幸男自身が思い至らないまでも過去に照らしあわせてみれば、 2016-02-23 19:58:10 | 小説 幸男自身が思い至らないまでも過去に照らしあわせてみれば、すぐわかるはず。ずいぶん自分勝手な幸男だ。つまり軽く見抜かれるとしかも、裏切っていた、その果てにいじましい思いに耽った、『狂』とはもっての外だろう。 (「おしのび」つづく)