金儲けの種
悲しみの淵にあるご遺族には本当に申し訳ない言い方であるが、吉田昌郎元東京電力第1原子力発電所所長の訃報を、どれだけ多くの人々、原子力政策を推進してきて未だ何の責任も取らない政治家や電力会社の幹部、それを支えてきた御用学者、エセ(疑似)学者が、胸を撫で下す思いで聞いたことか。それだけ、同氏の死去は今後の事故原因究明に与える影響は大きい。
増え続ける汚染水の処理もままならず、試掘井戸水の放射性物質の増大の原因も定かではなく、これから何が起こるか分からないのに、世界的高い安全性とふれこみ、中東、東欧、アジアの国々に原発を輸出しようと奔走する「美しい日本」の安倍晋三首相、また原発再稼動のために「猛暑を」と念じる電力会社の幹部。国民の皆様、お客様といいながら金儲けの道具としか思っていないのだ。
参議院選挙まであと一週間、目先の経済問題だけが先行し、憲法やまして沖縄・普天間など争点にならない。お得意の論点隠しの戦術のようだが、今回はこれまでの選挙と訳が違う。日本、沖縄の良識が問われよう。
なにせ、一部の限られた人たちに取って、いちばん金儲けになるのは「戦争」なのだから。(普)
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7月13日(土)宮古毎日新聞
○【北京時事】中国軍「強烈な不満と反対」 防衛白書で日本に抗議
7月12日(金)宮古毎日新聞
○【ワシントン時事】無人機の着艦試験、初成功 米軍
○【ワシントン時事】韓国98%「謝罪は不十分」 安倍(晋三)首相好感度、中国で9%――米調査
7月11日(木)宮古毎日新聞
○【北京時事】尖閣念頭、海上監視に1万6000人配置 中国
○来月初旬宮古に就航 宮古島海保 新巡視船「みやこ」
7月10日(水)宮古毎日新聞
○中国の監視船 接続水域を航行 尖閣沖
○米輸送機配備の見直し要請 政府対応に不満も 仲井真(弘多沖縄県)知事
○領海侵入「極めて遺憾」 13年版防衛白書 中国けん制
[解説]中国海洋進出に危機感 防衛白書、にじむ安倍カラー
○参院選沖縄選挙区 自民 「普天間隠し」で対抗 現職 無党派引き留めに必死
○母子保健の課題解決へ 宮古での研修開始 アフリカ地域から12人参加
○吉田(昌郎)元所長が死去 福島第1原発事故で陣頭指揮
7月9日(火)宮古毎日新聞
○新基準施行・規制委 5原発0基を申請 再稼動に向け電力4社
○燃料費増に危機感 原発停止で料金値上げも 電力各社
7月8日(月)宮古毎日新聞(休刊)
7月7日(日)宮古毎日新聞
○中国の監視船 依然接続水域に 尖閣沖
○【香港時事】「尖閣」抗議船を再派遣へ 昨年上陸の香港「保釣」団体
○【ワシントン時事】ミサイル迎撃試験失敗 米軍
○【カイロ時事】衝突やまず、26人死亡 モルツ支持派と反対派 エジプト
○原発10社、廃炉検討ゼロ 新基準でも再稼動方針 選別進まぬ可能性
○廃炉求める福島、東海東電明言せず 原電は存続意向
○[解説]廃炉判断に第三者を