9年間の母の介護費用は、単純計算で
1500万ぐらいでした。
結構な額ですよね・・・( ゚Д゚) 古民家が買えそうです。
在宅でいるときにはそんなにかからないけど
施設や病院のお世話になるとね。
最初の入院時(手術)に認知症なので、
病院から付き添いをして下さいと言われ、
病室に3か月間泊まりました。
治療費は後期高齢者なので月に¥44400で済むけれど
個室だったので、差額ベッド代が100万以上かかった。
老健にお世話になると、兄と世帯が同じだったから
世帯の総所得で計算されてしまうので、利用費が高額となった。
ショートで1か月お世話になると15万を超えていた。
何か方法はないかとネットで調べて世帯分離を知った。
これならば、母の年金だけの収入で計算されるので、
区分が下がり随分と楽になりました。
9年間で、膵炎の悪化や胆管炎や褥瘡の手術や蜂窩織炎などで
多分入院を十数回くらいしたかな?
4人部屋が空いていなくて、病院の事情で個室や2人部屋に
入院させられた場合の差額ベッド代は本来請求されないものなんだけど
しっかり請求された。
老健と病院が同じ経営者だと、「差額ベッド代は、おかしいです。」と強く言えない。
退院後に老健に戻れなくなるから・・・従うしかない。
母は、ほとんど食事を食べないので
それに代わる栄養剤(メイバランス)や野菜ジュースや麦茶
家からは食べてくれそうなおかずを作り持参。パジャマや普段着
ポータブルトイレの下に敷く足元マットやシャンプーリンス
体に塗る保湿剤。
そうそう!テレビカード!これがすごいことになります。
こうした諸々に意外とお金がかかる。
そして、私が毎日食事介助に母のところへ行くので
冬場や雨の日はバスやJRやタクシーなどの交通費もかかる。
というか・・・
在宅で私がお世話してあげることができないので、
少しでも良い環境にしてあげたいという思いがありましてねー
時々数週間しか実家に連れて帰ってあげられない・・・
私も家庭があるので、ずっと実家にはいられないのです。
かといって2DKの賃貸では同居も不可能でした。
早い時期に胃瘻にすれば、老健の持ち出しで済むし、
でも、胃瘻はしたくなかったんですよね。
少しでも長く、自分で食べて自分で動いて欲しかった。
寝たきりになるのが一番怖かったですから。
母が兄名義で貯蓄をしてくれていたので、兄の定期を何口か解約したけど
辛うじて借金をするなどといった事態にはならずに済んだ。
でも、実際うちは幸せだったと思います。
世の中には、本当に介護費用を捻出するのが大変なことになっておられる方も
たくさんいらっしゃいます。