徳は事業のもとなり(菜根譚)
起業家の精神
原文:
徳者事業之基。
未有基不固而棟宇堅久者。
心者後裔之根。
未有根不植而枝葉栄茂者。
書き下し文:
徳は事業の基なり。
未だ基固からずして棟宇の堅久なる者有らず。
心ある者は、後裔の根なり。
未だ根の植たずして枝葉の栄茂する者有らず。(菜根譚より)
意解:
事業を発展させる基礎になるのは、経営者其の人の持っている徳だという。
未有基不固而棟宇堅久者。
建物(事業)の基礎である徳が築かれていないのに、建物(事業)が堅固であった試しなし。
社会に役立とうとする気持ち(徳)は、ビジネスや起業をする際の土台となる精神である。
【解】 どのような気持ちで自分の生業(仕事)に就くべきかを説く格調高い名言中の名言です。
起業は才覚もさることながら、基礎となるものは、やはり『徳』
心者後裔之根。未有根不植而枝葉栄茂者。
土台の根っこに『徳』がなければどんな才覚があろうと華は咲かない。
(残念ながら今の中国は、目先の利益だけで、このことが欠如している)
事業を始め新たな仕事に就く際には、誰もが儲けや給料を先に考えがちですが、
一番大切なのは仕事の魅力を発見し好きになることです。
自分の仕事を通してどのような社会貢献ができるかを考えます。
心の底から自分の仕事の魅力が解れば、凄いエネルギーで仕事に取り組むことができるのです。
自分らしい華を咲かす
「経世済民」は経済活動の基本理念
経済とは「世を經め、民を濟ふ」の意。
リーダーは一時の業績にとらわれず、部下を元気付け、組織の大義名分を理解させて活性化することが重要。
【人生の羅針盤アーカイブ】
年収3000万円、やはり読書量と年収は比例する。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます