教員研修を終えて

理美容とは、ただ人の容姿を美しく整えるだけでなく、心理的・生理的な面まで動かすことが出来る領域であるべきですから、そのサービス提供の対象者も多種・多様です。
サロンに来店されるお客様だけに目を向けていてはだめなのです。
障がいを持っている方、何らかの事情でサロンに通うことができない高齢者もみんなキレイになりたいのです。そしてそれを実現できるのは理美容師だけなのです。本来であれば、そこまですべての美容師がやらなければならない技術なのです。


『福祉』というのは“幸福”という意味です。
ノーマライゼーション：すべての人が普通に社会生活を営む権利があるとする考え方＝福祉の理念なのです。

私たち教員はこれから高齢社会に飛び込む若者を育てなければいけません。これからの社会に貢献できる美容師を育て、またその意味を理解し自分の美容師としての幅を広げられる人材を育成するには、私たちが“福祉”の本当の意味を理解しなければいけないと思っています。

二日間にわたり熱心にご指導くださいました田邊副理事長をはじめ、下田理事長、小林事務局長には、大変お世話になりました。
とても勉強になりました。ありがとうございました。