ウォンジュと読みます。地図の赤丸つけたところです。江原道でも内陸の街です。9月8日に旅行の事書いた江陵と、9月16日に冬季オリンピック立候補の事を書いた平昌の延長線上になります。
この街に何があるのかという事ほとんど知りません。ただ私自身には大変思い出深い街なのです。
この街に行ったのは、私の人生でコンディション最悪だった時です。仕事をやめて、とりあえず韓国に行ってみようと思って行ったのです。なぜここに行ったかなんて何にも覚えていません。気がついたらこの街にいたというだけです。12月だったので雪のちらつく原州の街角で、縁石にポツンと腰掛けてボーっとしていました。何を考えていたのかもよく覚えていません。人間って、ものすごく辛い時の事とか、ものすごく恥ずかしい事って、想い出そうとしても想い出せないのかもしれません。
精神的にも最悪でしたが身体的にも最悪でした。どこかで連動していたのかもしれません。泊まっていた旅館で夜ふらふらと倒れてしまいました。立っている事が出来なかったのです。朝になったら起きられたからよかったのですが、そのまま日本に帰って入院する事になってしまいました。
おかげさまで身体の方はまもなく回復し、精神的にはその後1年以上かけて仕事にも復帰できるようにもなりましたが、自分の人生をチャートにするならば、最底値を打ったのがこの街だったわけです。まあその意味では文字どおり再起の「原」となった街なのです。
韓国旅行のシリーズ、江原道はこれで終わりにします。次回は京畿(キョンギ)道に行きます。