「反省しています。理恵さんはやっぱりぼくの先生です。・・・ 2015-11-20 20:11:40 | 小説 「反省しています。理恵さんはやっぱりぼくの先生です。でも、でもこれだけは言わせてください。駅から尾行した間、『故郷』の役づくりにすごく参考になりました。そうして、それから、岬ホテルに落ち着いた時点からは・・・・・・」 「なあに?」 (つづく)
知らなかった事実を伏せていたが、例え恋の時も・・・ 2015-11-18 21:47:14 | 小説 知らなかった事実を伏せていたが、例え恋の時も緊張を持続していなくてはいけない、そんな世界に急いで立ちもどっていて、つらくとも、 「そのことはっきり言って、敏彦の方がうちあけたのには不満だわ。らしくないし、不自然になる、意識的になって。まずかったんじゃない」 (つづく)
「ところで今度ぼく、『故郷』芸術祭参加作品に、・・・ 2015-11-17 20:21:48 | 小説 「ところで今度ぼく、『故郷』芸術祭参加作品に、キャラクターを求められて参加します。知っておられると思って、それで・・・・・・じゃあ参考になるとかでぼくを誘ってくれたのですか!」 それでと言われて、当然の風にぼやけてきている湾の海上に目をそらせ、理恵はゆっくりうなづいたのだった。 (つづく)
演技力をみがくためにも、・・・ 2015-11-16 20:28:31 | 小説 演技力をみがくためにも、 「ごちそうさま」 とどこまでもこの旅行を喜劇風に終わらせたいと、敏彦がそう言って主張した。 (つづく)