夕方はいつも通り、普通になんでもかんでもストレッチを絡ませつつ過ごしていました。
夜に83分入浴し、昨夜の入浴の事を良く思い出してみました。昨夜と同じ分数なのは完全に偶然です。
昨夜は確かに体を温めてばかりでしたが、浴槽内で脊椎骨間を離そうとはしていました。これは順序が違うなって思いました。間に「筋肉を伸ばす」を入れないと、三段論法のBをすっ飛ばす形になります。例えになっていませんが、100m走で、万全なウォーミングアップをして、予選に出ず、本選に出るようなものです。出れるわけがありません。
そもそもヘルニアが起こる原因は、人間の頭蓋骨が重すぎて直立せざるを得ない事から来ています。腰痛は人間の宿命です。脊椎の骨と骨との間隔が狭まる原因は重力と筋力です。重力は取り除けませんので、ターゲットは筋肉の過度な緊張による収縮状態を解きほぐす事にあります。手順として良いのは、温めてから伸ばす事です。つまり、温めるだけでは効果が少ないという事です。余りに単純すぎる結論に呆れてしまいました。なお、浮力があるとストレッチの強度が落ち、伸びの効果が激減します。エガちゃんのポーズについては、他に載ってなさそうなので詳述したいのですが、これが見事に当てはまります。つまり、これを逆に利用して、辛い人は水中でフォームを体に叩き込むのが入り口となりえます。
温めてから伸ばす、というのは、ジムで一部の人がしている、有酸素運動を軽くしてからストレッチをする、という手順と同じです。
さっきは体を温めた後、洗い場にしっかりと立ち(地面を足の指でガッチリと掴む感覚です。この感覚を獲得するのに凄い時間が必要でした)、腰と背中全体の筋肉を本気で伸ばしにかかりました。浴槽内で何となく伸ばすのとは伸び方が格段に違いました。精神を伸ばす部位に集中させ、呼吸を止めず、顎を引いて、基本フォームを忠実に守り、天を掴む感覚で伸ばすと、立位は非常に疲れます。下手したら酸欠で倒れます。特に呼吸を止めない事と、大きい筋肉を伸ばした後、緩める時はゆっくり緩める事(同時にゆっくりと吸入します)、これらに注意が必要です。これらの方法は詳述したいところですが、どこにでも載っている情報だろうから、今後もしないと思います。
ちなみに、このシリーズで触れた事はありませんが、坐位での腰・背中のストレッチもあります。強度は立位より少し弱まるものの、安全性が高いのでお勧めです。私が三年間くらい(って、ほぼずっとやんw)、「これ、一体どこを伸ばしているんだろう?」と感知できなかったやつです。少なくとも、コケて頭を打つ心配はありません。検索したら、むしろ坐位の説明の方がたくさん出てくるのではないかと推測しています。
ちなみにちなみに、立位を本気でやると、ほぼほぼヨガの代表的なポーズ、例えば「三角のポーズ」等と同等の強度になり、非常に消耗します。その後のリラックス効果も同じぐらいあります。ちゃんと基本フォームを守って行えば、の話ですので、しっかりとフォームを身に付ける必要があります。
なんか、メッチャ真面目に書いてしまいました。今までの取り組み方の甘さを感じたために、ちょっと反省して本気でやったら、とても伸びて驚くと同時に、「よくあんな甘い感覚でストレッチをして、大規模ヘルニアを抑え込めたな」って不思議に思っています。
あと、ぎっくり腰の友人がいるのですが、これは腰椎の骨と骨とが水平方向にずれる事で起きているように感じます。原因は筋力と姿勢のアンバランスから来ていると推測しています。垂直方向に近づくのがヘルニアです。基本的対処方針は同じで、左右のバランス、違いを意識しながら均等になるように筋肉の緊張を解く事、これが入口だと思います。専門家の方からの助言を今後、ネットからではなく、直接に聞いてみます。ストレッチしていると、体の左右差に敏感になります。自然と神経が鋭敏になりますので。
明日の朝の体の硬さがどうなっているか、楽しみです。