50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

幸男自身が思い至らないまでも過去に照らしあわせてみれば、

2016-02-23 19:58:10 | 小説
幸男自身が思い至らないまでも過去に照らしあわせてみれば、すぐわかるはず。ずいぶん自分勝手な幸男だ。つまり軽く見抜かれるとしかも、裏切っていた、その果てにいじましい思いに耽った、『狂』とはもっての外だろう。

(「おしのび」つづく)


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