晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

コイツの活用は(西村20㎝F9)

2009年01月27日 14時06分08秒 | 天文ネタ

Nishimura 自分は口径に余り拘らないタイプだが、このところ、それだけでは満足出来兼ねる気持ちが時折湧くようになった。私の星見はたんなる重星観賞の域でしか無いのだが、観賞ゆえに美しく見たいと云う気持ちが強くなってきたのだ。(^^;  口径を大きくすれば良いのは判っているのだが・・・    日頃、設置が楽で10cm以下の口径を多用しているが、今後は今まで出番の少なかった20cm鏡をもう少し活用しようと思う。

今時、20cmを大口径と云う人はいないが、私にとっては20cmは充分に大口径で星見に使うとなれば相当に気合が必要。 形式によっては手軽なタイプ(短筒)も数多く有り、私自身も所有していたが、現在、下記に述べることからこの鏡筒のみ手元に残っている。 残した理由は先ず、40年来の憧れの鏡筒で有り、終の鏡筒と決めていたこと、そして何よりも何処までも伸びる高倍率性能である。

二年程前にも書いたが、700倍超にての素晴らしい土星像500~600倍でのこと座WWの度肝を抜く星像及び月縁部の素晴らしさが眼に焼き付いているからだろう。略、同じ条件下で他の所有する20cmとも比較したのだが、決して追い着くことの出来ない歴然たる差を感じた。 

但し、能力を発揮出来る空には滅多にお目にかかることが出来ず、デカイ(長い)ので設置、観望も億劫と云うのが弱点である。 常設でもすれば幾分緩和されるであろうが、長い鏡筒長と云う面だけは背丈の低い私には厳しい。

この鏡筒(1969年西村製20cmF9)を如何に活用するかと言うことで、先日倉庫内で組上げて見たのだが、主鏡セルを地面すれすれ迄下げることによってどの方向に向けても踏み台無しで接眼部に目が届くことが分かった。本来、主鏡部は地面から為るべく離すと云うのはシーイング等の関係上セオリーであろうが、使い勝手を最優先する方がベターであろう。取り合えず短い三脚を近日中に製作する予定をしている。只、天頂付近に鏡筒を向けた場合、三脚に鏡筒が干渉するのは必至だろう。 何れは短ピラーを製作し少しでも快適に使いたいと思う。 つまらない独り言と思われるかもしれないが、星見の出来ない毎日では、こんなことをアレコレと考えるより術が無い(^^;