(写真:交詢社クラブの会合
東京都中央区銀座6丁目8番7号、交詢ビルディング。当社オフィスより徒歩2分)
それでも円高は止まらない
8月20日(土)9時27分配信
円相場が戦後最高値を更新し、
1ドル=75円台を示す為替の電光ボード=19日夜、東京・銀座
このところ多忙の極みで更新できませんでした。
さらなる円高の兆候(1ドル=60円台へ)これまでのまとめ
▼米国債のデフォルトを瀬戸際で回避
先日
米政府債務上限引き上げ問題はデフォルト(債務不履行)回避期限の8月2日、
オバマ大統領が引き上げを認める与野党妥協案を上院通過後直ちに署名して
法案は成立した。
この結果、米国は期限までわずか10時間を残しデフォルト転落を免れた
(しかしながら、これは先延ばしにすぎない。つぎは秋ごろ)
11年度、財政赤字は3年連続1兆ドル(11会計年度米財務省が発表)
累積で1兆999億100万ドル(約84兆5000億円)の赤字となり、
赤字額が3年連続で1兆ドルの大台。
(12会計年度は、1兆1000億ドルの赤字の見通し)
▼米国債保有国世界第1は中国
強いドルの裏付けとしては、世界最強の軍事力の裏付けがあった
ものの、それも昨今陰りが見え始めた。
それまで米国債を買い続けて米国財政を支えてきたのが
同盟国(属国)の日本であったが
いまや仮想敵国だったはずの中国が米国債引き受けの世界1位
その額は外貨準備高の3分の1にあたる1兆1600億ドル(約90兆円)
といわれている。
(中国に表立って戦争を仕掛ければいっせいに米国債は売られる)
米国の基軸産業の1である軍事産業、国益のために中東に
戦争をしかけ、金融緩和といかがわしい金融商品(サブプライムローン)
によりかつてない好景気をもたらすもののリーマンショックで
そのバブルも崩壊する。
▼QE2(量的緩和第2弾)がさらなるドル安を招く
昨年のサブプライムにつづくリーマンショックで
QE2(量的緩和第2弾)ドルの増刷(6月末に終了)を行ったものの
その効果は市場にはさほど及ばないく代わりにドル安を招いた。
(ドルの増刷:
それまでドルは兌換紙幣で35㌦で金1オンスと
交換できたが、金との交換停止によって米国は打ち出の小づちのごとく
金との交換を気にせずにドルの増刷を図り国際基軸通貨として
世界にばらまく。)
▼欧州(ユーロ圏)共同体
ギリシャの財政危機以降、共同体である
ユーロ圏各国の財政も火の車
中国は
そのリスクの高いユーロ圏の国債を徐々に売り
日本の国債を買っている。
その額1兆3300億円。
▼なぜ、円高が進むのか
しかしながら、米国財政以上の借金、GDPの2倍近くまで借金が膨らみ、
しかも金利が安く、さらに震災、原発事故の放射能汚染の懸念と
大打撃を受けた日本の円がなぜここまで買われるのか。
市場では
『日本の財政赤字はすでに織り込み済みで、新たなる円安要因にはならない』
とされているが、単なるそれだけの理由なのか。
日本政府の抱える国および地方の債務残高
は約1140兆円。(出所:リアルタイム財政赤字カウンター http://www.kh-web.org/fin/)
いまや、世界はインフレ(物価高騰)、失業(スペインの失業率は
21%、米国は9.2%、日本はわずかに4.5%)という危機に貧困層からの
暴動が各所で起きているなかにあって
日本国内だけがデフレで物も食料も安く購入でき静かで
それはあたかも台風の目のなかにいるよう。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。(方丈記より)
世界同時不況と日本、検証は次回。
夢・情熱、あなたの想いが未来を創造する。
株式会社ユナイテッドコンサルティングファーム(UCF)
起業家精神が日本を元気にする
東京都中央区銀座6丁目8番7号、交詢ビルディング。当社オフィスより徒歩2分)
それでも円高は止まらない
8月20日(土)9時27分配信
円相場が戦後最高値を更新し、
1ドル=75円台を示す為替の電光ボード=19日夜、東京・銀座
このところ多忙の極みで更新できませんでした。
さらなる円高の兆候(1ドル=60円台へ)これまでのまとめ
▼米国債のデフォルトを瀬戸際で回避
先日
米政府債務上限引き上げ問題はデフォルト(債務不履行)回避期限の8月2日、
オバマ大統領が引き上げを認める与野党妥協案を上院通過後直ちに署名して
法案は成立した。
この結果、米国は期限までわずか10時間を残しデフォルト転落を免れた
(しかしながら、これは先延ばしにすぎない。つぎは秋ごろ)
11年度、財政赤字は3年連続1兆ドル(11会計年度米財務省が発表)
累積で1兆999億100万ドル(約84兆5000億円)の赤字となり、
赤字額が3年連続で1兆ドルの大台。
(12会計年度は、1兆1000億ドルの赤字の見通し)
▼米国債保有国世界第1は中国
強いドルの裏付けとしては、世界最強の軍事力の裏付けがあった
ものの、それも昨今陰りが見え始めた。
それまで米国債を買い続けて米国財政を支えてきたのが
同盟国(属国)の日本であったが
いまや仮想敵国だったはずの中国が米国債引き受けの世界1位
その額は外貨準備高の3分の1にあたる1兆1600億ドル(約90兆円)
といわれている。
(中国に表立って戦争を仕掛ければいっせいに米国債は売られる)
米国の基軸産業の1である軍事産業、国益のために中東に
戦争をしかけ、金融緩和といかがわしい金融商品(サブプライムローン)
によりかつてない好景気をもたらすもののリーマンショックで
そのバブルも崩壊する。
▼QE2(量的緩和第2弾)がさらなるドル安を招く
昨年のサブプライムにつづくリーマンショックで
QE2(量的緩和第2弾)ドルの増刷(6月末に終了)を行ったものの
その効果は市場にはさほど及ばないく代わりにドル安を招いた。
(ドルの増刷:
それまでドルは兌換紙幣で35㌦で金1オンスと
交換できたが、金との交換停止によって米国は打ち出の小づちのごとく
金との交換を気にせずにドルの増刷を図り国際基軸通貨として
世界にばらまく。)
▼欧州(ユーロ圏)共同体
ギリシャの財政危機以降、共同体である
ユーロ圏各国の財政も火の車
中国は
そのリスクの高いユーロ圏の国債を徐々に売り
日本の国債を買っている。
その額1兆3300億円。
▼なぜ、円高が進むのか
しかしながら、米国財政以上の借金、GDPの2倍近くまで借金が膨らみ、
しかも金利が安く、さらに震災、原発事故の放射能汚染の懸念と
大打撃を受けた日本の円がなぜここまで買われるのか。
市場では
『日本の財政赤字はすでに織り込み済みで、新たなる円安要因にはならない』
とされているが、単なるそれだけの理由なのか。
日本政府の抱える国および地方の債務残高
は約1140兆円。(出所:リアルタイム財政赤字カウンター http://www.kh-web.org/fin/)
いまや、世界はインフレ(物価高騰)、失業(スペインの失業率は
21%、米国は9.2%、日本はわずかに4.5%)という危機に貧困層からの
暴動が各所で起きているなかにあって
日本国内だけがデフレで物も食料も安く購入でき静かで
それはあたかも台風の目のなかにいるよう。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。(方丈記より)
世界同時不況と日本、検証は次回。
夢・情熱、あなたの想いが未来を創造する。
株式会社ユナイテッドコンサルティングファーム(UCF)
起業家精神が日本を元気にする
会社倒産を経てまた起業を試みようと
奮起中です。
記事、参考にさせてください。
ランキングポッチと押しておきました。
別にコメントは無くても良いので
私にもポッチとだけでもお願いします(笑)