉地なので眺望はそこそこだが、建屋の半地下のような構造が露天風呂としての広さを稼いでいる。
2か所の露天風呂は混浴。
だが女性専用の更衣室、女性専用タイムが設けられていて女性客に配慮されている。
風呂は撮影禁止のためHPから借用
お楽しみの夕食は(私たちには少し多いくらいの)山の幸、川の幸が並び、どれもおいしい。
ビール3本と、地酒の冷酒と、地元のシードルを主食にして、完食した。
翌朝、少し早起きして近くの朝市へ行ってみた。
10軒くらいの露店が並んだ小ぶりな市だ。
ワイフは土産物をいくつか買っていたが安いそうだ。
朝食も部屋食だったが、めいめいのお膳なので(高さが無いので)正座していただいた。
これは膝の悪い人には配慮が必要と思う。
朝から品数は多い。
帰りは観光せずにまっすぐ帰宅することにしている。
老神温泉から関越の沼田ICへ向かい、途中の「道の駅 白沢」で土産物を買いこむ。
沼田ICから関越に入り、鶴ヶ島JCTで圏央道に乗り換え、海老名JCTで東名に入る。
途中の海老名SAで昼食をとり、一路横浜へ帰ってきた。
新型コロナウイルスは次々と変異して、いまだに収束していない。
4月が結婚記念月であるが落ち着くのを少し待って、1か月遅れの結婚記念旅行である。
2022年5月29日(日) 日曜に遠出することはまず無いので、途中の混雑を避けるため午前6時過ぎに横浜の自宅を出発。
首都高湾岸線から葛西JCTで中央環状に乗り、東北道へ入る。
乗り始めて15年の愛車シビックは、相変わらず元気に走ってくれる。
東北道の蓮田SA、大谷PAでトイレ休憩して宇都宮JCTから日光道へ。
横浜から3時間少しで最初の目的地「田母沢(たもざわ)御用邸記念公園」に到着。
今回は日光を観光して金精峠を東から西へ越え、老神温泉へ行くルートを計画。
その日光だが既に何度か訪れており、今さら東照宮もないので、少しマイナーな場所へ行くつもりだ。
で、最初に来たのが「田母沢(たもざわ)御用邸記念公園」。
道路を隔てた反対側に専用駐車場(2時間 300円)がある。
あまり知られていない場所なので、案の定、先に駐車している車がない。
以下、田母沢御用邸記念公園のHPから抜粋
────────────────────────────────────────────
本公園は、世界遺産に登録された日光東照宮をはじめとする二社一寺「日光の社寺」に近接し、北には男体山、女峰山等の日光連山を仰ぎ、南は大谷川の清流を隔てて鳴蟲山を借景とし、西は寂光の滝を源とする田母沢川を境とし、周辺を杉木立に囲まれた閑静で風光明媚な場所にあります。
日光田母沢御用邸は、日光出身で明治時代の銀行家・小林年保の別邸に、当時、赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部(現在の三階建て部分)を移築し、その他の建物は新築される形で、明治32年(1899)に大正天皇(当時 皇太子)のご静養地として造営されました。
その後、小規模な増改築を経て、大正天皇のご即位後、大正7年(1918)から大規模な増改築が行われ、大正10年(1921)に現在の姿となりました。
昭和22年(1947)に廃止されるまでの間、大正天皇をはじめ、三代にわたる天皇・皇太子がご利用になりました。
戦後、博物館や宿泊施設、研修施設として使用された後、栃木県により3年の歳月をかけ、修復・整備され、平成12年(2000)に記念公園として蘇りました。
建物は、江戸時代後期、明治、大正と三時代の建築様式をもつ集合建築群で、現存する明治・大正期の御用邸の中では最大規模のものです。
これらの建物や庭園から、当時の建築技術や皇室文化を垣間見ることができます。
平成15年(2003)に貴重な建造物として「国の重要文化財」に指定され、平成19年(2007)には「日本の歴史公園100選」に選定されました。
四季折々の風情ある庭園と日光田母沢御用邸の100年に及ぶ荘厳な趣きを是非ご堪能ください。
────────────────────────────────────────────
お車寄せ(正面玄関?)から入り、券売機で入園券(600円)を購入。
順路に沿って建屋内を見て回る。
建屋内の各部屋は掃除が行き届いていて気持ちが良い。
歴代の天皇、皇族が実際にこの空間で過ごしていたと考えると何か変な気がするね。
それにしても「広い!」。
次に「裏見の滝」を見に行った。
かつては滝の裏側に設けた道からも滝を裏側から見られたので、この名が付けられたそうだが、1902年(明治35年)に滝上部の岩が崩壊し裏から見ることができなくなったとのこと。
華厳の滝、霧降の滝とともに日光三名瀑の1つとされる。
無料駐車場から500mほど山道を登る。
道は整備されているので迷いようがない。
これで日光三名瀑を制覇した。
朝が早かったのでお腹がすいてきた。
昼食は中禅寺湖畔の「枡屋」さんに決めてある。
第二いろは坂をウネウネと登り、立木観音入口の信号を左折して中禅寺湖を右に見て少し進む。
湖畔の無料駐車場(立木第二駐車場)は満杯だったが、かろうじて止められた。
やはり日曜日の観光地は混雑している。
「枡屋」さんはこの駐車場の目の前だ。専用駐車場と呼んでも良いくらい。
ワイフは「湯波そば」1,650円 税込
こちらは「湯波そば定食」1,800円 税込 をオーダーした。
車を駐車場に残し、少し離れた中禅寺へ向かう。(徒歩3分)
中禅寺は正式名を日光山中禅寺と呼び、目の前の湖を「中禅寺湖」と呼ぶ由来となったお寺だそうだ。
784年、日光開山「勝道上人」(しょうどうしょうにん)によって建立されたお寺で、世界遺産「日光山輪王寺」の別院とのこと。
御朱印を頂いて諸堂を参拝した。
御本尊「立木観音」 日光山中禅寺の御本尊様です。「十一面千手観世音菩薩」(国重要文化財)。
中禅寺HPから借用
「五大堂」 不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王が安置された御祈祷の道場です。
天井には、日本芸術院会員の堅山南風画伯が描いた大雲龍が堂々たる威容を誇ります。
中禅寺HPから借用
五大堂は本堂の裏手、小高い場所に立てられているため絶景が拝める。
湖畔を散策
湖畔を散策後駐車場まで戻り、次の目的地「吹割の滝」を目指す。今回のツアーで唯一のメジャーな観光地だ。
日光から「吹割の滝」へは金精峠を越えて金精道路を東から西へ走るルート。
中禅寺湖畔の新緑のトンネルを抜け、戦場ヶ原を過ぎ、金精峠のトンネルを抜けて、1時間少しで道の駅「尾瀬かたしな」に到着。
トイレ休憩をして「吹割の滝」へ。
「吹割の滝」
前回ここへ来たのは何年前だったろうか?
あの時は川の水量が少なくて滝の割れ目の縁(ふち)まで入れたが、今回は轟音を響かせていてとても近くまでは行かれない。
でも今年の冬は雪が多かったせいか豪快な滝を見ることができた。
今夜の宿は老神温泉「伍楼閣」を予約してある。
吹割の滝から10分とかからない。
老神温泉「伍楼閣」
宿についてチェックインの際に「愛郷ぐんまプロジェクト」を利用する旨を告げる。
「愛郷ぐんまプロジェクト」とは、コロナ禍で経済振興のため群馬県が行っているプロジェクトだ。
3回目のワクチン接種の証明書と免許証などで住所確認ができれば、近隣の神奈川県からの宿泊でも適用される。宿泊料金が1人五千円割引になる。
さらに「tengoo」と呼ばれる沼田市の地域電子マネーが1人三千円ついた。(宿泊料金にも使える)
「伍楼閣」さんは昭和レトロな宿だ。
畳敷きの廊下を部屋へと案内され、荷物をほどくと露天風呂へ。
老神温泉は山の中の温泉地なので眺望はそこそこだが、建屋の半地下のような構造が露天風呂としての広さを稼いでいる。
2か所の露天風呂は混浴。
だが女性専用の更衣室、女性専用タイムが設けられていて女性客に配慮されている。
風呂は撮影禁止のためHPから借用
お楽しみの夕食は(私たちには少し多いくらいの)山の幸、川の幸が並び、どれもおいしい。
ビール3本と、地酒の冷酒と、地元のシードルを主食にして、完食した。
翌朝、少し早起きして近くの朝市へ行ってみた。
10軒くらいの露店が並んだ小ぶりな市だ。
ワイフは土産物をいくつか買っていたが安いそうだ。
朝食も部屋食だったが、めいめいのお膳なので(高さが無いので)正座していただいた。
これは膝の悪い人には配慮が必要と思う。
朝から品数は多い。
帰りは観光せずにまっすぐ帰宅することにしている。
老神温泉から関越の沼田ICへ向かい、途中の「道の駅 白沢」で土産物を買いこむ。
沼田ICから関越に入り、鶴ヶ島JCTで圏央道に乗り換え、海老名JCTで東名に入る。
途中の海老名SAで昼食をとり、一路横浜へ帰ってきた。