晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

もう立秋である

2018年08月08日 18時43分05秒 | 天文ネタ

此処二三日は9月末並の気温で、オマケに東風の強風が吹き荒れ、最高温度でも20度少々、夜は寒くストーブを点けるといった塩梅。 当地の水稲は今肝心(豊凶を左右する)の開花期なので、この天候は非常に気懸りである。 そんな中、立秋を明日に控えた6日、一日中ヤマセの強風であったが、雲が少なく星が可也見えていたので22時丁度より星見を開始した。 こんな天候の時は実にスカイシェッドPODは有難く、防風の役割をキッチリと担ってくれる。 しかし、気温だけは如何し様も無く、初冬並の防寒着で応じた。 いつもそうだが、私の場合余り鏡筒の温度順応には時間を掛けておらずシーイングが悪いの如何なのか正直定かではないが、こんな強風の場合はシーイングが悪いのだと決めつけ、覚悟の上での星見である。 

今日の相方はミューロン180Cで、使うアイピースはニコンNAV5㎜、7㎜、14㎜ PENTAX XW10㎜、XL21㎜で、5㎜と7㎜は殆ど使えるような空ではなかった。 先ずは火星を入れ次に土星も入れるがどちらも当然ながらツマラナイ見え方(カッシーニが辛うじて判別できる程度、火星に関しては何も述べること無し)、アイピースは10㎜、14㎜、21㎜では何とか堪え得る見え方。 西天に低くなっている牛飼い座ε星(プルケリマ)だが、何とか分離出来る程度で、それでもこの強風の状態で分離するのだから、最悪シーイングではない。 その後、ヘルクレス座α星を随分と長く見続ける。(控えめな色合いで美しい重星) 鏡筒にアダプターを介してコンデジを付けているが、重星を撮影する予定であったが、火星を撮っている図である。(撮影された火星は視るに堪えぬのでアップは避けた) 使用しているアイピースのニコンNAV14㎜はミューロンの眼視用に購入したのだが、重星撮影用も兼ねているのである。カメラはニコンクールピクスP300乃至P310を使っている。(以前まで使っていたクールピクス4500は背面液晶が小さ過ぎピントの確認も儘ならず引退していただいた) 

非常に寒くてこ一時間程でお開きとしたが、東天を望めばすっかり秋の星座で、かなり大きな流れ星が数個飛ぶのを観た。 運が良ければ写るかなと思いニコンDfニッコール20㎜を取り付けISO 1600 絞りf4にて25秒露出のものがこれである。

本州の方では猛暑とのことであるが、此方はもうすっかり秋の佇まいである。 今日も強風が吹き荒れたが、現在の空は晴天である。 今宵は軽量軽快なFC60でちょこっと見ようかな。 ※追記 と予定していたが、その後、曇ってしまった(^^;